雪の関越自動車道遭難未遂事件(5)
「雪の関越自動車道遭難未遂事件(5):高速道路のほうがましでした篇」
(ノリック追悼記念レポート:「雪の関越自動車道遭難未遂事件(4):料金所通過が難関でした篇」より続く)
ああ、やっと、一般道だ。きっと、GSもあるに違いない。宿もあるだろう。炬燵に入れる。飯も食える。
けれど、そんな期待がいかに甘いかをまたまた嫌というほど思い知らされることになるのだった。
→ 05年末、郷里にて。
やっとのことで料金所を通過したはいいが、そこから一般道へは緩やかにカーブしており、さらに普段だと下りだとは分からないようなスロープ状になっている。
怖い! 下りだと動かすのは楽だけれど、一旦、動き始めると今度は止まらない!
ブレーキを下手に掛けられないので、可能な限りゆるゆる降りようとする。
とにかく、下りは凍結した路面だし、怖い!
幸い、同じ塩沢・石打の料金所で降りる車が少なかった。確か、一台だけ、脇を通り越して行ったように思う。路肩の街灯が降り頻る雪の路面や積もった雪をオレンジ色に染めている。
水銀灯ではない、オレンジの暖かな光。
でも、自分の心や体を温めてくれるわけでは、一向にない。
[ここで、「舞子ライブカメラ」を見てみよう。小生がやっとの思いで高速道路を脱出した関越自動車道の塩沢石打I.C直近の交差点の様子をライブカメラで眺めることができる。できれば、画面をクリックするといい。この交差点に辿り着いた時は、きっと間もなくGSかオートバイの店が見つかるものと思っていた…宿だって見つかる…飯にありつける…炬燵に体ごと突っ込める…眠れる…そう思っていたのだが…。]
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