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2008/03/06

久しぶりの床屋

久しぶりの床屋。
久しぶりって、どのくらい?
一ヶ月? 三ヶ月? 半年? 
まさか、一年ぶりってことはないよね。

ブー。
実は、この前、床屋さんへ行ったのは、1995年8月!

以前、何処かで書いたけど、前の仕事のための証明書写真を撮るため、仕方なく床屋さんへ。

1995年8月の前は、1994年2月末。京都の病院を退院する直前。

1994年2月末から1995年8月までの間、床屋さんへ行かなかったのは、1994年4月(退職が決まったのは、1994年2月末。退院し、会社へ行ったその日)から失業していたから、床屋さんなんて贅沢(?)は論外だったという事情があった。

その間は、自分でハサミやカミソリで鏡を見ながら適当にバッサバッサ。前のほうは鏡で調えられるが、後ろのほうは文字通り適当!

1981年4月から1994年3月までのサラリーマン時代は、近くに話のウマの合う床屋さんがいたので、半ばお喋り目的で月に一度のペースで頭をあたってもらっていた。

さて、話の流れからあるいは察することが出来るかもしれない。

そう、未だ見習いの形だけれど、いよいよ、働き出す。
初日が迫っているので、最初くらいはきっちりしようと、身だしなみを整えようと殊勝にも思ったわけである。

家を出たのは午後五時。天候の変化の激しい日だったが、丁度、青空も見えていて、外出(買物もあった)のチャンスだと、自転車で出かけた。

が、郷里では高校時代以来、床屋さんへ足を運んだことがない。

高校の時、七十歳ほどの人に刈ってもらったけれど、さすがにその方もご存命とは思えない。
そもそもその床屋さんが何処にあったか、記憶に定かではない。
また、今もその店が健在なのかも分からない。
青空を見て急に思い立ったので、寝所で休んでいる父母に聞くこともできない。

まあ、晴れているんだし、自転車で散歩を兼ねて走って、床屋さんを探せばいい…。

それが甘かった。

なかなか床屋さんがみつからない。寂れつつある町なので店の数も少ないのだろうか。
その割りに、美容院は目に付く。
(美容院と理髪店の違いは?)

あっ、あそこに床屋さんが。

勇んで駆けつけてみたら、美容院とある。
男性だって、OKなんだろうけれど店の前に料金表が掲げてない。

小生は、髪をカットしたいだけなのである。

その店はパス。

キョロキョロしていたら、雲行きが急に怪しくなってきた。
真っ黒な雲が西の空にモクモクと。

ああ、まずい。
あれは雨か雪雲だ。

この寒さだと、雪を覚悟しないといけない。

と思っている間もなく、霰になり、雪がちらついてきた。

戻るか…。

決断できないままに、さらに自転車を駆る。
やや早めに走る。

とうとう、自宅から十分以上も掛かる場所に来てしまった。
そんなところに来てようやく見つかるのだ。

店のウインドーに値段が書いてある。
カットオンリーも可能。

自転車を駐輪場ではなく、庇のある店の真ん前に止めて、急いで店の中へ。

カットだけ、お願い。

12年と半年振りの床屋さん、そして大きな鏡、理髪店特有の椅子。

首にテープ。そして白いシーツをスッポリと。

ベテランの理容師さん。

髪は長め。刈り上げは嫌。

髪はパーマですか、それとも天然?

天然です。

小生、サラリーマン時代まではチックを使っていたが、辞めてからは髪には何も付けない主義を通している。

そろそろ整髪も終わりに近付いたころ、年輩のご婦人の理容師さんがクリームを使い無駄毛などを剃ろうと仕掛けた頃、先ほどの理容師さんが、

雪、激しくなってきましたね、と。

小生、思わず、店の外の様子を窺おうと、首を回したものだから、ご婦人の理容師さんが手にしていたカミソリと小生の鼻とが危うく鉢合わせになるところだった。
ご婦人も、びっくりされていた。

外を見ると店内が明るいせいもあるが既に暗い。そして、雪が降り頻っている。

あの雪の中を自転車で十分以上も走るのか…。

せっかく刈ってもらったのに、ダメになっちゃうな、と呟いた。

すると理容師さんが、店にある傘、一本、持ってっていいですよ、と。

えっ、いいんですか。

初めての店、当然、店からしたら初めての客である。

カットが終わった。
12年と半年振りに見る、整髪された自分の髪。

今まで髪が長かったので目立たなかったが、髪が短くなってみると、自分の顔も体型と同じで太っている!!

さて、支払いを済ませる。

理容師さんが、そのピンク色のビニールの、いいですからと声を掛けてくれた。

じゃ、借ります、と云うと、

店主さん(?)、それ、パチンコでナントカなので、構わないんです、返さなくていいです、と。

そうですか、じゃ、お言葉に甘えて。

ありがとう、そう云って店を出た。ありがとうございました、の声が背中に。

分厚い雲もあって外はいつも以上に暗い。雪が止みそうにない。
自転車で走れば、雪は容赦なく体に頭に足に降りかかるに違いない。

でも傘がある。
それもピンク色の透明なビニール傘。
ブログでも縷々書いたが、雨や雪で傘差し運転をする際には、透明なビニール傘がいい。
その上、ピンク色だと、心も弾む。


余談:

父母は共に小生が髪を切ったことに気づかなかった。
床屋さんは、今回限りのつもりでいたけど、あの親切で、迷っている。

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コメント

結構散髪代が浮きますね^_^;
でも、そんなに長くしてせつなくは無いですか?
私の場合は薄くなっているので電気バリカンで丸刈りしております(^^ゞ
勿論散髪代を浮かせるためで色気は後回しです(^_^;)
でも後ろが見えないので適当な仕上がりになります。
ちなみに実家は床屋です(-。-)y-゜゜゜

投稿: 吾亦紅 | 2008/03/06 15:38

吾亦紅さん

> でも、そんなに長くしてせつなくは無いですか?

本文にも書いたけど、髪は自分でハサミやカミソリで切ってます。
夏は短めに冬は長めに、そうアバウトで。
後ろ、人に笑われたことがあります。

今回、せっかくの床屋さんなので、かなり短め。
なので、寒い!!

> ちなみに実家は床屋です(-。-)y-゜゜゜

あれま。多分、ひと目で自分で切ってるって気づくんでしょうね。
それとも、気づかないほど、上手く切ってるのかな。

投稿: やいっち | 2008/03/06 17:18

僕は行きつけの床屋があって、みっちり一時間、3500円でカット、洗髪、髭剃りしてもらっています。
床屋は月曜が祝日でも休むのですよね、面白い。
弥一さんもご存じのように、東京にはカットだけ、10分で千円という店が繁盛していますね。
僕は床屋との世間話が楽しいと思うのですがー。

投稿: oki | 2008/03/09 22:33

okiさん

小生には、行きつけの床屋は昔はあったけど、大田区に引っ越しては見つからなかった。

って、思い出した。
大田区に引っ越して間もない頃、近くの床屋さんへ行ったんだった。
でも、話が盛り上がらなくて、往くの止めた。
よっぽど、前の高輪の床屋へ会社の帰りにバイクで立ち寄ろうかと思ったんだった。

投稿: やいっち | 2008/03/10 01:17

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