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2008/12/19

他愛もない楽しみを見出す(後篇)

忙中ちょっとだけ閑あり」は読書拾遺的な日記でもあったが、この日記を書いて約十日になるが、生憎、読書のほうは順調とは言いかねる。
 以前、借り出しているトマージ・ディ・ランペドゥーサ作『山猫』 (小林 惺 訳 岩波文庫)と、ウィリアム・サマセット・モーム著『アシェンデン 英国情報部員のファイル』(中島賢二/岡田久雄訳 岩波文庫)は、ようやく『山猫』を読み始めたばかり。
 日中の空き時間に断続的になろうが、なんとか読書をしようと目論んでいるのだが、外出の機会が多く、侭にならない。

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→ 小生の部屋からの夕景。ひと時、ぼんやりと。ホッとする瞬間でもある。

 それなのに、田中聡著の『妖怪と怨霊の日本史』(集英社新書)や『リアルのゆくえ』(大塚英志+東浩紀 講談社現代新書)を借り出し、さらに火曜日、図書(ボードレール著『パリの憂鬱』渡辺邦彦訳 みすず書房)を返却するだけのつもりだったのに、ついつい新着図書コーナーの棚を覗いてしまい、ストロース/エリボン著『遠近の回想』(竹内信夫訳 みすず書房)を借り出してしまった。

『リアルのゆくえ』と『遠近の回想』とは対談(討論)形式の本なので、そんなに時間を要せずに読めるだろうという根拠のない見通しで借りたのだった。

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← 水曜日の夕方、銭湯へ行く際、夕景などを賞味。川向こうの工場の排煙がいつもながら気になる。ただの蒸気なのか…。 

 音楽(CD)については、加藤登紀子『ゴールデン・ベスト』 ウェーバー『歌劇 魔弾の射手 全3幕』 Sonny Rollins『+3』を返却。

 下記を借り出してきた:
ベスト・オブ・ジャズ・スタンダード
西部劇テーマベスト
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 vol.2』(永富和子:ピアノ)

 音楽は、風の音、鳥の囀り、木の葉の揺れる音、家の軋む音、畳の音、襖の音、カーテンの開け閉めの音、父母の気配、近くの川の上空を河口から遡上する旅客機の爆音、味噌汁の煮立つ音、パソコンのモーター音、家の裏を突っ走る車のエンジン音、折々行き交う人の話し声、廃品回収の車のテープ音、父母(らと)の話し声、壁の時計の秒針の音、そんな数知れない多様多彩な潤沢な音の数々で、十分すぎるほど楽しめる。
 咀嚼しきれないほどの音の洪水である!

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→ 南天。南天の実は赤いのもあれば白いのもあると聞いていたが、我が家の南天がまさにそうだった。

 父母との生活も慣れてきた面もあって、もともと人を世話する気遣いのある、気の利く人間ではないのだが、それなりに父母の生活が潤滑に行くように出来つつある(面もある)。
 田舎での生活で、いろんなことが生活習慣の中に入ってくる。田舎の習慣が少しずつ取り込めるってこと、それが少しずつ増えるってことも、楽しみと言えば楽しみなのかもしれない。

 父母らの目からしたら足りない点が遥かに多いのだろうけど。

 他愛もない楽しみというと、知り合いの家にたまに用事でお邪魔することがあるのだが、その家で飼っている猫たちに会うのも楽しみ。猫たちは様子見でこっちを窺っているが、小生はかまってもらいたくて、ちょっかいを出す。中には寄って来て愛想を振り撒く(?)猫ちゃんもいる。
(「今日は外出三昧? !  「猫! そして幻のポインセチア」篇」参照。)

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← 『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 vol.2』(永富和子:ピアノ)

 夜のアルバイトでは生活費が足りず、毎月、赤字が積み重なっていて、もう限界である。
 経済面も含め将来展望は立たないのだが、もう、開き直って、週に一度か二度、銭湯に通う。
 この銭湯通いが楽しみになっている。
 夏場は、水のシャワーで十分だった。銭湯なんて、考えもしなかった。

 でも、寒くなったこと、家の風呂場の給湯器の灯油がなくなったこともあって、最初は月に一度だった銭湯が週に一度に、あるいは最近はそれ以上の回数になりつつある。
 サウナもあるし、体重も測れる。
 今日(水曜日)も銭湯へ行ったのだが、入浴前、脱衣所で測ったら、68.45キロ。入浴後に測ったら、サウナに入ったこともあり、68.35キロだった。

 日中、散々、動き回った。
 今日は父の用事で車を使うことはなかったが、車にオイル交換の(時期を示す)警告灯が灯ったので、車を修理工場へ持ち込んで、診断してもらった。
 結果、警告灯の思いも寄らない点灯は、コンピューターのプログラミングの設定自体を変更する必要があり、根治はディーラーでないと難しいという。
 このままで乗っておられって。

 火曜日、母(と父)を病院へ。
 予約が入っていたのだ。
 診断・検査の結果は、まあ、大きな変化はないということ。
 それはともかく、処方箋を貰ってきたので、近所の所定の薬局で大量の薬を貰ってきた。
 これだけを飲むのか…と、母のことながら、うんざりする。

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→ クロード・レヴィ=ストロース/ディディエ・エリボン著『遠近の回想』(竹内信夫訳 みすず書房)

 その繰り返し。

 とは言っても、薬を飲むなどの日々に一番うんざりなのは、母なのである。

 当日の検査(診察)で異常がない限り、次回の検査(診断)までの、日々、服用する薬を貰う。
 そんな大量な薬を飲めるかなー、なんて思っていたら、日々、指示された時間での決まった量(数・種類)の薬をきちんと決められた通りに服用すると、次の検査の前日か当日の朝には、全て飲み尽くされてしまうようだった。

 家の庭に臨時の駐車場を作るため、コンクリートブロックを20個、購入した際、台車に積み、車に積み、車から降ろし、そのほか、父の所望で石油ファンヒーターをもう1台など、あれこれ買い物をしたこと、午前中は、母のリハビリと看護のため、看護師の方を呼び応対したこと、ゴミ出し、洗濯(2回)、買物、母の備品を求めるため市役所の出張所へ自転車で駆けたこと、などなど(家事は言うまでもない)。
 前日は、夜中の二時ごろ、仕事から帰ってきての日中の雑事の数々。
 だから、睡眠時間は足りていない。

 寝不足のせいだろうか、体が常に火照ったような状態になっている。

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← 今朝(19日)、せっせと臨時の駐車場作り。一台は止められるのだが、来客が重なることもあり、特設の駐車場を確保。コンクリートでちゃんとした場所を作りたいのだが、とりあえずは間に合わせで我慢。これだけの作業でも一汗、掻いてしまう。

 だから、体重が68キロ台だったとしても、瞬間値だと思っていたほうがいいのだろう。
 まあ、増えているよりはいいが。
 あと、3キロから4キロ減ったら、体重の減少傾向に歯止めが掛かってほしいものなのだが。

 …これまで書かずに来たけれど、体重の減少は、ダイエットのせいでも(そんなことは小生はしない!)、春から夏に掛けての雑草との格闘のせいでもなく(これはハードだったが、楽しくもあった。案外、庭仕事、好きなのかも)、無器用な小生の家事や父母との慣れない生活のせいでもない。

 夜の車でのアルバイトが原因だと自分では思っている。
 人間関係に神経を擦り減らしている。

 社会の底辺で役立っている仕事だとは思う。
 ただ、自分には合わない仕事なのだ。
 
 他に仕事がないし、半ば意地でこれまで頑張ってきたけど、限界かも。

 自分の苦しさを自分で認めるのが切なくて、辛すぎることもあり、生々しい面もあり日記にも書けずにきた。

 何か他に仕事を探さないと、自分が潰れそう!

                                  (08/12/18作)

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