車中でも自宅でも、音楽三昧!
今日は久しぶりに読書拾遺ならぬ音楽拾遺の記事。
今、担当となった営業の車にはFMラジオが付いていないことは以前、書いた。
なので、音楽については、非常にストレスが溜まっている。ラジオで音楽を聴くという楽しみが半減以下になってしまった。AMでも、音楽は架かっているけど、民放は若者の相手がメインだし、せいぜい演歌が折々架かるだけ。
小生は演歌や歌謡曲も嫌いじゃないから困るわけじゃないけど、ラジオを通じて多彩な音楽ジャンルをドンドン聴いて音楽ワールドを広げるという楽しみを得る機会はAMでは乏しい。
せいぜい、真夜中過ぎにNHKラジオでポップスなどを聴けるけど、でも、ジャンル的には限られている。
← マイルス・デイヴィス『MILES DAVIS AT FILLMORE』(Tristar)
まあ、懐かしいアーティストが登場する楽しみはないことはない。
車中での音楽環境が貧しくなった分、自宅での音楽依存の傾向が強まったような気がする。
とにかく、ラジオで久しぶりに聴いたアーティストは、図書館のAVコーナーで見つかる限りは借りて聴く!!
先ごろはビル・エヴァンスが特集されていたし、過日はソニー・ロリンズで、どちらも、週末、図書館に行った際、AVコーナーで物色してCDを借りたものだった。
つい先日は、マイルス・デイヴィスの特集をやってくれた。懐かしい。学生時代、ボブ・ディランやビートルズに聴き浸ると同時に、(サッチモは別格として)マイルス・デイヴィスに圧倒されていた。
無論、予約していた本が届いたということで、その本を借りに行った際に、物色し、2枚組のCDを借り出して早速、聞き浸る。凄い。聴いていると、アヴァンギャルドって言葉を連想したりして。この演奏を聴くと、現代音楽などぶっ飛んでしまう。迫力。即興。
借りたのは、『MILES DAVIS AT FILLMORE』(Tristar)
「マイルス・デイビス、1970年、FILLMORE EASTでのライブ」なる記事が参考になる(ホームページは、「HI-LIGHT ALL STARS」か)。
以下、上掲の頁より少々、転記させてもらう:
(前略)それまでが針の穴を通すシャープでクールな演奏とすれば、ビッチェス以降のこの時代は180度視界の開けた宇宙的空間を自由に飛び回るパワーと空間の歪み、といったところだろうか。左チャンネルからワウワウをかましたハモンドで強烈なノイズをかまし続けるキースジャレットのアナーキズム。右から来るリングモジュレーターとファズボックスをかましたローズで意味不明なフレーズをぶつけるチックの破壊性、後方から超高速に爆裂と収縮を繰り返すディジョネットの動物性、うねうねとキレタと思ったら不気味なブラックリフでムードを一変させるホランドの確信犯的分裂性、その中心で泳ぐマイルスの悪魔的に美しい黄金の旋律。
→ 上松美香『INOCENCIA』(キングレコ-ド 「上松美香ホームページ」参照)
このところ、ずっと聴いているのは、アルパ奏者・上松美香さんのCD。返却期限が来たら、返却し、同じカウンターで即、再度、借りてしまう。
図書館にあるのは、『PASION』(キングレコード)と、「全曲上松美香アレンジによる初のソロアルバム」だという『INOCENCIA』(キングレコ-ド 「上松美香ホームページ」参照)。
なので、この二つのCDをずっと借りて聴いている。夏は彼女のこのCDで乗り切ったといって過言じゃない?!
小生には音楽の鑑賞力などないから、誰か他の方の演奏と彼女の演奏とを聞き分けられるか覚束ないけれど、とにかく、嵌まっている。
「アルパ奏者上松美香/プロフィール」がいいな。
← ジャン・シャオチン(姜小青) 『悠 Breathing Spaces』(パシフィック・ムーン・レコード)
嵌っているというと、ジャン・シャオチン(姜小青)さんの 『悠 Breathing Spaces』(パシフィック・ムーン・レコード)には嵌りっ放しで、つい先日、数ヶ月ぶりに借りてきた。今も架かっている:
「夢路にて古筝(こそう)から胡弓へと川下り」
NHKラジオ(第一)での特集というと、過日、ジョン・デンヴァーの特集も提供してくれた。これまた、学生時代にはFMラジオから流れてくるのを楽しみにしていたアーティストだ。
「ロッキー・マウンテン・ハイ」「緑の風のアニー」「太陽を背に受けて」……のびやかで繊細で、いい意味でのアメリカ的な大らかさを感じていたっけ。
残念ながら今、借りているCDジャケットの画像をネットで見つけることができなかった。
竹内まりやさんのCDも目に付いた時は借りる。大抵、ラックを物色してもないけれど、見つかった時はラッキーと思って即、手にする。
今、借りているのは、『Impressions』(ワーナーミュージック・ジャパン)である。
彼女に付いては、拙稿「日常と非日常を飛ぶまりや」にてあれこれ書いたことがあった。
無論、読書のほうも、細々ながら楽しんでいる。
→ 竹内まりや『Impressions』(ワーナーミュージック・ジャパン)
何ゆえ読書が細々となのかというと、例の勉強会があって、日曜日はほとんど潰れるし、特に7月から8月は書類や申請のための雑用が多く、読書に割ける時間が限られていることがある。
それと、小生の仕事が、決して悲鳴を上げるほどに忙しいわけではないが、待機する最中に本を手にするほどには暇ではないという微妙な忙しさなのである。
とりあえず、読んでいる本を書名だけ列挙しておく:
ジョージ・エリオット著『フロス河の水車場』(工藤好美・淀川郁子訳、『世界文学大系85』 所収、筑摩書房)
F.キングドン-ウォード著『植物巡礼 ―― プラント・ハンターの回想 ――』(塚谷 裕一 訳、岩波文庫)
C・オフィサー 著/J・ペイジ著『地球の物語 痙攣する青い惑星』(中島 健訳、青土社)
リサ・ランドール著『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』(向山信治/監訳 塩原通緒/訳、日本放送出版協会 )
それぞれについては、下記拙稿を参照:
「エリオットとスピノザとモームと」
「リスボン地震…仮の宿も終の棲家と見定めて」
「プラント・ハンター! キングドン・ウォード」
「物理学界がいま最も注目する5次元宇宙理論」
「宇宙の神秘に対する畏敬の念」
特に、リサ・ランドール著『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』については、予約して一ヶ月にしてようやく借りる順番が来た。貧乏していなかったら、即、買って手元に置いておいたはずの本。
借りてきた夜から早速、読み始めている。もう、夢中。よほど、仕事を休んで最後まで読み通してしまいたい気分。でも、読み終えるのが勿体無いし、もともと読むのが遅い小生、ゆっくり楽しむつもり。
以前も転記したが、出版社による下記の宣伝文句を読むだけで、小生はワクワクしてしまうのだ:
宇宙は、私たちが実感できる3次元+時間という構成ではないらしい。そこには、もうひとつの見えない次元があるというのだ。もし、もうひとつの次元が存在するのなら、なぜ私たちには見えないのか?それは、私たちの世界にどう影響しているのか?どうしたらその存在を証明できるのか?現代物理学の歩みから最新理論まで、数式を一切使わずわかりやすく解説しながら、見えない5番めの次元の驚異的な世界に私たちを導いていく。
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