宝の山がうもれてる ? !
小生の居住する富山市の全貌について語るのは、ちょっと手に余る。
今日は地形について少々。
「富山市 - Wikipedia」によると:
富山県の中部に位置していて、県の面積の3分の1を占める。西部になだらかな呉羽丘陵が横たわるほかは、神通川、常願寺川などの川によって形成された沖積平野の富山平野が広がる。このため、南東部を見渡すと雄大な北アルプス立山連峰を一望できる。北部に目をやると、豊富な魚介類の宝庫である富山湾が広がっている。
富山県は面積の大きな県とは言いかねるが、それにしても、「県の面積の3分の1を占める」ってのは我が市ながら驚きである。
大合併以前の旧・富山市しか知らない小生には、合併のことはニュースなどで知ってはいたが、「上新川郡大沢野町、大山町、婦負郡八尾町、婦中町、山田村、細入村」などが富山市だなんて、未だ違和感がある。
御陰で富山市は、「全国の県庁所在地の中で2番目に広い」という(但し、人口密度は「下から3位」!)。
「「富山」字は戦国時代に初見される」というが、その昔は、「外山」とも呼称されていたとか。
地形もあっての、深山(しんざん)の外という説明もあったりする(あくまで説)。
小生は小学生の頃だったか、富の山、なんて思っていたけど、違ってた!
高校時代になって、富士山は、富山の侍(武士)って思い入れしようとしたけど、ちょっと無理があった!
…ただ、今でも思っているのは、房総半島に囲まれた東京湾という地形と、能登半島に守られているような富山湾という地形とが、日本地図(本州)の中で、長野県の諏訪か茅野近くの山を中心軸にして180度、回転させるとほぼ、同じように見えることに意義がありそうに思ったりしている(まだ、考えつくしていないのだが)。
小生の家は、旧・富山市のほぼ真ん中にあったのだが、新・富山市となると、ずっと海寄りの地域となる。
車などで市内をウロウロしても、今は富山市の一部となった「上新川郡大沢野町、大山町、婦負郡八尾町、婦中町、山田村、細入村」の大半は、滅多に車でも通ることはない。
なので、以前なら富山市の市街地から、大きなビルに視界が阻まれない限り、天候に恵まれれば、立山連峰などの雄姿を折々愛でることができる、などと気軽に書けたが、「上新川郡大沢野町、大山町、婦負郡八尾町、婦中町、山田村、細入村」といった、中には山間(やまあい)の地域だと、立山連峰がどんな風に見えるのか、あるいは見えないのか、が、全く想像が付かない。
あくまで富山市の市街地(旧・富山市)と無難な範囲に絞っておいて、話を進め、場合によってはもっと広い地区で立山連峰を眺められる…などと注釈を付けないといけない。
さて、所用があって、先日、婦中町のほうを車で移動することになった。
この日記に掲げる山々の光景は、婦中町からの画像である(といっても、婦中町も随分と広いのだが)。
富山市などの市民には、折々、あるいはしばしば眺められる北アルプス立山連峰の壮観な光景は、それぞれなりに思いいれがある。
何気なく眺めていても、瞑想に誘われるようでもある。
信号待ちなどの際、ビルや構造物の透き間から北アルプス立山連峰がその片鱗を垣間見せてくれて、退屈しない。
眺めている…わけだが、眺められている。見下(みおろ)されている。あるいは見守られてる。慰められる。取り囲まれている。
などなど、感じ方はその都度、いろいろで、変化があって当然だろう。
小生など、東京では風景もだが、サンバやベリーダンスなどのライブの追っかけをしていて、ストリートで、スタジオで、散々、写真を撮ったものだが、今は、家の周辺の写真は勿論だが、日々、北アルプス立山連峰の雄姿を追っ駆けするのに、大わらわだったりする。
眼が覚めると、天気を気にし、天候が良かったら、今日の立山連峰の見え方はどうだろうと、炊事をしつつも庭仕事をしつつも、気になってならない。
我が家からも昔は、北アルプス立山連峰の光景をこの手に抱くように眺められたらしいのだが、特に何年か前、家の前に立派な、しかも二階建ての家が建ってからは、それこそ細切れとなった、山の端っこがやっと覗き見られるだけである。
買物などの折には、かならずデジカメを持参する。
街道を自転車で駆けつつ、何処かいい撮影スポットはないか、いい撮影の瞬間はないかと、まあ、追っ駆けしているわけである。
やはり、市街地だとビルや構造物が多く、目では連峰がでっかく見えても、いざカメラを構えようとすると、電信柱や電線が縦横に走っていて、平地から眺める限り、それらが丁度視界のど真ん中を過(よ)ぎっている。
なんだか、イジワルされているみたいである。
← 用事があって寄った家に飼われているワンちゃん。貰われた頃から人間や車が嫌い(怖い)だったらしい。そっぽ向いちゃってる!
なので、たまに婦中町など、やや田圃などの多い、工場やスーパーがあっても、駐車場などの平坦な地の多い地区を走ると、北アルプス立山連峰がまるで手に取るように見えたりして、ああ、さっきは絶好の撮影スポットだったのに、ハンドルから手を離すわけにもいかないまま、見過ごしてしまった…などと車中で口惜しがったりしてしまう。
富山といえば、山(の眺め)もいいのだが、海だってある。
→ 飼い主に促されて、いやいや体をこちらへ向ける…。
が、生憎と海辺方面への用事が余りない。
慌しい日々なので、用事がない限り、わざわざ海沿いの地域へも足を運べない。
考えてみたら(たった今、気づいたのだが)、帰郷してそろそろ十ヶ月になろうというのに、海辺の地域へは一度も(夜中の仕事を除いては)行ったことがない。
そもそも郷里を離れて36年なので、郷里のこと全般を知らないわけである。
まあ、逆に言うと、海辺の町へ足を運ぶ楽しみが残っているということである。
山田村や大沢野、八尾など山手の方面だって、(夜中の仕事を除いては)行ったことがない。
まして、山自体には帰郷してからは全く足を踏み入れていない。
郷里にあって、楽しみを見つけるってのが小生の課題なのだが、きっと宝の山が一杯、あるに違いないと期待している。
我が郷里のことを情けないほど、知らないのだ。
そんなことなど車中でつらつら思いつつ、婦中町を走ったのだった。
← でも、カメラも知らない人も嫌いで、目を合わせようとしない。
参考:
「マイベスト百名山 富山市内から見る立山連峰」
「富山の様子(市内や、立山連峰)」
「室堂の夕方から翌朝まで-富山、立山黒部アルペンルート・旅行streetcar weblog 第二世紀」
(ホテル立山の屋上から見た下界の富山市内の写真や、ホテルの屋上からの夜空の無数の星々の画像(写真)など、興味深い写真が一杯。)
(08/12/24 作 08/12/26 加筆)
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