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2007/11/22

俳優のマイケル・パークスじゃなく

[本稿は、11月12日頃に書いたもの。いつアップしようと思っているうち、タイミングを逸してしまった。とうとう十日も経過。まあ、ジャーナル的な内容ではないので、慌ててアップすることもない。ネット上での美を求めての散策なのだし、ゆっくりゆったり、がいいね。 (22日のアップに際し、記す)]

 マイケル・パークスというアーティストのことを偶然、知った。
 カルロ・モリーノという異色のデザイナーの仕事をあれこれ眺めているうちに、ひょんなことからマイケル・パークスなる存在に行き当たったのである。

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→ カルロ・モリーノ作品(画像は、「ヤマギワオンラインストア」より)

 カルロ・モリーノの斬新極まるテーブルは、家具などのデザイン界に衝撃を与え、その後かなり真似られていて、見る目がないと、
あやうく陳腐作品になりそうだが、今でも際立った存在感を示している。

 まあ、カルロ・モリーノのことは、後日、改めて触れることがあるだろう。関心が湧いた方は、「artshore 芸術海岸 カルロ・モリーノ、熱い身体」を覗かれるのがいいだろう。

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← マイケル・パークス(Michael Parks) 『Model and her Monkey』(Oil Sketch• 2002• 90 x 55cm • 35.5 x 21 2/3in) (画像は、「The World of Michael Parkes」より)

 さて、マイケル・パークスのこと。
 マイケル・パークス(Michael Parks)といっても、「天地創造(1966) 」や「帰郷(1965)」、「キル・ビル」「ザ・ヒットマン/危険な標的(1991)」などの映画に出演した、「さすらいのライダー」でも有名な俳優のマイケル・パークスのことではない。

 悲しいことに、このドラマ「さすらいのライダー」がテレビでオンエアーされた当時(74年頃)は、小生は学生でアパートでの貧乏暮らし。テレビなど縁のない生活で、バイク好きの小生だが、見逃している。…今も、貧乏暮らしは続いていて、まともなテレビはない。ガキの頃からの生粋の、そう、骨の髄からのテレビっ子なのだが…。

 ま、余談はやめておこう。長くなりそうだし。

 画家のマイケル・パークスである。
 といっても、小生にとっても初耳の人。
Michael Parkes - Wikipedia, the free encyclopedia」によると、1944年生れの「magic realism artist」で、ファンタジーに満ちた絵画を描く画家のようだ。

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→ マイケル・パークス(Michael Parks) 『Young Delilah』(Oil Sketch • 2004 • 45 x 61cm • 17.75 x 24in) (画像は、「The World of Michael Parkes」より)

 リトグラフや彫刻を専門としているようだが、ポスタープリントの形で容易に入手できるらしい:
AllPosters.co.jpのマイケル パークス ポスター」(ホームページ:「AllPosters.co.jp - 世界最大のポスター、絵画、写真の専門店!」)

 マイケル・パークス(Michael Parks)のOfficial website:
The World of Michael Parkes

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← マイケル・パークス(Michael Parks) 『Artist and Model』(Oil Sketch• 2002• 45 x 35cm • 17.75 x 13.75in) (画像は、「The World of Michael Parkes」より) 彼の絵には鬱屈したコンプレックスが感じられてならない。自尊心が根っこのところで傷ついているような。実際の彼はビデオや写真で見る限り、恰幅はいいし、ユーモアを解する男らしいのだが…。「Artist Michael Parkes Posters and Famous Stone Lithos 1-800-959-7979」を覗くと、マイケル・パークスのエロチックでユーモラスで時にコミカルでさえもある多彩な世界を楽しむことが出来る。

Michael Parkes - Wikipedia, the free encyclopedia」によるとマイケル・パークスは、 カンザス大学でグラフィックアートや絵画を勉強したが、アートの実習を放棄し、インドで「philosophical illumination」を探求してからは独自の世界を深めていったようだ。
 1944年生れの彼はヒッピー世代の一人でもあるとか。
(以下、「Michael Parkes - Wikipedia, the free encyclopedia」から拙訳(かなり意訳?)を試みるが、英語に堪能な方に改めてきちんと日本語に訳してもらえたらと思う。悲しいかなアーティストのマイケル・パークスについては、作品を掲載する頁は散見できたが、彼を紹介してくれるサイトは小生には見つけることができなかった。もしかしたらあるのかもしれないが。)

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→ マイケル・パークス(Michael Parks) 『The Summit』(drawing on vellum• 2007 • 52 x 69cm • 20 1/2 inches x 27 inches) (画像は、「The World of Michael Parkes」より)

 彼は彼の先生の間で流行っていた所謂、抽象表現主義の様式で描いていたが、内省のための沈黙ののち、彼のイメージする内的世界を満足のいく表現に齎すため、細部にこだわった繊細極まる様式で描くようになった。
 彼のスタイルは原則的にリアルに描くことで、魔的なリアリズムは今も変わらないようだ。

 彼は東西の秘教的な教義を研究した。彼の絵に描かれるイメージ上の形象はカバラ主義やタントラ教の影響を受けている(かの)ようだが、実際には彼の想像の力で表現されている。

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← マイケル・パークス(Michael Parks) 『Puppetmaster』(oil on wood ~ 1985 19.75 x 25.5in.) (画像は、「The World of Michael Parkes」より) 「The puppet master (a portly dwarf portraying the ego in its smallness and elaborate dress) uses a swan puppet to mesmerize the human spirit, represented by the woman. The tiger, or rather our animal instincts, is also held in check by the puppetmaster. At this moment, the time is not ripe for the spirit to walk away from the illusion that the puppetmaster has created.」 イメージする世界をリアルに描こうとすればするほと、世界は生々しく大きく感じられ、対する自分の存在が卑小なものに感じられる、だから彼の作品の多くにはdwarf(小人)が現れるのだろうか。魔的なまでにリアルな世界で自由に振舞えるのは、Juggler(曲芸師)かPuppetmaster(人形遣い)かでないと無理? いずれにしろ猛獣をも懐柔できるようでないと、真正直や奴は夢の世界では崖底に落ちてしまう!

 奇妙な獣(ビースト)が翼を持った神秘な女性と遭遇し、善と悪とが太古以来の葛藤を演じ(誰が善であり誰が悪だというのか)、無重力空間では世界は形を失い、ほとんどむき出しの心が現れる。

 パークスは学生の頃、すでにグラフィックアートに魅了されていたが、近年になって色の付いたリトグラフ(石版印刷)の技術に熟達してきた。

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→ マイケル・パークス(Michael Parks) 『The Juggler』(oil on wood ~ 1985 43.25 x 35.5in.) (画像は、「The World of Michael Parkes」より) 「The Juggler(曲芸師) is the first of 'the rope' paintings. Although the final surrealistic image apprears to have come into being quite naturally, it changed many times until it arrived at its finished state.」 マックス・エルンスト風? ダリ風? 浮遊感? 自由感? 不安感? 喜遊感?

 再度、マイケル・パークス(Michael Parks)のOfficial websiteを示すと、「The World of Michael Parkes」である。

 故あって自宅軟禁みたいな生活を送っている。美術館に行く余裕もない。こうしてネットの中で美術館や画廊巡りをしている。
 まだまだ数知れず、覗いてみたい世界や作家がいる!

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