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2007/09/15

静かに静かに「里の秋」を

 あるサイトを覗いていたら、「「イナンナ」連載開始!|May Allah smile upon you always...」と題された記事が載っていた。
 記事に拠ると、「「週刊・モーニング」で、ベリーダンスのマンガの連載が、今週から始まった」こと、「作者さんは、アノ「陰陽師」を描いた「岡野玲子」さん」だということなどとあり、さらに、「バレエ・マンガは多数出ていますが、ベリーダンス・マンガは、日本では、初めて」だろうと書いてある。
 ベリーダンス・マンガが、しかも、かの岡野玲子の手により描かれ連載となる!

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→ 岡野玲子作『イナンナ』 (画像は、「モーニング NO.41 2007年09月13日(木)発売」より) 「新連載肉体の魔術の物語、ここに開幕!」だって!

 ベリーダンスの俄かファンの小生、ちょっと驚き、ちょっと嬉しい。サンバも好きだが、ある意味、テンポというかリズム感のまるで違うベリーも凄く魅せられるものがある:
ベリーなる美神の舞いを見てきたぞ

 岡野玲子さんの公式サイト:「OGDOAD
 始まる(9月13日に発売されている)漫画「イナンナ」については:
モーニング 連載マンガの部屋
(「週刊・モーニング」は週刊だが、「イナンナ」は月に一度の連載となるとか。)

 ストーリーは、下記しか示されていない:

女神が踊るベリーダンス。
その肉体の魔術をご覧あれ!

 題名の「イナンナ」とは、どうやら「古代メソポタミアのシュメールの女神様の名前」であり、「金星をシンボルとする豊穣の女神」のようである。

イナンナ - Wikipedia」によると、「イナンナ(Inanna)はシュメール神話の金星の女神で、またウルクの守護神としても崇拝される。その名は「天の女主」を意味するとされている。夫にドゥムジをいただく」とある。
 また、「アッカドでは「イシュタル」と呼ばれた」とも。

 イシュタル! これは聞いたことがある(石ノ森 章太郎作の「サイボーグ009・イシュタルの竜編」などでも!)。
イシュタル - Wikipedia」が詳しい。
「イシュタルとは、古代メソポタミアにおいて広く尊崇された性愛、戦、金星の女神」であり、「イシュタルは当該女神のアッカド語名であり、シュメール語におけるイナンナに相当」だともあるのは、さておき、以下の記述が注目される:

イシュタルは性愛の女神。性愛の根源として崇拝されていた一方で、インポテンツ(ED)など性愛に不具合をもたらす女神として恐れられていた。また、性同一性障害とも関係づけられ、その祭司には実際に性同一性障害者が連なっていた可能性も指摘されている。他、娼婦の守護者であり、その神殿に娼婦がいた可能性もある。

 かの岡野玲子さんは当然ながらこんな話は踏まえた上で物語を展開されるのだろう。一筋縄ではいかない深い世界が描かれるに違いない。

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← 池田 小百合【著】『もっと好きになる日本の童謡』(有楽出版社;実業之日本社)


静かに静かに秋の話題を
 そろそろ秋である。気が早い? 
 ま、とにかく、逸早く秋の話題を少々。

 あるサイトを覗いていたら、ある童謡の歌詞(の一部)が示されていた:

しーずかーなぁ、しーずかなぁ、さーとのあーきー♪

 歌詞を見た瞬間、メロディも浮んだが、同時に小生、うっかりというかてっきりこれはサトウハチローの作詞によるものだと思った。題名も、多分、「さとのあき」だったはず(それにしても、詳述はしないが、歌詞の「しーずかーなぁ、しーずかなぁ」には万感迫るものがある!)。
 が、「サトウハチロー - Wikipedia」なる頁の記述や情報を探っても、肝心の「さとのあき」が出てこない。
 この有名な童謡が情報として少しも載っていないなんて変。

 で、今度は「さとのあき」でネット検索したら、どうやら題名は間違っていないが、表記は「里の秋」で、「斎藤信夫作詞・海沼実作曲」とある。

 著作権の問題もあろうが、一番だけでも掲げてみたい(「ごんべ007の雑学村」参照):

静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた

 改めて、なんていい童謡だろうとつくづく感じる。
 我々ほどの年代ならともかく、今も子供たちの間で歌われているのだろうか。小生が願うようなことじゃないかもしれないけれど、歌われ続けて欲しいと切に願われてしまう。

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→ 池田 小百合【文】・内田 正泰【画】『童謡・唱歌 風だより』(春陽堂書店) 「幼いころに聴いたうた、歌ったうた、教室で奏でた曲。数々の人生の場面とともに童謡・唱歌がありました。忘れていた美しい日本語のメロディが思い出のアルバムのとびらを開きます。歌い継いできた童謡・唱歌の魅力と、作品の隠されたエピソードを収録」だって。

 この童謡「里の秋」には、知られざる、けれどももっと知られていい、運命的とも思われる逸話がある。特に、「椰子の島」をめぐって! 是非、下記頁を一読願いたいものだ:
里の秋 みかんの花咲く丘」(ホームページは、「戦 時 下 に 喪 わ れ た 日 本 の 商 船」)
 あるいは、「里の秋」(ホームページは、「銀の櫂」)も作詞家・斎藤信夫や作曲の海沼実らを知る上でも参考になる。

 上掲の頁を読んだ上で、「里の秋」の三番を読むと(歌うと)味わう実感がいっそうしみじみとしたものになるに違いない:

さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ 父さんよ御無事でと
今夜も 母さんと 祈ります

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