帰郷して火事しました!
[以下は、先月初め頃、引っ越して三日目の<事件…事故?>の顛末です。そろそろほとぼりが冷めたようなので某所の日記(メモ書き)を転記します。自戒の念を籠めて! それにしても我ながら感心するのは、「ほとぼりが冷める」という表題で駄文を綴っていること。ホント、何に付いても書く奴なんだなー、我輩って!]
→ 何年か前、仕事の途中で遭遇した火事。ほぼ全焼だった。へたするとこうなっていたかもしれない…。
「帰郷して火事しました! 」
帰郷して火事してる…。
火事じゃなくって家事だろって、違うの、ホンマ、火事!
昼食後、両親が寝所で休んでいる間に、居間の灯油ストーブに給油しようとして失敗。
灯油缶からストーブに給油するホースの中の灯油が、熱を帯びて熱かった箇所に掛かり、発火!
灯油ストーブが真っ赤な焔に包まれた。
幸い、一月に親戚の勧めで設置してあった消火器を台所から持ってきて、ピンを外しホースを焔に向け、消化剤を吹きかけた。
凄い勢いで粉末状の消化剤が噴射され、一気に鎮火。
が、消火器を使う訓練の経験はあるものの、消火器の止め方が分からず、消化剤の桃色っぽい粉末が居間だけじゃなく、隣の台所にまで撒き散らされてしまって、少なくとも二部屋が消化剤のピンクに染まってしまった!!
色事のピンクの雰囲気は嫌いじゃないけど、消化剤のピンクは嫌いです!
幸い両親は寝所だったので粉を被ったのは小生ひとり。
火元の灯油ストーブは、灯油だけ燃えていたようで、延焼はしていない。それもすぐに消し去ったので、灯油ストーブも消化剤の桃色っぽい粉末を大量に被っているだけで、見たところ無事のようである。
火事の発生時間は多分、一時半頃だったと思う。
それからはひたすら掃除!
年末の大掃除だって何十年、やったことがないのに、とんだところで大掃除と相成ったのである。皮肉だ。
消化剤のピンクに染まった二部屋を一人で掃除!
でも、やるっきゃない!
まずは両親らが部屋にやってこない間に、両親が生活する場である居間(茶の間)を綺麗にしないといけない。
室内にピンクの粉末が舞い上がっているので、窓という窓を全開。
一時間ほど、己のドジさ加減に呆れつつ、せっせと掃除したころだろうか、玄関にお客!
こんな時に。
違った、姉だった。姉の子である姪っ子も連れて。
土曜日ということもあり、晩飯のオカズを作ってきてくれたのだ。
そのオカズを脇に置いてもらって、訳を話して掃除の手伝いをしてもらうことに。
助かった。
小生などとは比べ物にならないほどに掃除の手際も何もかもが的確。
二台の掃除機がフル稼働。
雑巾も十枚ほどを代わる代わる、噴いては洗いを繰り返す。
姪っ子の、スピードはゆっくりだけど、労を惜しまず丁寧に掃除する性格に気づいてみたり(姪っ子とは滅多に会うことはなかったのだ)。
四時前だったろうか、一応は片付いた。
隅々に入り込んだ粉までは取れないけれど、一遍に出来るはずもない。
姉と姪っ子は用事もあるし帰ってもらった。
二人、掃除するために来たようなものだ。申し訳ない!!
(後日、姉には菓子箱を渡し、姪っ子には植物園のパフェなどで奢ることに。)
ある程度、片付いた頃、お袋が居間に。
四時半過ぎか。
その前に、窓を閉め、エアコンなどの暖房を入れる。
そう、かの火元となった灯油ストーブも役目を果たしてくれる!!
もう、十何年も使い続けてきたストーブなのである。
やはり、やや不調気味になっていたが…。
疲れた!
午前中だって、引越し荷物の開梱をやっていたし。
五時ごろ、お袋が居間で過ごせることを確認し、今度は買出しへ自転車で。
行きは晴れていたが、スーパーを出た直後から雨が降り始め、その雨が霰に雪にと次々に変化する。
念のためにと、ツバつきの帽子を被ってきて良かった。
でもズボンなどはびしょ濡れになったけど。
六時からは、夕食の準備。台所の奥まったところなど、ピンク色の粉が目立つ。
食事していても、ふと見ると、掃除して乾いてきた部分に汚れが浮き上がってくるのが分かる。
ガラスの表面など、筋のような汚れが。
明日からも延々掃除が続きそうだ。
疲れた!
休めるものなら、日曜日くらいは休みたい。
でも、日曜日も外出する用事があるし、荷物の片付けは緒に着いたばかりだし、ピンク色の悪魔の粉末との格闘を続けないといけないし、休む暇がない。
← 一昨日、撮った夕日。買物の帰り近くの公園脇の小路から撮影。夕日の燃える赤ならば、見惚れていればいいのだが。
教訓その一。
消火器の使い方、特に止めかたも熟知しておくべき!
(あるいは、消化剤は一旦、使い出したなら、全部、噴射されてしまうものなのか?)
教訓その二。
忙しくても、焦っちゃいけません。
教訓その三。
どうせなら、ハートに火を灯しましょう!!
[後日談:今も居間や台所の隅っこをよく見ると、ピンク色の粉が残っている!]
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コメント
恐ろしい事になりましたね。火事もですが消火活動もです。なるほど、それだけの火を出しながら延焼の被害は全くなかった様でよかったですが、消火液の被害は二次被害ですね。
例えば毛布などで包んでしまっても消火出来ていたでしょうがリスクも高く毛布一枚が犠牲になりますよね。もしくは時間が掛かれば煤けて室内が汚れる。
消火器は一度吹き出したら如何なる火元でも完全消火することが絶対条件ですから、燻らせるように途中で止まる事は無いと思います。消火器一台分は必ず消費します。一つで消せない火事は手遅れもしくは消防車出動の炎上なんですね。写真の夕日のように。
投稿: pfaelzerwein | 2008/04/25 15:03
pfaelzerweinさん
今回は、不幸中の幸いと言うべきか、灯油ストーブに垂れ零れた灯油の発火だけで消化できました。
灯油ストーブも一応、安泰。
それより消化剤による二次被害のほうが遥かに大変だった。
毛布でも消せたかもしれないけれど、居間にはなかったし、第一、思いつかなかった。
消火器の消化剤は今回に関しては必要以上の威力を発揮しましたが、まあ、居間と台所の二部屋がピンクに染まっただけで済んだことを良しとしなくちゃね。
自戒の念を籠め恥ずかしい日記を披露した次第です。
投稿: やいっち | 2008/04/26 09:47
やいっちさん、
おひさしぶりです。\(^o^)/
先日、こちらの記事がありました!
火元にポイ!!「消火弾」 ヱビス科学研究所
4月28日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000056-san-ind
こりゃー、グッド・アイデア商品ですな!?
投稿: Kimball | 2008/05/03 16:14
Kimballさん
なるほど、使い勝手が良さそうですね。
試してみる(?)価値がありそうです。
投稿: やいっち | 2008/05/03 23:14