誰もいない森の中の倒木の音
ハズラト・イナーヤト・ハーン著『音の神秘―生命は音楽を奏でる』(土取 利行訳、平河出版社)を読了した。
といっても、本書のような神秘性・宗教性の高い本を読了したというのは、やや難を感じる。
かといって、目を通したというのも、見下しているかのようで、やはりこそばゆい。
いっそのこと通読したと、あっさり表現しておけばよかったのか。
さすがにこの手の宗教書ではないが、「音楽は宗教そのもの」と言い切る強烈な宗教的信念を持つ方の本に、安直に感想文など綴れない。
← 今年二月、夜の代々木公園で見かけた謎のドーム群。
金曜日は所要があって予定を変更し、休みを取ったが、時間が取れたので、上掲書の「訳者あとがき」をパソコンに転記する作業に没頭した。
筆者のイナーヤト・ハーンについての情報がネット上では(日本語では)あまり見つからなかったから、折を見て、転記した文の一部か全文をアップするつもりでいる。
さて、上掲の本を読んで、音楽、もっと言うと、音への思いを改めて巡らせてみた。
音、それも沈黙の音を巡っては、過去、若干のエッセイを綴ってみたことがある:
「誰もいない森の音」
さすがに、イナーヤト・ハーンの域には遥かに及ばないのだけど、上掲書を読みつつ、「夜 の 詩 想」などと共に、ふと思い出されたエッセイのうちの一つなので、せっかくなので改めて日の目を見させてやりたいのである。
「石橋睦美「朝の森」に寄せて」と併せて目を通してもらえればと思う。
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