タクシーは手を挙げて拾ってね
[以下は、過日、[mixi]に書いた日記(2007年09月22日)からの転記。原文そのままなので、舌足らずな表現になっていることは御寛恕願いたい。改行の形式も原文通り。幾つかコメントを貰ったけれど、それらは転記するわけにいかないので、要点だけ「」内に書き、そのコメントへの小生のレス(●印)は原文通りに転記。]
→ 9月28日、信号待ちの最中に思わず撮った。夕焼けっぽい空。画像の真ん中の白い点は月影? 一番星? ただフロントウインドーに光の点が映っていただけ?
「悩ましい選択」
ある日の営業で。
信号待ちしていたら、交差点の向こう側に男性が立っている。いかにもタクシー待ち。交差する道路から空車のタクシーが来るかもしれないし、目の前に(潜在的な)お客さんが居ても、ぬか喜びの可能性があるわけで、無条件には喜べない。
ところで、その日はやたらと忙しい日だった。お客さんを下ろしたら、息つく暇もなく次のお客さんが見つかるといった状態。
嬉しい悲鳴。
逆にタクシーを捜している側からしたら、なんとか空車のタクシーを掴まえたいと懸命だったりする。
なんたって、目の前を行過ぎるタクシーはほとんどが実車か回送状態。
段々、焦ってきたりして、時計など眺めつつ目(と神経)は路上にタクシーを追い求めている。
さて、信号が変わった。交差する道から空車が来て、目の前のお客さんを拾われてしまうということもなかった。
と、その若い男性の手前に杖で体を支えつつ老婦人が出てくる。介添えの御婦人が一緒。
その介添えの方がサッと手を挙げる。
さて、小生、どうしたものか。タクシーはお客さんを選別してはならない。手前から載せるのが原則。
手前とは、同時に、先に手を挙げた人、あるいは当然ながら当方もそのお客さんが手を挙げているのを認識したという意味も含まれる(タクシードライバーが気付かない可能性だってありえる)。
この場合、小生のタクシーを先に発見し、先に手を上げたのは若い男性。
その手前に出てきた介添えの婦人を伴った老婦人は、距離的には手前だが、現認した時間的な前後関係からしたら後なのである。
小生は、道義的には、あるいは心情的には介添え人のいる老婦人ら二人連れを乗せたかった。
でも、理屈からしたら、若い男性が先。
なので、二人の前を走り過ぎ、若い男性を乗せた。
心に割り切れないものを感じつつ。
さて、老婦人と介添えの婦人の二人は呆気に取られた表情で小生の車を見送る。
まるで、杖を突いた老婦人らを乗せるのは面倒なので、乗車拒否し、乗せ易い若い男性を優先させたかのように見えただろう。
見えただけじゃなく、我々二人を邪険に扱い、無視し、通り過ぎて、若い男性を乗せたんだと、不快に思った可能性もある(多分、可能性じゃなく、そう思ったに違いない)!
普段、こんなふうに、町角で二人(二件)のお客さんに遭遇することは滅多にない。お客さんを見つけるのに苦労している毎日だし。
でも、ちょっとでも忙しくなると、こんな悩ましいケースに間々、遭遇するのである。
さて、小生の選択は間違っている?
← 同日の夜。月影が見事だった。でも、うまく撮れない。街灯が妨げになっている。普段は街灯の有り難味を感じているんだけど。
●1.「仕事と人情との天秤で仕事を取った」
結構、日々、厄介な状況に遭遇します。
タクシー的に暇な時だったら、空車も多くて、小生が二人の婦人の前を行き過ぎ、男性を拾っても、直後に空車が来る(あるいは、信号が変わる前に大抵は他の空車が男性を拾う)。
タクシーはお客さんを選んではいけない、ロングの客だからとか、好みの客だからって選んでいたら、顰蹙モノだし、そもそも、混雑する東京の道路事情を考えると、選択する余裕もない。
躊躇は危ないんだよね。
でも、悩ましい。
●2.「タクシー待ちをしていて、来た!と思い、手を挙げたら、すぐ脇から他の人が出てきて手を上げ乗って行ってしまった」
都心だと(神奈川でもかな)、暇な時期なら、後から後から空車が来るから、こうした状況に遭遇することもあまりないのですが、忙しい時期となると、えてしてこんな悩ましい決断が迫られることが増えます。
とにかく、こうした場合、後味が悪いです。
男性を降ろしたあと、二人の婦人のところに戻って、あるいはあとから来たタクシーに乗ってくれたのなら、追っていって、二人にこういう訳なのですって、説明したいほどの気持ち。
あ、それと、一般的な注意事項ですが、手の挙げ方もしっかり挙げたほうが間違いない。
手をちょこっと上げる人が居る。きっとシャイな人なんだろうけど、タクシードライバーからしたら、迷いの元。髪をいじっただけかもしれないし、タクシーを待っているとしても、個人とか特定の会社のタクシーを選んでいるのかなと思えたりする(東京には路上であってもタクシーを選んで乗る人が多い)。
混雑する路上を走行していて、躊躇や迷いは事故の元。
なので、しっかり手を上げ乗るという意志を明確に行為(身振りや手振り)で示したほうがタクシーとしても止め易いし乗せ易い。
というのも、はっきりしたアクションは、タクシーの後ろを走る他の車の運転手やバイクにも見えるので、ああ、このタクシー、止まるんだなと分かりやすいってこともある。
尤も、日記に書いた事情とはちょっと話が違うけど。
ま、判断に迷うような状況が実に多い!
●3.「後から出てきた人に、先に見つけたタクシーを横取りされた」「お客さんに説明できないものか」
乗せる立場のタクシードライバーもあれこれ思うことがありますが、お客さんの立場でもいろんな体験があるものですね。
先に見つけたお客さんが先といったって、勢いというのか、我が侭な人が居て、頭越しというか、もう、勝手にドアの脇に立ってしまう人がいる。
そんな人をダメですというわけにもいかない。乗りなれた人、他人のことなど構わない人が勝ちってこともあって、これも現実なのかなと思ったり。
「やいっちゃんも、そのお客さんに、「いや~、お年寄りだったし、実は迷ったんですけれど、お客さんのほうが先立ったから、こういうときは自分たちもけっこう迷うんですよ~」とか立場をさりげなく説明すると、お互いの事情の理解が進むと思うよ~!」ってのは、分かるけど、小生が説明したいのは、乗せられなかった、ご老人のほうに、なのですよ!
●4.「タクシーにも客の側にも事情があるから仕方ないのかも」「本当に必要なら無線で呼ぶしかない」
そう、お互いに事情があるし、状況によってどのようなこともありえる。ホント、仕事は生き物だとつくづく思います。
乗りたい人、乗る必要が生じる時ってのは、千差万別だし、必要の程度も濃淡は際限なく多様。
乗せるほうと乗りたいほうとのニーズが合致するってのは常にうまく行くとは限らない。
とにかく今は、無線に限らず、会社によってサービス内容は違いますが、カーナビからカード利用からETCは無論のこと、中には夏場はおしぼりを用意している人もいるとか。
でも、まあ、究極のサービスは安全第一なのでしょうが。
●5.「距離的手前から乗せるが原則かと思っていた」「乗せられなかった婦人たちのために電話で仲間を呼べないものか」
距離的手前は勿論だけど、時間的手前もあるんですね。
「距離的手前の人は自分の後方の人が先に手を挙げたのはわからない」としても、先に待っていた人と空車の小生の側とは暗黙の契約関係のようなものが成立している。
そのため、結果的に老婦人らに乗車拒否と思われる可能性があっても、というのが杓子定規な理屈なのかな。
「走りながら 窓を開け「あちらの方が先だったので・・」と謝りながら走り去るなんてことはできない??? それか「仲間呼びますからね~」と叫ぶとか・・・」ってのは、東京(都心)では難しいかな。
わざわざ止めておいて、窓を開けて説明して、通り過ぎたりしたら、それこそ事情を分かってもらえたとしても、嫌がらせに思われかねない。
東京でも郊外なら、そんな余裕もあるかもしれないし、そんな風景が当たり前になれば素晴らしいだろうけど。
つまり、まず空車のタクシーが他に見当たらないような場所(や時間)だったら、そもそもお客さんが無線でタクシーを呼ぶだろうと考えられるわけです。
現実的には、東京のような潜在的に空車のタクシーが多く、流しのタクシーを拾うのが当たり前という土地柄で、路上に立てばすぐに空車のタクシーが掴まる筈という状況が前提にあって、しかし予想外に(天気のせいか、何かイベントが多いのか、景気が案外と良かったのか、電車の事故があって電車に乗れなかった人が路上に溢れたとか…etc.)掴まえるのが難しい、そんな掴まりにくい状況を予想していなかったので、無線で呼ぶ必要もないだろうという目論見で路上に出てきた、という状況なのです。
とにかくありとあらゆる微妙な状況が日々、待ち構えている。
タクシーは、絶対、退屈しない仕事ですね。
(以上、転記)
→ 同日の夜、都内・青山墓地近くの公園。街灯に照らし出されて…。
=======================
[以下は、10月1日に書いたこの日記への補足メモ]
タクシー業務は幾つかの法律に基づき、あるいは法令を守ることで成り立っている。
大きくは、タクシーのみならず一般の車両にも網の掛かる「道路運送法」で、ここでは「第1章 総 則」の(目的)「第1条」のみを示しておく:
この法律は、貨物自動車運送事業法(平成元年法律第83号)と相まつて、道路運送事業の運営を適正かつ合理的なものとし、並びに道路運送の分野における利用者の需要の多様化及び高度化に的確に対応したサービスの円滑かつ確実な提供を促進することにより、輸送の安全を確保し、道路運送の利用者の利益の保護及びその利便の増進を図るとともに、道路運送の総合的な発達を図り、もつて公共の福祉を増進することを目的とする。
これまた大きく網の掛かっている法律として「道路運送車両法」がある。
ここでは「第1章 総 則」の(この法律の目的)「第1条」のみを示しておく:
この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。
本件に直接関わる法律というと、「旅客自動車運送事業運輸規則」である。
まず、「第一章 総則」の(目的)「第一条」を示す:
この省令は、旅客自動車運送事業の適正な運営を確保することにより、輸送の安全及び旅客の利便を図ることを目的とする。
で、本件に関わる(一般準則)は下記:
第二条 旅客自動車運送事業者(旅客自動車運送事業を経営する者をいう。以下同じ。)は、安全、確実かつ迅速に運輸を遂行するように努めなければならない。
2 旅客自動車運送事業者は、旅客又は公衆に対して、公平かつ懇切な取扱いをしなければならない。
3 旅客自動車運送事業者は、従業員に対し、輸送の安全及び旅客の利便を確保するため誠実に職務を遂行するように指導監督するとともに、当該指導監督を効果的かつ適切に行うため、必要な措置を講じなければならない。
4 旅客自動車運送事業者の従業員は、その職務に従事する場合は、輸送の安全及び旅客の利便を確保することに努めなければならない。
← やはり同日同時刻同じ公園で。街灯のない状態…。この光景を心象風景に小生は仮眠を取った。
「旅客又は公衆に対して、公平かつ懇切な取扱いをしなければならない」が今、問題になる箇所である。
旅客とは、バスやタクシーの乗客、公衆とは、バス停でバスを待つ(潜在的な)客、あるいは立ち待ちしている(やはり潜在的な)客(もっと一般的には、路上に居る、あるいは家庭に居る全ての人が潜在的は客なので、公衆という表現になるものと解されるの)である。
タクシードライバー(たる小生)が信号待ちで停車している際に、交差点の向こう側に立っている若い男性と、後で脇から男性の手前に出てきた二人の婦人は、どちらが旅客でどちらが公衆かはともかく、いずれにしても「公平かつ懇切な取扱いをしなければならない」のである。
では、どちらのユーザーを優先すべきか。タクシードライバーが先に見つけた(当然、若い男もこちらの存在に気付いている)若い男性か、後になって脇から出てきた、しかし男性よりタクシードライバーから見て手前の二人のご婦人方か。
この点については、法律に更に詳細な規定があったかどうか、定かではない(勉強不足!)。
ただ、明らかに言えるのは、どちらのユーザーが先に手を上げて当方(のタクシー)に乗る意志を示したか、が鍵になるということである。
つまり、若い男性が気持ちの上で(つまり胸中で)先にやってきた空車のタクシーに乗ろうと思っていても、手を挙げないと、まだ実質的には客ではない。
気持ちの上で(自分の積もりでは)あのタクシーはオレが掴まえたと思っていても、手を挙げない限りは、未だ正式の契約が成立していない。
ドライバーの側が乗せたいと思い、且つ、乗る積もりの人が手を挙げた時点で、暗黙の契約が成立すると考えられる。
よって、仮に男性が手を挙げて乗る意志を示し、当方が目で確認し、タクシー特有の点滅ランプで乗せますよという意志を示した段階で暗黙の契約が成立することになる。
その場合は、後から男性の手前にご婦人方が出てきて手を上げ乗る意志を示しても、道義的にも運輸規則からしても、若い男性に軍配が上がると考えるべきだろう。
逆に男性が乗る意志があり、交差点の向こうの空車のタクシーは自分が当然、乗ると思っていても、信号が変わってタクシーが近づいてきた際に手を挙げなかったなら、脇から出てきた当方からすると手前のご婦人方が手を挙げ、乗る仕草や動作を示したなら、距離的な近さという関係からして、ご婦人方を乗せても、運輸規則上、問題にはならないと考えられる(考える余地が大いにある)。
タクシーは、「旅客又は公衆に対して、公平かつ懇切な取扱いをしなければならない」のだから、(時間的にも)
手前の人から乗せるのが公平だと考えられるわけである。
その際、ほぼ同じ場所に立っていたなら、手を上げたほうが(その挙措を示した人物のほうが)優先されると考えられる。
意志を動作で明確に示すことが大事なわけである。
また、本件の場合、男性が先に手を挙げていたので、タッチの差ではあるが(理屈の上では)若い男性を乗せるべきとなるわけである。
そうはいっても、釈然としないものがあって、気分はすっきりしないままだったのだが(だから、こんな日記やブログを書く羽目になっている)。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 何十年ぶりにマフラーの登場(2024.12.11)
- 柴ストーブを脇目に数学エッセイを堪能する(2024.12.10)
- 俳優の中山美穂さん死亡(2024.12.09)
- しらすとちりめんじゃこの違い(2024.12.06)
- ハン・ガン著『菜食主義者』を読んだ(2024.12.05)
「タクシーエッセイ」カテゴリの記事
- 柴ストーブを脇目に数学エッセイを堪能する(2024.12.10)
- 俳優の中山美穂さん死亡(2024.12.09)
- しらすとちりめんじゃこの違い(2024.12.06)
- ハン・ガン著『菜食主義者』を読んだ(2024.12.05)
- 「日本航空123便墜落事故」(事件)の真相解明を!(2024.12.02)
「社会一般」カテゴリの記事
- 何十年ぶりにマフラーの登場(2024.12.11)
- 俳優の中山美穂さん死亡(2024.12.09)
- しらすとちりめんじゃこの違い(2024.12.06)
- ハン・ガン著『菜食主義者』を読んだ(2024.12.05)
- 「日本航空123便墜落事故」(事件)の真相解明を!(2024.12.02)
コメント
ああ、明らかに誤解されたよなあ・・・という悩ましい出来事ってありますよね。
心中お察しします。
実は私も客の立場で非常に嫌な思いをしたことがあります。
もうだいぶ以前の話ですが、カタギの会社員をしていた頃、終電間際まで残業をして、疲れていたのと万が一にも電車に乗り遅れたくないという気持ちで、電話で会社の正門前にタクシーを呼んだんです。
ところが正門前には、私の他に二人組の男性がちょうど居合わせて、「タクシーを呼びますか」というような会話をしていたんですね。そして、その数秒後に私の呼んだ(と思われる)タクシーがやって来て、ここぞとばかりにその二人組が手を上げたんです。
タクシーの運転手さんにも、二人組にもたぶん悪意はなかったとは思うのですが、運転手さんも手を上げた方が呼んだ客だと思ったのか、名前も確認せずその男性客二人を乗せてしまったんです・・・。(一応、私も主張はしたんですが、まったく相手にされませんでした;;)
携帯がまだ普及する前の出来事で、すぐにタクシー会社に確認することもできず・・・。
あまりの出来事にどうしたらいいのか見当もつかず、ただ呆然とテールランプを見送りました。
こういう、どうにもならないケースもありますが・・・。
やいっちさんが結果的に乗車拒否をしているように見える状況になってしまったご婦人方の場合、たぶん「あっちのお客さんの方が早かったのね」あるいは、最悪でも「気づかなかったのね」と、理解してもらえたんじゃないでしょうか。
お客さんの性格も対応も千差万別ですが、運転手さん側からの物の見方や基準は分からなくても、客としての経験は色々お持ちでしょうから、そういうこともあると、ちゃんと分かっている人は多いと思います(^-^)
長々失礼いたしました。
投稿: 縷紅 | 2007/10/01 18:21
縷紅さん、コメント、ありがとう。
運転手とお客さん、あるいは路上で立ち待ちしている方、それぞれに思いが交錯しているのでしょうね。
乗せることができなかった方へ、車を戻して、こういうわけだったのです、なんて説明できるはずもなく、誤解は誤解のままに他の用事に紛れ忘れていく…けれど、何かの折に、あの時、素通りしたタクシーが居たなとか、オレが手を挙げていたのに他の客を乗せたなとか、車内で不快なことがあったとか。
エアコンにしても、乗り慣れている人は遠慮せず、もっと冷房を効かせてとか、止めてとか、ラジオだって、野球(競馬)に変えてとか、消してとか言う。
近距離だって構わず乗る(そう、遠慮せず乗って欲しいのだ)。
慣れないと、つい、遠慮して、運転手が黙っていると、近距離だから不機嫌なのだろうと、見当違いなことを思ったまま、気詰まりに思いつつ乗り、そして降りていく。
誤解は解きたいものです。
さて、縷紅さんの件はとんでもない事例です。断然、タクシー会社に文句を言うべきです。タクシーの運転手は、無線で呼ばれた場合、念のため相手の名前とか、無線の際に話した事項を確認する義務があります。
その運転手はそうした最低限の義務を怠ったことになるわけで、厳しくその怠慢を指弾されるべきです。
本文で採り上げた事例。まあ、道義的には黙って二人のご婦人を乗せちゃって、若い男性には我慢してもらうってのが(理屈はともかくとして)いいのかもしれない、なんて。
まあ、交通は生き物です。ありとあらゆる事例があります。
投稿: やいっち | 2007/10/02 07:11
やいっちさん、お返事ありがとうございます。
>道義的には黙って二人のご婦人を乗せちゃって、若い男性には我慢してもらうってのが(理屈はともかくとして)いいのかもしれない
これは私もチラリと考えました。
たぶん、私がその立場だったら、これを選ぶかもしれませんが・・・
でも、考えてみればその若い男性だって、もしかすると親が危篤で一刻も早く会社に帰らないといけない・・・という状況だったかもしれませんし。やはり、路上の一瞬で正しい選択をするというのは、難しいですよね。
余談ですが。
地方小都市クラスの場合、無線でタクシーを呼んだ時に乗車時の確認はしないのが一般的かもしれません。今は分かりませんが、その当時は少なくともそうだったと思います。
複数の客が居合わせること自体が珍しい状況では、多少同情の余地はあるかな・・・と、思ってます。
投稿: 縷紅 | 2007/10/02 11:33
縷紅さん
とにかく、交通状況は実に目まぐるしく変化するし、交差点の、横断歩道近くに乗るのに時間が掛かりそうな方が手を上げ、乗り込まれると、後ろからクラクションが鳴ったりして、神経が細る思いです(開き直るしかないけど)。
とにかく、お客さんにはどんな事情があるか分からない。
確かに外見だけからしたら、介添え人のいる老婦人を乗せたい、でも、仰られるように若い男性にだってどんな事情があるか分からない(急用、体調不良、試験の会場へ時間的にギリギリ…、etc.)。
よって、杓子定規に手を先に挙げた人を乗せるのが無難なのかなって…。釈然としない思いを引きずりつつ…。
地方都市の事情はちょっと分からない。でも、相手を確認するのは最低限の義務だと思うんだけど。昔は違う?
事情はどうあれ、タクシー会社かタクシーセンターのような場所に抗議をすべきかも。でも、それも厄介かな。
投稿: やいっち | 2007/10/02 19:38