« 2008年1月27日 - 2008年2月2日 | トップページ | 2008年2月10日 - 2008年2月16日 »

2008/02/09

DASEIN…そこにある

[気分は昨日と同じなので、やはり旧稿から。題名だけ変えました。]
Unga
 だだっ広い世界にポツンと一人、放り出されている。
 一人って、自分で言っているけど、自分が一人なのかさえも分からない。
 自分では自分の姿が見えないから。
 迷子になった心が疼いている、ただ、それだけのことなのかもしれない。
 誰かに触れたい。誰かに触れて欲しい。
 何の拘りもなく、ただ、触れ欲しい。触れてみたい。
 たった、それだけのことが、どうしようもなく難しい。

 誰のせいでもなく、私は、やはり、独り、闇の中でポツンと、いる。
 通り過ぎた電信柱に貼られたチラシ、それとも白い壁にペイントされた落書き。
ガード下の薄暗い壁の剥がれ切れないでいる広告。
 私は、そういったものほどにさえ、確かに生きているとは感じられない。

続きを読む "DASEIN…そこにある"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/02/08

想いは消えない

 一体、この世に何が残るのだろうか。そもそも何か残したいのだろうか。
 あるいは残さないほうが潔い?

 この掛け替えのない自分。確かに自分というのは一人しかいないし、段々自分のことを気遣うのは自分しかこの世にないのだと、しみじみと感じてきている。
 だから、その意味で世間に迷惑を掛けないよう自分のことは自分で始末をつけたいとは思うけれど、さて、それも生きている間のことで、その後のことは、どう思えばいいのだろう。

Blue02

← 『Blue Myth』 (from 「La Moon」)

 ここで思うのは、一頃流行ったカオス理論でのバタフライ効果って奴である。
 まあ、正確さなど一切、度外視して説明すると、逐一の些細な差異が、継続して加算・加重されると、後に至っては非常に大きな違う結果に到る、という理屈である。

 で、敢えて卑近にも自分のことを思うなら、ここ、この世の片隅に一個の平凡なる人間がいる、それは極小の小宇宙に過ぎない。
 その取るに足りない人間のささやかな思いや願いや祈りや期待など、それこそ蝋燭の焔であって、気紛れな風の一吹きで掻き消されるような、存在自体があやうい、あれどもなきが如きものでもある。

続きを読む "想いは消えない"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008/02/07

冬に幽霊考?

Oyuki

→ 丸山応挙『幽霊画』(バークレー美術館蔵) (画像は、「第126話落語「応挙の幽霊」の舞台を歩く」(ホームページ:「落語の舞台を歩く」)から)

 幽霊に付いて、当り障りのない考察を試みよう。
 小生、怖がりなので、幽霊の気の障るような考察はしないつもりである。幽霊さんに気が付かれないよう、こっそりと、そして不意に幽霊さんが現れて絡まれないよう、辺りの気配を十分に探りつつ、あれこれ意味のない探求を試みたい。

 それにしても、まず幽霊について先ず気づくことは、幽霊には足のないとされること。

 幽霊は、江戸時代の怪談ものだと、柳の枝の垂れる薄暗いお堀端で不意に現れる。牡丹燈篭は別として、そうした状況で現れる幽霊さんというのは、決まって足がない。というか、下のほうが曖昧模糊としている。

 よく、幽霊には、足がないって言うけど、何処までがないんだろう。

続きを読む "冬に幽霊考?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/02/06

たまゆら考?

(前略)
 さて、ちょっと前置きが長くなった。やっと本題に入る。
 ちょっと入りづらいが、以下の一文は、「たまゆら」という言葉から、昨夜、小生が真っ先に浮かんだことなので、逸するわけにはいかないのである。
 人によっては、余談だ、冗談だという人もいるかもしれないが、小生の話は、もともと全てが余談なのだ! と開き直るというか、居直ることで、そんな揶揄を遣り過すことにする。
 小生、ぶっちゃけた話、ラジオで最初に「たまゆら」という言葉を聞いた時、実は、恥ずかしながら、「たまずら」のように聞こえた。

080205

 小生にしても、「たまゆら」という言葉は知らないわけではなかったのだが、そう聞こえたので、聞きとがめたというか、ついつい、リッスン ツーしてしまったのである。
 玉ずらとは、何か、どういう意味なのか、と聞かれても困る。そんな言葉は恐らくは、ないはずである。別に広辞苑を引いて調べたわけではないのだが… (でも、調べて、あったら、どうしよう)。

続きを読む "たまゆら考?"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

海の宇宙ステーション:シーオービター

 フランク・シェッツィング著の『知られざる宇宙 海の中のタイムトラベル』(鹿沼博史/訳、大月書店)を読んでいたら、「シーオービター」の話題に出会った。
 今日も海に関わる話題だが、どうも、海という言葉を(無論、本物の海を前にするともっと!)心が騒ぐ。

Julesverne1

→ 『海の宇宙ステーション シーオービター(Sea Orbiter)』(Illustration: Jacques Rougerie) (画像は、「Gemini - Research news from NTNU and SINTEF」より) このイラストも建築家のジャック・ルジュリさんの手になるものらしい。建築家も画才が必要だと痛感させられる。あくまでイラストとしての。その出来で行きすぎる人の目を一瞬でもオヤッと立ち止まることに成功するかどうかも、成功の鍵を握るのだろう。上掲書を読んで興味を抱いたのだが、ネットでこうした画像を見て、とりあえず記事に仕立てようかなと思ったのだ。ただ、子供の頃なら単純に夢物語であったのだが、漁業が乱獲で先行きが危惧されつつある中、これで、海の中が探査され尽くしたら、海は一体どうなるのかって、余計な(?)懸念を出だしてしまう。時代というものか、年齢なのか。

 それでいて、眺めている分にはいいが、海は怖いような気もする。
 母なる海、でもあるが、未知なる海、いまだ闇の海と感じられてならないのだ。
 なので、これから紹介する話題も、ちょっとアイロニカルに感じつつ、それでも惹かれるものがあってと、なんだか複雑な心境。

 そうした心境になるのは、小生には海は宇宙そのものに感じられるから、なのかもしれない。


 

続きを読む "海の宇宙ステーション:シーオービター"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/02/05

知られざる宇宙 海の中のタイムトラベル

水、海、と来ると、次は雲である!」の中で、「いつ、この本を手にすることができるだろう…」などと心細げに言及していたフランク・シェッツィング著の『知られざる宇宙 海の中のタイムトラベル』(鹿沼博史/訳、大月書店)を案外と早く手にすることが出来た。

Venus_flower_basket

← 本書で知った海の底の生物『カイロウドウケツ(偕老同穴)』 「カイロウドウケツには「偕老同穴」の字を充てるが、「偕老」及び「同穴」の出典は中国最古の詩篇である詩経に遡る。前者は邶風・撃鼓、後者は王風・大車に登場する。これらを合わせて「生きては共に老い、死しては同じ穴に葬られる」という、夫婦の契りの堅い様を意味する語となった。この語がカイロウドウケツ中のドウケツエビのつがいを評して用いられ、後に海綿自体の名前になったと言われている」。本書では、「カイロウドウケツ」についての記述もしっかり。(画像は、「カイロウドウケツ - Wikipedia」より)

 そろそろ半年(あるいはそれ以上)になろうとする(多分、あと数ヶ月は続くはず)、ブログでのマイブームテーマである、「水、海、雲、霧、空、川…」の一環で、読書も記事も主にこれらのテーマを巡るものになっている(但し、緩やかに、ゆったりと)。

続きを読む "知られざる宇宙 海の中のタイムトラベル"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/02/04

梁 石日著『タクシー狂躁曲』未満

 梁 石日(ヤン・ソギル)著の『タクシー狂躁曲』 (ちくま文庫 )を今頃になって読んだ。
 今頃とは、小生、これでもタクシードライバーの端くれだったのである。

9784480021588

→ 梁 石日(ヤン・ソギル)著の『タクシー狂躁曲』 (ちくま文庫 )

 ドライバーになろうと思ったのが95年の三月末、実際に走り始めたのは95年の9月になって。
 以来、昨年末に退社するまでタクシードライバーだった。
 12年3ヶ月。
 タクシードライバーとしては、96年の春先だったか初夏だったか覚えていないのだが、進路変更違反で失点した以外は、大過なく過ごした。
 まあ、至極、無難な、平穏無事なドライバーだったと言えよう(少なくとも数字や経歴の上では)。
 ゆえあって一時、中断しているが、事情が許せば続けるつもりでいる。
 
 タクシードライバーになりたての頃は、タクシー関連の本を片っ端から読んだ。
 といっても、そんなに数があるわけもなく、めぼしいものを読破するのにそんなに歳月を要しない。

 正直、読んでいて、うんざりした。あまりに退屈か、そうでなかったらあまりに荒唐無稽で現実離れしている。

続きを読む "梁 石日著『タクシー狂躁曲』未満"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/02/03

「日教組、全体集会開催を初めて中止へ ホテルが使用拒否」に関連して

中国製冷凍食品、健康被害959人・入院8人 厚労省」や「道路特定財源の暫定税率 延長か廃止か 意見さまざま - AGARA紀伊民報」などの報道が目立っているその蔭で、「日教組、全体集会開催を初めて中止へ ホテルが使用拒否」(ホームページ:「asahi.com:朝日新聞の速報ニュースサイト」)なんて由々しき事態が起きていた。
 小生は、この事態をテレビやラジオなどの報道ではなく、新聞を読んで初めて知った。
 以後、テレビのニュースで少しは採り上げられるかと思ったが、小生が気が付かなかっただけなのか、今日(土曜日)のところは全く報道されなかった(あるいは扱いが小さかった)。

 日教組と右翼(の街宣車)というと、小生には思い出すことがある。
 小生は、78年4月から81年3月まで落合近辺に暮らしていた(初め西落合、ついで上高田)。
 最寄の駅は、西武新宿線の新井薬師前駅
 上高田に引っ越してからだから、80年前後だったと思うが、正確な日にちは覚えていない。

 或る日、目覚めるとアパートの外から煩いだみ声が聞こえてくる。
 午前中だったと思う。
 あるいは通勤前だったか、土曜日か日曜日の朝だったのかは覚えていない。
 カーテン越しに外の様子を窺うと、晴れていた。

続きを読む "「日教組、全体集会開催を初めて中止へ ホテルが使用拒否」に関連して"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2008年1月27日 - 2008年2月2日 | トップページ | 2008年2月10日 - 2008年2月16日 »