« 雪の関越自動車道遭難未遂事件(4) | トップページ | 「夜という海」アップ »

2007/10/28

塵も積もれば…小銭の話

 以下は、「もとが両替商だから - J次郎2nd(じじい)のメモランダム - Yahoo!ブログ」なる記事へのコメントです。
 小銭の両替の話だが、なかなか面白い話になっている。

 本文にも載っているが、先ごろ、小ネタとしてちょっと話題になった下記のニュース(事件)が話題の背景としてある:
両替手数料高すぎる 銀行で逆上した男逮捕 西宮」(eo NEWS EXPRESS - 神戸ニュース

2007_1027071003tonai00131

→ 眼光鋭い、怪しい目?!

 冒頭のブログの記事は消えないが、ニュース記事はそれほどの日にちが経過しないうちに読めなくなる恐れが大きいので、一部なりともここでも転記しておく:

 銀行で小銭を両替する際の手数料の額に逆上し、行員のネクタイを引っ張ったとして、甲子園署は二十五日、暴行の現行犯で、西宮市内に住む自称新聞販売店従業員の男(28)を逮捕した。

 調べでは、男は同日午後二時四十分ごろ、同市内の三菱東京UFJ銀行甲子園支店の窓口で、現金三百五十円を五円硬貨七十枚に両替しようとしたが、手数料が三百十五円かかることを聞いて逆上し、窓口の行員に詰め寄り、止めようとした男性行員(53)のネクタイを引っ張った疑い。

 同行のホームページによると、両替手数料は五十枚までは無料だが、五十一枚以上は三百十五円かかるという。
                        [神戸新聞社]


「両替手数料は五十枚までは無料だが、五十一枚以上は三百十五円かかるという」……空恐ろしい話だ。
 銀行側にすれば、人件費が掛かるとかいろいろあるのだろうが、まあ、邪推すれば、敷居を高くして、労多くして実入りの少ない客は相手にしないということなのだろう(そうとしか思えない。貧乏人の僻みかもしれないが)。

 以下は、冒頭のブログ記事に寄せた小生のコメントである。一部、手直しした:

 === === === ===

実は、小生も小銭(一円と五円玉に限定!)は財布やポケットにあると邪魔で、瓶や缶に溜めておいた(貯金というより、放り込んだに近い)。
で、数年前、郵便局へ一部、持参。自動預け払い機に投入しようとしたが、小銭はダメ。なので窓口へ。
すると、窓口の姐さんが怪訝そうな顔をしつつも、受け取ってくれた。

が、なんと、お姉さん、預けた小銭を持って(抱えて)窓口を離れ奥の席へ。
何をしているのかと思いきや、一円と五円玉とを十個の山にしながら、数え始めているのだ!
小生、驚いた!
小生、どうせ、機械で数えるものと思っていたのだ。
そんな機械くらい、郵便局にある…はずじゃないのか。

あああ、ちょっと大き目の缶にたっぷりの小銭(ほとんどが一円玉や五円玉だが、若干、十円玉、五十円玉も混じっている。中には百円玉も若干。昔はリッチ(?)だった…)をお姉さんがせっせと数えている。

数え終わると二千円ほどだったか。
窓口に立ち、俯きながら、嫌な顔もせず(内心は分からないが)カウントしているお姉さんに、カウントする機械、ないのって聞くと、大きな郵便局にはあるけれど…だった。

待合席には少なからぬ数のお客さん。

申し訳ないことをしたと正直、つくづく反省。

実は部屋の中には缶や瓶にまだまだ溜まっている。
持って行く場所が近くにない!

でも、この頃はおカネに窮しているので、ポケットに小銭を多少、突っ込んで、できるだけ使うようにしている。
お蔭で、僅かながら小銭の山が低くなっている(ような気がする)。
                      (転記終り)
2007_1027071003tonai0013

← 冒頭の画像の正解は、決して「喪黒福造(もぐろふくぞう)」の目ではありません! 元画像はこれ。台風の余波で27日は東京も風雨。宵闇の迫る前に、雨垂れを撮ってみたのである。

 === === === === ===

以下は、このコメントに対するコメントへの小生のレス:
両替に限らず、従来はサービスだった業務がいろいろ有料になっている。郵便局も民営化なので、銀行業界に横並びとなるのでしょうね。
上の話は数年前のこと。今は、カウント機械があるかもしれないけど(疑問だけど)、もしかして有料になっているかも。
一円玉や五円玉を袋一杯、バスに乗って自動計算機のある窓口へ行くのも億劫。最近は、気分がいいときは、コンビニでのお釣りは募金箱に入れたりする。そのほうが、あとくされないし。
                      (転記終り)
 === === === === ===

 さて小銭。あれば便利だけど、溜まると始末に困ることもある。
 小まめな性格の人なら、買物の際に、面倒がらず、また恥ずかしがらず(男性は恥ずかしがる傾向が強い。何故だろう。格好悪いから? 小銭の扱い方から男性論・女性論や性格論が組み立てられる余地が少なからずあるように思う)、なるべく釣銭のないように日頃から努めるのだろう。
 要は、バカみたいに溜め込んでしまって、さて、その処分をどうしよう。消費税が今の5%から数パーセント上がって、6か7か、9か11か、要するに消費税を上乗せすると端数が出やすい税率になるのを待つか(これも、怖いような気がするが)、あるいは寄付か、それとも両替か。

 が、その両替が鬼門なのである。今までは郵便局は庶民の味方だったから、小生のような世間知らずが一円玉・五円玉(若干の十円玉や五十円玉)の山を抱えて、両替してってお願いしたら、自動で計数する機械がなくとも、顔で笑って心で怒り心頭であっても、とにかく数え、きちんと両替してくれて、且つ、手数料は掛からないという現実が、民営化となったなら、「両替手数料は五十枚までは無料だが、五十一枚以上は三百十五円かかるという」大方の民間銀行と同じになるのだろう(今、どういう手数料体系になっているか、小生は知らない。また、今後、どうなるかとなると、尚の事、小生には予見できない)。

2007_1027071003tonai0010

→ ベランダの手すりの雨滴。雨垂れは岩をも穿つ。塵も積もれば山となる。でも、根性なしだと、意志が砕けてしまって、取り崩してしまったり、ふっと溜め息を付いた拍子に塵を吹き飛ばしてしまったり、まあ、長い道を重い荷物を抱えて歩き続けるなんて、土台、無理なのである。…と愚痴りつつも、トボトボ歩き続けるのだけれど。

 実に細かい話である。要は、上記したように、日頃から小銭なんてと面倒がらず、恥ずかしがらず、一円玉からきちんと使うようにすればいいだけの話しだし、その気があるなら、募金箱に放り込んで世のため人のために使ってもらえばそれで済む話なのである。

 ホント、実に細かい話なのである。決して一円玉を(まして五円玉を)笑うわけではないが、買物して釣銭に混じる一円玉や五円玉を一年間、ポケットから出して空き缶か瓶に溜め込んでも大した金額には到底、ならない。
 小生の知り合いのように、小銭(一円玉や五円玉、十円玉、五十円玉、果ては百円玉も含めて!)は日頃の買物その他で使い切り、唯一、五百円玉だけはポケットや小勢入れから取り出して、大き目の透明な瓶に詰め込み、さて、一年経って、瓶の中の五百円玉を数えてみたら、数十万円になった。
 そのカネでちょっと旅行などに使ったと、茶飲み話に気軽に話をするようなスケールでは毛頭ないのである!

 やはり、根性を入れなおし、日頃から小銭を(小生の言う小銭はせいぜい五円玉止まりである。十円玉を小銭と呼ぶ勇気はない!)、小まめに使うか、そうでなかったら、募金箱か何かに投入するか、まあ、身奇麗にしていくのが分相応なのだろうと思うわけである。

 実を言うと、一円玉もおカネである。塵も積もれば山となる(Light gains make heavy purses.僅かな収益が重い財布を作る)。そんな高尚な話に持ち込むつもりだったのだけれど、やはり、どんな話でも、そこには人柄ってものが滲み出る。
 小生には無理な筋立てであった。つくづくそう思う。
 ホント、実に細かい話であった。

|

« 雪の関越自動車道遭難未遂事件(4) | トップページ | 「夜という海」アップ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

思い出話」カテゴリの記事

駄洒落・戯文・駄文」カテゴリの記事

コメント

私は手数料が掛からないように50枚数えて両替してます。
もしくはキャッシュコーナーで制限枚数以内で入金する。
。。って細かい話でした(笑)

だってみんな貯めてから「両替しておいて~」って!
そりゃ一番、金融機関に行くのは母ですが。。

投稿: ちゃり | 2007/10/28 22:10

ちゃりさん!
>私は手数料が掛からないように50枚数えて両替してます。
もしくはキャッシュコーナーで制限枚数以内で入金する。

そうそう、手間隙掛けないとダメですよね。
小生、少しは心を入れ替え、小銭(五円玉以下)をポケットに突っ込んで、買物に行くようにしています。

>だってみんな貯めてから「両替しておいて~」って!
そりゃ一番、金融機関に行くのは母ですが。。

なるほど、母していると、最後に面倒なこと、お鉢が回ってくるのはやはり母なのですね。ご苦労様です。ついでに、小生のもって、こりゃ、また、失礼を。

投稿: やいっち | 2007/10/29 00:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 塵も積もれば…小銭の話:

« 雪の関越自動車道遭難未遂事件(4) | トップページ | 「夜という海」アップ »