朝青龍バッシングはやっぱり異常だ!
[「朝青龍バッシング」問題については、「むらログ 朝青龍バッシングに高まる批判」や「むらログ こうして悪役に仕立てあげられる朝青龍」など「むらログ」の最近の一連の記事が一番、纏まっているし、かつ穏当なサイトだと小生は思っている。(8/19 追記)]
朝青龍の<サッカーや仮病>にちなむバッシングはマスコミも角界も一般世論も異常なものがあった。
しかも、 未だに一方的と思われる朝青龍バッシングが続いている。
小生は既に簡単なメモを書いている:
「朝青龍バッシングは異常じゃないの?」
このたび、「中田英寿氏HPで“仮病疑惑”に初言及「頑張れ、朝青龍!!」(SANSPO.COM スポーツ)ということで、当事者の一人でもある(マスコミの報道ぶりに辟易したという意味でも当事者の一人だ)中田英寿氏が今回の問題についてメッセージを発した。小生もほぼ同じ見解を抱いている。
一部、転記する:
「nakata.net -- 中田英寿オフィシャルホームページ 2007.08.10」
正直、外から見ている俺には、何が本当で何が間違っているのか分からない。さて、朝青龍は本当に仮病だったのだろうか?少なくとも朝青龍本人が、それを認めたわけでもないのに、仮病であると断定したかのような報道がされているように感じる。優勝するほどの活躍をした人間が、歩くことも出来ないような怪我をしていたとは想像しにくい。もし、どうにか耐え抜いてきたけれど、次の場所に向けて横綱のなにふさわしい取り組みをするためには、怪我を完治させるために、巡業を見合すという選択もありえると思う。もし怪我は紛れもない事実で、その治療のために場所後即、モンゴルに帰国しているとしたら?深刻な怪我は腕なので、子供たちとのほんの少しサッカーをするくらいであれば、それほどの支障もなかったとしたら?モンゴル政府と日本政府からの要請があり、さらに俺も参加すること決まっているモンゴルの子供たちのためのイベントで、日本とモンゴル両国のためにも、子供たちのためにもと、良かれと思ってやったことだったら?
巡業休業のことは何も知らなかったが、試合後に、俺は実際に、朝青龍自身から腕をかなり痛めていると聞いた。食事の皿を取るときにさえ痛がっていた。モンゴルには、その治療のために帰ってきたと聞いた。治療にいい温泉があるんだとも言っていた。
とはいえ、誤解を招くような行動には、もちろん問題はあったのだろうが、今回の騒動は、外から見ている限り、ここぞとばかりに、メディアも朝青龍をいじめているようにしか見えない。彼が横綱としてふさわしいとかそういうことは相撲の世界を分からないし、自分がコメントできることではない。横綱は強ければいいというものではないという、相撲の考え方もわからないわけではない。
ただ、二十一場所も、モンゴル人でありながら、たった一人で横綱として日本の相撲界を支えてきた。すばらしい結果を残しているアスリートであることは紛れもない事実だ。
すべての人に、この辺のことをもう一度考えてもらいたいと思う。メディアや周りの意見に簡単に惑わされない”自分”を持ってもらいたいと思う。
そして最後になったけれども、友達と言わせてもらえるのなら、朝青龍には、この騒動に負けることなく、一日も早く怪我を克服し、よりいっそう強い横綱として土俵に戻ってきてもらいたいと思う。
頑張れ、朝青龍!!
(転記終り)
全文は、会員サイトである、「club.nakata.net」や「nakata.net mobile」などで読むことができる(らしい。小生は会員ではない)。
一方的と思われる朝青龍バッシングが未だ続いている。
NHKなど、テレビのニュースでは、報道の頭に必ず、「大相撲の横綱朝青龍(26)が病気治療の診断書を提出して夏巡業への休場を申し出ながら、無断帰国中のモンゴルでサッカーに興じた問題で……」と前置きして、以下のような新しい情報を流す。
NHKは相撲協会(など)に義理があるからだろうか、まずは横綱朝青龍にとんでもない落ち度があったという印象を報道を受ける側に与えておいてから、その都度の新しい情報を流す。
この前提をさも、当然であり、揺るぎのない事実だといわんばかりだ。
が、横綱朝青龍の病気は決して仮病ではないことは既にハッキリしている。相撲協会も認めているはず。
なのに、仮病を匂わせた民放などの報道は、訂正なり謝罪の報道は一切していない。
なるほど、仮病だと断言したわけではなかったかもしれないが、テレビでもニュースでも、思いっきり仮病を匂わせ、横綱朝青龍がとんでもない奴だという印象を残した。偉大な朝青龍が拭えないほどに汚されてしまった。
仮病問題が収まったら、今度は、心の病に話を摩り替えようとしている。
あれほど頑ななのは、何か心に問題を抱えているからだ…とでも言いたいのか。
本人の主張がきちんと伝えられず、あくまで協会やマスコミや世間にお騒がせしたことを謝らせるしか能のない親方らの対応に腹が据えかねているのだろう。当然ではなかろうか。
NHKも、相撲協会の意向も大事だろうが、当の本人の主張を伝える場を設けるべきではないのか。
サッカーについても、「イベントはモンゴル国主催による子どもたちを対象としたチャリティー大会で、当初朝青龍の参加の予定はなかったが、帰国を知って日本の外務省を通じて参加を要請。「治療のための帰郷と(朝青龍から)説明を受けましたが、半ば強引にお約束させていただきました」という経緯は明らかになっている。
決して、朝青龍が我が侭や遊びでサッカーに興じたのではなく、サッカー元日本代表の中田選手も参加するイベントの主旨に賛同してチャリティの意味でサッカーをしたことはハッキリしている。
なのに、報道では、そんな経緯はすっ飛ばして(あるいは、軽く触れる程度で)病気治療のために帰国したのにサッカーをして遊んでいたという印象を強める報道ばかりを繰り返している。
[「朝青龍バッシングは異常じゃないの?」にこれまで戴いたコメントへの小生のレスや関連ニュースの一部を集めました。]
1)Aさんへ
朝青龍への今回のバッシングはちょっと異常だと思います。もっと事態がハッキリしてから批判すべきは批判すればいい。
モンゴルにおいてどんな事情があったのか、サッカーに出たといっても十分ほどで、彼にしたら遊びであり、親善試合という意味に応えたかっただけではなかったのか。
弱い日本の関取、寒い日本の角界というコンプレックスが朝青龍バッシングという形で噴出したものだと思えてならないのです。
振り上げた拳。彼を叩くしかないのか。むしろ、新弟子が今回一人もいなかったという事態を、あるいは日本の若者が角界にもっと入ってもらうにはどうしたらいのか、冷静に分析し、前向きな議論を戦わせていくべきだと思うのです。
そのほうが、よほど、生産的だと思います。
小生は、敢えて、バランス感覚もあって、白い目で見られるのを覚悟の上で、世の意見に異論を唱えてみたものです。
そうした小生には、賛成意見をもらえて、ちょっと安堵。
でも、大抵の人は、こいつ、何、言ってんだろうな、でしょうね。
Aさんも、小生の意見に賛成するには、ちょっと勇気が要ったのでは。
2)Bさん、明らかに少数意見だろう小生の見解に賛同していただき心強く思います。
仮初にも角界の横綱たる朝青龍を非難するなら、事前の調査をしっかり行い、当人や関係者の意見を聴取して、背景や事情を明らかにしてからでも遅くないはず。
横綱の品格というけれど、過去の関取がそんなに立派だったのか、非難轟々たる方たちは徹底して調査してもらいたいもの。
相撲取りだけが人間的でないなんて、あるのかどうか。
早計過ぎる批判の嵐からは、どうみても、下卑たナショナリズムの情念・憤懣が朝青龍バッシングという形で噴出したとしか思えない。
3)Aさん、再度の来訪、コメント、ありがとうございます。
正論を振りかざす際には、一層、慎重な配慮が必要だと思います。
仰られるように、朝青龍などの海外勢の活躍が目立つのが口惜しいのなら、日本人力士をしっかり育ててもらいたい。勝負は土俵でつけるべきです。根拠のない八百長疑惑を持ち出す日本のマスコミやそれに易々と乗ってしまう相撲協会の浅はかさ。
相撲界の将来を考えると、相撲協会のお偉方の発想を根底から改めないと、真っ暗で展望のないままに推移しそうで心配です。
とにかく、人を叩くなら、事前の徹底調査や当人を含めた関係者の意見聴取が最低限必要。単に気に食わない言動だから、お前、言動を慎めよでは、朝青龍にしろ誰にしろ、得心が行くはずがないのです。
4)Cさん、相撲は国技だという発想はいつから醸成されてきたのか、そもそも本当に相撲は日本の国技なのか、また、仮に国技だと認められた場合であっても、品格とかを問われるような品のいいものだったのか、国技だからということで自明の理として前提にするのではなく、もっと前提から問い直したほうがいいのではないかと思います。
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2007/07/post_36e2.html
>本当は情報の処理の仕方とかを学校で真っ先に教えないといけないのではないかと思っているのですが、どうでしょう?
長い目で見た場合、基本的に賛成です。もっと言うと、欧米では自然科学の分野で研究する者にとっても哲学を学ぶことが重視されるようです。
どんな学問をするにしても、専門性の高い職に就くにしても、人間とは社会とはを問う姿勢が根本にないと、学識や専門的知識があっても、薄っぺらなものになりがちなのではと思うのです。
尤も、今の、安易に世の言動に付和雷同するマスコミの風潮には、ちょっと間に合いそうにないようですが。
でも、相撲に限らずサッカーにしても科学にしても政治にしても根本に立ち返って思考する姿勢は、世界の中にあっての日本がどうサバイバルするかを考えるに際しても、結構、大切なような気が小生はするのです。
5)報道から
★「「朝青龍処分めぐり内部抗争ぼっ発か…緊急理事会」スポーツ‐相撲ニュースイザ!」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/72475/
「夏場所前、旭天鵬が追突事故を起こし、北の湖理事長の怒りを買って、夏場所の出場停止と減俸30%、3カ月、という処分を科せられました。これに対して、ちょっと厳し過ぎるのでは、という声が一部の親方たちからあがった事実がある。巡業部の大島部長はこの旭天鵬の師匠です。交通事故と仮病疑惑とどっちの罪が重いか、わかりませんが、朝青龍は天下の横綱ですからねえ。巡業部が朝青龍拒否を打ち出したのは、旭天鵬よりも軽い処分ではわれわれは黙っていませんよ、という北の湖理事長への無言の圧力。これは一種の内部抗争、親方たちは、引退後も何かあるとすぐ相撲をとりたがるんです」
(ニュースより転記)
実力ある横綱の不在の巡業、その前に請求過ぎる処分の決定などは、相撲界の自滅になるのでは。
縷々、書いたように厳しい処分を決定する前に、モンゴルでの現地調査をしたのだろうか。サッカーは朝青龍には親善のための顔見世であり義理上の出場に過ぎなかったのではないのか。
その辺りを調べるのが筋なのではないか。性急過ぎる処分の決定は、やはり、感情ばかりが先走っていると思うしかないのでは。
6)Dさんへ
朝青龍にとって相撲においてこそ全力を出す。万全の態勢で望む。サッカーはあくまで遊びであり親善試合だった、あるいはプロの中田らを相手に全力を尽くしたのでしょうか。サッカーの試合において、出場されたのは、どういったメンバーだったのでしょうか。そういった事実関係がまるで分りません(報道もされていない)。
マスコミも相撲協会も、一面的なビデオ映像での印象だけではなく、何度も書いているように現地で事情をしっかり調査・取材すべきだと思うのです。
本業ではないサッカーに興じたくらいで目くじら立てる角界や日本のマスコミ、一般大衆、薄ら寒い光景です。
7)Aさん、来訪、コメント、ありがとう。
今回の処分は思慮に欠けた残念な、将来に禍根を残すものだったと思っています。
マスコミの煽りはちょっと劣悪すぎる。マスコミ関係者は現地(モンゴル)へ行って、どんな背景があってのサッカーだったのか、モンゴルにおいて朝青龍がどんな存在か、取材・調査をされたのだろうか。
相撲協会は、当の本人・朝青龍の意見を聞いたのだろうか。頭ごなしに、最初から叱ること、つまり朝青龍が謝ることしか考えていない、問答無用の姿勢だったのではないか。
もっと、虚心坦懐に朝青龍の行動を評価・判断すべきではなかったのか。誰か有識者や第三者(審議会など)の意見を仰ぐべきではなかったのか。
そもそも、日本の相撲協会はモンゴルを初め、海外の相撲熱の高まっている国との日頃の交流をどれほど持ってきたのか。
モンゴルの相撲界などと普段から意志の疎通が日常的に図られていたなら、こんな早計、将来に禍根を残しそうな処分を決定することなどなかったはず。
日本の角界はこれでは、お先真っ暗だね。
実力では朝青龍に勝てないので、揚げ足取りして追い出して、純国産の関取たちで細々と芸能みたいな相撲を続けていくつもりなのだろうか。
8)Aさんへ
関取はマスコミや一般大衆の目に見えるところでは大人しくし、目立たないようになら、何をしても構わないということなのか。
朝青龍が不在となる今後の二場所の間に、日本の力士が活躍し(多分、海外勢のほうが目立つとは思うけれど)、二つの場所での成績で大関なり横綱なりに昇格する、それこそ鬼の居ぬまの洗濯で、強い相手の居ない中での実力に?の付くトップが居並ぶことになる。
強い相手、相撲協会の圧力に屈しない海外勢は国内から弾き出して、弱い日本勢だけが目立つ相撲界。
これが最悪の事態です。
9)報道から
「【大相撲】モンゴル大使館が朝青龍問題で謝罪…協会に文書提出」
大相撲の横綱朝青龍(26)が「全治6カ月」の診断書を提出して夏巡業への休場を申し出ながら、無断帰国中のモンゴルでサッカーに興じた問題で、在日モンゴル大使館(写真はジグジド駐日モンゴル大使)は7月31日、「(朝青龍には)無理に参加をしていただきました」などとする謝罪文を日本相撲協会へ提出した。
文書によれば、このイベントはモンゴル国主催による子どもたちを対象としたチャリティー大会で、当初朝青龍の参加の予定はなかったが、帰国を知って日本の外務省を通じて参加を要請。「治療のための帰郷と(朝青龍から)説明を受けましたが、半ば強引にお約束させていただきました。大変なことになり、日本相撲協会様、横綱朝青龍様に迷惑をお掛けしたことをおわび申し上げます」と謝罪した。
大使館が「責任は当方にあり」との見解を出したことで、相撲協会の朝青龍への処分は緩和されることになるか-。
(以上、転記)
日本のマスコミも相撲協会もこうした事情をどう理解しているのか。読売系(日テレ系)を中心にした(例のナベツネが外国人嫌いなのだろうが)悪意に満ちた報道ぶりは異常だ。
仮病でもなければ、朝青龍がわがままにはしゃいだわけでもなかったともう、判明しているではないか。
日本にも良識あるマスコミ人はいるはず。
特に相撲を放映するNHKは、協会への義理があるのかもしれないが、将来に禍根を残さないよう、現地で徹底して取材し、この度の誤った報道ぶりを検証する特集番組を組むべきではないか。
そのほうが日本の相撲協会というか、相撲の発展のためにも有意義だと小生は思う。
10)報道から
「師匠も白旗…朝青龍の謝罪会見断念 - デイリースポーツ - Yahoo!スポーツ」
高砂親方(51)=元大関朝潮=が白旗を揚げた。10日も、2場所出場停止などの厳罰で急性ストレス障害などと診断された横綱朝青龍(26)=高砂部屋=を都内の自宅マンションに訪ねて説得したが、平行線のまま不調に終わった。同親方は謝罪会見に引っ張り出すことを断念して治療を優先。週明けから往診などの形で心身の治療を始めることになった。
朝青龍が前日に続いて師匠の説得を突っぱねた。高砂親方はこの日午後3時に協会から朝青龍の自宅マンションに向かい、1時間20分の面談を行った。話し合いは進展がなかったようで、協会に戻ると「もう1回行ってくる」の言葉を残して“ナゾのUターン”。目は血走っており、焦燥感が漂っていた。
(転記終り)
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コメント
「帰国を知って日本の外務省を通じて参加を要請」- 当の横綱は帰化していなんですよね?するとこの外交ルートを通した要請は、法人相撲協会への所属タレント提供要請ですよね。それ自体が大分変わっているように思えます。好い加減な大使館の捏造じゃないでしょうか?
自国民の英雄のチャリティー参加にもあらゆる経済的権利を持っている協会に問い合わせたことになります。つまり相撲協会が公認していると言う意味合いですよね、これは。もし、そうなればモンゴル政府と相撲協会の訴訟沙汰になりませんか?
実状は知りませんが、これはおかしいと思いました。
投稿: pfaelzerwein | 2007/08/12 21:05
スポーツ報知のこの記事をみて、本当に心痛めました。「朝青龍に事実上の引退勧告…2場所出場停止、4か月自宅謹慎の厳罰」
日本相撲協会は本当に大丈夫か?相撲FANにどれだけのショックか知ってるかなぁ?
http://blog.livedoor.jp/morinhoor/
投稿: morinhoor | 2007/08/12 22:33
pfaelzerwein さん
サッカーへの参加(終わりの20分、やむを得ずの参加)は、「イベントはモンゴル国主催による子どもたちを対象としたチャリティー大会で、当初朝青龍の参加の予定はなかったが、帰国を知って日本の外務省を通じて参加を要請」というもの。
つまり、これが事実なら、相撲協会も慈善サッカーへの参加を事前に承知していた可能性もある。
相撲協会が知らされていなかったとしたら、日本の外務当局が勝手にモンゴル国へ了解をしたことになる。
いずれにしても、事実関係をハッキリさせるべきですね。
本来なら日本において長く一人横綱で苦労し、二人横綱になったところで、母国へ治療のために帰国したら、母国の政府から慈善サッカーへの参加を要請され、渋っていたけれど、責任感の強い朝青龍がつい情にほだされ体の不都合にも関わらず参加してしまった。
この辺り、事前にマスコミの一部が情報を察知していて、楽しげにサッカーする絵(映像)を撮り、鬼の首を取ったような報道に使い回したという可能性も考えられる(可能性として)。
思うに、朝青龍さんよ、いくら責任感が強いからって、そこまで頑張る必要はないんだよと、親方を初め相撲ファンが感謝の念を込め、メッセージを届けるべきほどのこと。
検証番組の得意なNHKさんが、お詫びの念を込め、特集で異常なバッシング報道に付いて現地での背景事情を探り、検証番組を提供して欲しいものです。
投稿: やいっち | 2007/08/13 01:57
morinhoor さん
貴ブログでのプロフィールによると、「日の丸が大好きな外人!来日して6年目、出身は内モンゴルのある遊牧民の家。日本での暮らしを生で伝えてます」だとか。
母国モンゴルでもそうでしょうが、今回の日本のヒステリックな報道ぶりは、日本の恥を晒しているようで情けないです。
もっと冷静な報道があってしかるべきでしょうね。
一部の(Yグループのトップを初めとした)朝青龍嫌いな人たち気に食わない関取を追い出し、溜飲を降ろした気分でしょうが、長い目で見ると、相撲界をますますやせ細らせるだけだと思います。
もっと開かれた相撲界でないと、寂しくなるだけでしょうね。
投稿: やいっち | 2007/08/13 02:03
やいっちさん
コメントありがとうございます。
朝青龍騒動は彼だけの問題じゃないと思ってます。
日本相撲その物と直接関係があるんじゃないですかね。
国技といってるのですが、もっとOPENしないといけないかもね。
しかも今はSUMO文化はグローバルになってるからね、世間から
注目されてるから、横綱と相談もなしで処分をすることは考えられないなぁ。
あとはマスコミ!
そこまで追い詰めなくてもいいのに・・・
やっぱり視聴率をUPすることに直接つながるからじゃないのかなぁ。
僕は相撲FANとして彼を応援してるけどね。
これからどうなるのでしょうかね?!
投稿: morinhoor | 2007/08/13 11:14
morinhoorさん、来訪、コメント、ありがとう。
マスコミに限らず角界も相撲ファンも、「朝青龍さんよ、いくら責任感が強いからって、故障を押して慈善サッカーなんてイベントに出るなんて、そこまで頑張る必要はないんだよと、親方を初め相撲ファンが感謝の念を込め、メッセージを届けるべきほどのこと」だと思っています。
相撲文化にしても、遠い昔、モンゴルか何処か分らないけれど、遠い西の彼方(ギリシャ? ブルガリア? トルコ?)から伝わってきたものと思われます:
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2007/07/post_36e2.html
今、相撲界が維持されているのも、ハワイやロシア、モンゴルなど各国の力士の活躍があったればこそ。
品格だなんて、最近、角界での日本人力士の相対的低下を憂える旧弊な頑固者が、強くて歯が立たない外国人力士を非難し貶めるために考え出した窮余の一策的な、揚げ足取り的理屈。
それ以外に非難(実質、言いがかり)の余地がないってことです。
日本の過去の横綱がそんなに品格があったというのかどうか、徹底検証したら、相対的に外国人力士のほうが立派だったという結果が出るかもしれないから、誰も検証はしないでしょうが。
アメリカの野球もメジャーだと言えるのは、世界からのプレーヤーが活躍できるから。マナーが悪かったら排除されるだけです。力がなかったらメジャーにはなれないし。
何か落ち度があったときの罰則にしても、厳格なルールがないから、その場その場の場当たり的な処罰になる。どんな原則や規則に基づいての罰則なのか、さっぱり分らない。
若手力士の死亡という悲しい事件があったけど、関係者の処罰はどうなったのか。有耶無耶。
とにかく、ルールを明確にし、世界に門戸の開かれた角界にしてもらいたいものです。
投稿: やいっち | 2007/08/13 15:42
TBありがとうございます
仰るとおりで、朝青龍関に対する諸報道の中身はすでに
"いじめ"の領域に到達しています
報道に載せられ、処罰の意味合いを問うではなく、ここぞと
ばかりに攻撃する個人ブログも多かろうと思います
問題の本質は、報道をすべて鵜呑みにするではなく、
"朝青龍関がどういう意図でサッカーに興じたか"
"振舞・素行の問題は、本人だけの問題か否か"
"報道内容として、他国力士を排除しようとする偏った思考は
垣間見えないか?"
といった面にポイントを置いて見るだけで、随分と受ける感覚も
変わるんですけどね・・・。
投稿: hirokazu3000 | 2007/08/14 19:03
私のブログにTBを入れていただいたようでありがとうございます。新弟子今回一人もいなかったのですね・・・角界は本当に危機的状況だと思います。朝青龍関は相撲不人気を六年近くも一人横綱で支えて、満員御礼の垂れ幕が下がるようにしてくれ国技を救ってくれたのです。人気者高見盛関にしても高砂一門の東関部屋です。仁義がないとは本当にこのことでだと思います。勝負はあくまで土俵でつけなければ、かつて元寇でモンゴルに勝った日本の名折れだと思います。こんな卑怯なやりかたでは、日本人の先祖の霊も泣いていると思います。鎌倉時代の武士のように、正々堂々朝青龍関に一騎討ちで挑戦するべきだと思います。討たれても必死で戦っていれば、ファンは力士の誉れと思うと思います。頑張れ朝青龍関!頑張れ日本人力士!
投稿: ポスト | 2007/08/14 22:46
hirokazu3000 さん、コメント、ありがとう。
この度の朝青龍バッシングは異常ですね。テレビのワイドショーなどのコメンテーターは発言や意見がみんな同じ。且つ、冷静さが欠けている。何処かから強制されたのか、同じ情報しか与えられていないのか、同じレベルの発想法なのか。
まるでヒステリー状態です。
もっと、事態を冷静に見詰めるべきでしょうね。
処分にしても過去の事例、最近の事例に比して著しく妥当性を欠いているし、バランスも悪い。
小生は、怪我を押して無理してサッカーに出た朝青龍をよくやった、辛かっただろうと慰め、あるいは感謝すべきだろ思っています。
NHKや民放各社は現地での取材を重ね、どういった経緯でのサッカーなのか、日本の外務当局やモンゴル政府の関与や要請ぶり、その際、相撲協会はサッカーへの参加を事前に知っていたのかどうか、徹底して調査すべきだと思います。
朝青龍にしたら、モンゴルの子供たちのためじゃないか、親善のためじゃないか、何が悪いという心境ではないかと思うのです。
小生も!
投稿: やいっち | 2007/08/15 08:17
ポストさん、TBだけして失礼しました。
朝青龍関らへの冷たい仕打ちは非道なものです。
朝青龍関にはまともな勝負では敵わないので、足払いを喰らわせたというやり方。
とにかく、勝負は土俵の上でを望みます。
敵わないから八百長疑惑などをでっち上げて、朝青龍関らを脅かしてみたり。
美しい日本なんて、はるかに遠い話ですね。
品格なんて、テレビのコメンテーターや角界の偉い人に言って欲しくない。そんな資格なんて彼らにあるはずないじゃん。
投稿: やいっち | 2007/08/15 08:24
コメントありがとうございます。本当にうまくTBできなくてこちらこそすみません。伊吹文部科学大臣も発言されましたし、CNNも取材クルーを送り込んだということで、これは仕切り直しをしないと大変なことになると思います。時太山リンチ死亡事件もありました。角界そのものがどうしようもないのが現実だと思います。時太山関の遺体は正視できないほどひどい状態で、小林多喜二の遺体のようだったそうです。「そちも悪よのう、」というブログを運営しているブロガーさんが詳細に記事を書いており。コメントをいただいたのですが、あまりの惨状にびっくりしました。まずこちらの問題の片付けないといけないと思います。「民族差別とリンチ体質」・・・これでは世界のマスコミが飛びついてきてしまうでしょう。
投稿: ポスト | 2007/08/16 05:54
ポストさん、コメント、ありがとう。
いつも、識見を感じる日記を書いておられますね。読む価値が大です。
時太山リンチ死亡事件を有耶無耶に葬り去ったのが問題の発端であり根源があり、行き場を失った憤懣が(外国人力士であり一部の古臭い連中に嫌われていてバッシングしても表向きクレームの来ない)朝青龍関に向けられたようにも感じますね。
相撲協会は、心を入れ替え、朝青龍関に謝り、感謝し、彼が慈善のサッカーに怪我を堪えて出たことを褒め、でも、体は大事にしろよ、お前の体は日本とモンゴル両国の宝なんだからと、やんわり窘めるのが穏当な在り方だったと思うし、今からでも遅くはないから、最初から仕切りなおしすべきだと思います。角界の将来のためにも。
投稿: やいっち | 2007/08/17 08:01
TBありがとうございました。
わたしは謝罪会見すら、する必要はないと思っています。
一体、朝青龍は”誰”に対して謝らなければならないのでしょうか?
巡業地先では
「来なくてせいせいした」という意見が大勢を占めており
朝青龍が来なくてガッカリしたという報道は、朝青龍を悪者に
しようという意図の印象操作に過ぎないのは明白です。
本場所で前人未到の偉業を達成した時も「あーあ・・・」という
扱いでしたし、単に朝青龍を叩ける好機だから、という理由だけ
で、今回、「巡業」なるものが急にクローズアップされてるに
過ぎません。
もし、本当に「巡業」が本場所に並ぶ重要行事ならば
そもそもメディアが放っておくワケがないです。
彼らは、朝青龍に対し
「巡業を軽視したこと」を前面に押し出して執拗なバッシング
を続けているようですが
ならば、メディアはどうなのだ?と問いたいですね。
今まで、「巡業中継」や「巡業の結果報道」は、おろか
「いつ、どこでやってて、誰が優勝してるか?」など
巡業については全く報じて来なかったメディア。
巡業を軽視してるのは、朝青龍ではなくて
むしろ、メディアの方なんですよ。
そんな自分たちの姿勢は棚にあげといて・・・
「巡業を軽視した」と、よくも言えたもんだと思いますね。
この一連の騒動は明らかに”いじめ”ですね。
謝罪会見というのは
学校ぐるみの”いじめ”に遭って、ひきこもりになった
いじめられっ子を、無理やり学校の講堂に連れ出して
いじめる側の当事者である、全校生徒や先生の前で
「ごめんなさい」と言え、といってるようなもの。
いじめられてる側にとって
こんな屈辱的なことはないでしょうね。
投稿: でぷあ | 2007/08/26 12:35
でぷあさん、コメント、ありがとう。TBも。
朝青龍関は、誰に対しても謝る必要は小生はないと思っています。
一連の騒動は、一部のマスコミの朝青龍関いじめというよりバッシングそのものです。
悪意を感じます。意図的なねつ造と思っています。
モンゴルに帰国してサッカーをしたとだけしか言わないで、サッカーに興じる映像を流せば、もともと強すぎて敵わない日本の一部の心無い相撲ファンは、ここぞとばかりに朝青龍関バッシングに走るだろうという目論見が透けて見えます。
モンゴルで体の故障を抱えてまでモンゴル当局と日本の当局の了解乃至要請のもと、チャリティのサッカーに出場したことは、両国の親善の意味でも、相撲界の格が上がる意味でも、朝青龍関に感謝すべきであり、褒めることであっても、非難される謂れは全くありません。
朝青龍関が本当に心の病なのかどうか分かりませんが、仮にそうなったとしたら、そうした連中の浅はかさや所業の結果であって、許さることではありません。
そう、むしろ、謝るべきはマスコミであり、一部の心無い相撲ファン(ファンとは思いたくないけど)やテレビの<有識者>の連中です。テレビなどを通じてこの連中は懺悔して朝青龍関や世間に対し謝るべきです。
せめてNHKさんには、どうしてこんな朝青龍バッシングが起きてしまったのか、検証番組を特集として放映してもらいたいものです。
せめてものお詫びの印に。
投稿: やいっち | 2007/08/26 19:18
やっと彼もモンゴルに帰れてよかった。
なによりも体と心が治療が必要だと思う。泥温泉の治療は外傷だけどじゃなくて胃や内臓にも効果があるからです。
朝青龍、お大事に。
そして早くも土俵にもどってほしいです。なぜなら朝青龍なしの相撲はなんだか物足りないようが感じがするからです。
投稿: morinhoor | 2007/08/29 22:20
morinhoor さん、来訪、コメント、ありがとう。
朝青龍関がモンゴルへ帰国したことは、彼のために良かったのでしょう。
でも、彼が日本という国に呆れてしまい、愛想尽かししたのではと思うと、悲しい思いで一杯です。
読売やサンケイやNHKのような、心無い報道やバッシングを集団ヒステリーのようにしてやる連中ばかりではないこと、冷静に経緯を見つめ、朝青龍関を応援している日本人も少なからずいることを彼にはわかってもらいたい。
日本という国が度量が狭く、品位とか何とか訳の分からない、主観的なことでバッシングする傾向が強い限りは相撲界に未来はないと思います。
朝青龍の何処に品位がないのか、小生には分からない(日本の関取に品位があるってこと? 目立つところでは大人しくし、夜の町で豪遊するのが品位なの? 朝青龍のようなボランティア精神を何故、理解しない。サッカーだって、彼にしたら常日頃母国でやっていたボランティアの一環であり延長に過ぎないからこそ、体調の不具合を押しても協力したのではなかったのか。それの何処が非難されるべきなのか。
日頃、鍛錬と練習を怠らないからこそ、一人で長く横綱を張って相撲界を盛り上げてきたのではなかったのか、言うべきこと、言いたいことは山ほどある。例の揉み消された虐めにより死に追いやられた若手の関取問題という闇。小生は問題の火元の一つはここにあると思っている。その燻りが、見当違いの方向に出て火が燃え上がったのではと思っているのです)。
こうなったら、モンゴルで世界標準となるような相撲のルールを決めて、モンゴルで世界を相手の角界を朝青龍らが中心になって作り上げてもらいたい(日本には期待薄ですから)。
少なくとも日本のマスコミ(や一部の心無い連中)が反省して朝青龍に謝罪しない限りは、日本には来ないほうがいいと思う。
また、朝青龍関には、横綱のプライドを保ち、間違っても謝罪会見を開かないで貰いたい。自らの信念を堂々と主張して欲しい。
投稿: やいっち | 2007/08/30 08:25