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2008/11/05

移ろいゆく季節を追って…読書・音楽拾遺(後篇)

 昨日、貰ったネギを植えたが、今朝(水曜日)もネギをもらった。追加で植えられって。
 まだ整地した畑に余裕がある。

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← 自転車を駆って図書館の行き帰りに通りかかった公園。そろそろ紅葉が始まりそう。それでも日中なら、東屋の中のベンチなどに腰掛けてひと時を過ごすこともできなくはない。

 来春はジャガイモを植える。年内には、ホウレン草の種などを蒔いてお終いか。

 我が家の庭や畑を花で一杯に、の一環で、あと菊や何かを植えるつもり。徐々にお花畑にする!

 === === ここから本文 === === 

 上松美香『mika agematsu』やメンデルスゾーン 『無言歌 (全曲) 』(ダニエル・アドニ:演奏 EMIミュージック・ジャパン)、そして『決定盤 永遠の映画音楽』を繰り返し聴き、返却。
 次に借り出したのは、モーツァルト/サリエリの『フルートと管弦楽の為の作品集 サリエリ:フルート協奏曲』(パトリック・ガロワ(フルート) ビクターエンタテインメント(株))と松岡みやび『クリスタルハープ』(オーマガトキ)、そして『ゴールデン☆ベスト 加藤登紀子 シングルス』(ユニバーサル インターナショナル)の三枚で、これらもとっかえひっかえ架け続けた。

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→ 『ゴールデン☆ベスト 加藤登紀子 シングルス』(ユニバーサル インターナショナル)

 小生は加藤登紀子(の歌)のファンなのである。
 今年の秋だったか、富山に来たのだが、貧乏人の小生にはチケットに手が出なかった。前後して大好きな研ナオコ も来富したのだが、やはり手が出ず。歯噛みするばかりだ。
 CDで我慢するしかない。

 そうはいっても、返却の期限が来る。
 上掲の三枚を返却し、次に昨日、借り出したのは、『ベートーベン:ピアノ協奏曲全集』(アルトゥール・ルービンシュタイン BMGJAPAN)と『グレン・グールド モスクワ・リサイタル』(ビクター)と『Voice~Special Best~高橋真梨子』(ビクターエンタテインメント)の三枚。
(いつも三枚借り出すのは一度に借りれる枚数が三枚と決まっているからである。)

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← 『Voice~Special Best~高橋真梨子』(ビクターエンタテインメント)

 アルトゥール・ルービンシュタインの弾くベートーベンのピアノ協奏曲を聴こうと思ったのは、一昨日のラジオで日本人女性として最初の宇宙飛行士となった慶應義塾大学医学部卒で医学博士の向井千秋さんの旦那さんへのインタビューを聴いてのこと。
 その方は、病理医の向井万起男氏である。
 同氏の話も興味深かったが、今は割愛するとして、話の最後に彼の好きな曲を架けるとなり、同氏が選んだのが、ルービンシュタインの弾くベートーベン、特に『皇帝』だったのである。

 久しぶりなので、小生も改めて聴きたくなった。

 ルービンシュタインの演奏もさることながら、もう四半世紀も昔だったか、彼の自伝(『ルービンシュタイン自伝神に愛されたピアニスト』だったと思うが…)も昔読んで感激したことを思い出す。
 ラッセルの自伝を読んでも感じたが、天才とはかくも燃え盛るものかとつくづく思い知らされた。

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→ エドワード・W.サイード著の『晩年のスタイル』 (大橋洋一 訳 岩波書店) 彼の本を読むのはこれで三冊目か。「芸術も人生も,時とともに成熟するのは自然なことである.しかし芸術家のなかには,人生の晩年に円熟に背を向け,気難しく,自分の属する社会と矛盾に満ちた関係を持つに至るものがいる.社会の容認と衝突してなお生き延びようとするこの芸術家の生のなかに,今日における〈追放された者〉の希望を見出す,サイードの最後の思考」といった本。小生も、見習わなくちゃ ? !

 グレン・グールドのCDに手を出したのは、エドワード・W.サイード著の『晩年のスタイル』 (大橋洋一 訳 岩波書店)を読んで、サイードがグールドをしきりに持ち上げていたから。
 音楽好き、クラシック好きなら一度は読んでみてもいいかも。

 久しぶりにグールドのバッハを聴いてみたくなったのだ…が、適当なCDが見当たらず、あったのは『グレン・グールド モスクワ・リサイタル』だけだったのだ。
 但し、グールドの生声が聴ける。何かの講演のようだ。
 
 小生は好きな歌手が何人かいるが、大概が女性歌手なのはどうしたことか。
 竹内まりや、加藤登紀子、研ナオコ、香西かおり、今井美樹そして高橋真梨子などである(ほかにも何人もいる!)。

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← ダグラス・ボッティング/著『フンボルト 地球学の開祖』(西川治/訳 前田伸人/訳 東洋書林 ) 「30代で南北アメリカ大陸(とりわけ、人跡未踏のベネズエラ、コロンビア、ペールの高山地域)を探検し、60代でシベリアや中央アジアを探検したフンボルトは、地質学から自然地理学、動物学、植物学にいたるまで、あらゆる学問分野に影響を及ぼし、気象学や海洋学、植物生態学など、その後の近代科学の生みの親となり、さらには国境を越えた科学者の組織化や情報交換、広範囲に及ぶ地磁気共同観測の実現に奔走し、後進の育成にも尽力した。ゲーテやフリードリヒ・ガウスと親交を保ち、チャールズ・ダーウィンをして「フンボルトの著書を読んで」自分の人生の方向が決まったと言わしめるほどの影響を与えた。この巨大な地球人の生涯をあまねく描写」と言われては読まずには居られない。

 余談だが、月曜日、図書館にてのこと。
 エドワード・W.サイード著の『晩年のスタイル』 (大橋洋一 訳 岩波書店)を読んで、グールドの曲や演奏、ルービンシュタインのピアノ演奏のことなど音楽の話題にいろいろと刺激を受けたことは前篇で書いた
 この本は刺激的な本だったのだが、まあ、小生如きが感想などは書かないとして、ただ本書の中で、例えば、映画『山猫』のことも話題になっていた。
 映画『山猫(gattopardo)』は、言わずと知れたルキーノ・ヴィスコンティ監督による作品。
 映画のみならずヴィスコンティのこと、役者の一人であるバート・ランカスターの演技のことを褒めていたのが印象的だったが、何より、原作を書いたジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ(Giuseppe Tomasi di Lampedusa)の話が印象的だった。
 なので、月曜日には何より原作『山猫』を借り出したかった。
 が、小生が足を運んだ図書館にはない。所蔵していない。
 それどころか、富山市内の公立図書館には、岩波文庫版も河出文庫版もないというのだ。
 カウンターの方(司書の方?)がパソコンで熱心に検索してくれたのだが、なんとか富山県内の図書館には新しく所蔵となった岩波文庫本があることは分かった。
 けれど、富山では新規に購入した本は、一年間は他の市への貸し出しはしないのだとか!
 購入したのは今年の三月なので、来年の三月までは借りられないというのである!
 ヒルマン監督ではないが、信じられなーい!

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→ トマージ・ディ・ランペドゥーサ作『山猫』 (小林 惺 訳 岩波文庫) 「ヴィスコンティ映画の原作を,初のイタリア語原典からの飜訳で世に贈る」という性格の本だが、サイード著の『晩年のスタイル』 の<晩年>というテーマとの絡みで言えば、「滅びゆく伝統とは?名誉とは? 貴族とは?」という点でクローズアップされている。いずれにしても、本文で書いているように、小生は本書を手に取るどころか、未だ全く見てもいない。…その前に、映画も観ていない!

 どうやら、河出文庫版は、「フランス語訳からの重訳で、著作権が切れたためかやっと原典からの翻訳が成った」、それが岩波文庫版(イタリア語からの原典訳)で、恐らくは、それを知った県内の誰かが購入を希望したのだろうと思われる(「『山猫』ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ(岩波文庫) - なんて退屈。」や特に「憂愁書架 ランペドゥーサ『山猫』」参照)。

 まあ、慌てる必要はないといえばないのだが、本は読みたいときに読みたい。
 仕方なく、購入希望だけはカードに必要事項を書いて提出しておいたが、ちょっとガッカリ。
 ポピュラーとまではいかないとしても、映画『山猫』の原作なのだから、映画ほど有名でないとしても、富山市内だって誰かしら希望者はあっただろうに(それとも、みんな所蔵がないと知って諦めた?)。
 
                             (08/11/04作)

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コメント

初めまして、
やいっちさん。
いろんな本読んでらっしゃいますね。
私には無理なことですね・・・
また、お邪魔します。

投稿: 愛ちゃん | 2008/11/05 21:15

僕も加藤登紀子さんのファンです。
デビュー曲の「赤い風船」はリアルタイムで知っています。
他にもアルフレッド・ハウゼの曲「愛のくらし」や
「百万本のバラ」なども好きです。
「百万本のバラ」のシングルCDを持っていますが
ジャケットは、この画像と同じドレスで
違うポーズのものです。
長谷川きよしさんとのデュエット曲「灰色の瞳」もいいですね。

投稿: 勿忘草 | 2008/11/05 23:05

愛ちゃんさん

ココログの更新で気になって飛んでいきました。
素敵な写真が一杯ですね。
小生も撮るけど、なかなか上手くいかない。
文章だけだと寂しいので、何か載せてる。

自分としてはいろんなところに行って風景などを楽しみたいけど、思い通りにいかない。
日常の合間合間にちびりちびりと本を読んでいるだけですよ。

投稿: やいっち | 2008/11/05 23:22

勿忘草さん

加藤登紀子さん、いいですね。
ファンというからにはヒット曲でなくても好きで聴く。

どの曲にも思いいれはありますが、「百万本のバラ」にはこの曲がヒットした当時、ちょっとお付き合いした女性の思い出が絡んで胸が切ない。

ある程度、熟年の者にもじっくり聴ける歌手が少ない中、彼女は貴重な存在です。

投稿: やいっち | 2008/11/06 02:05

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