雨だ! 創作だ!
雨だ、創作だ、というわけないが、今日の夕方近く、創作に励んだ。
今朝、未明までは営業で、午前中はベッドで過ごす。
午後になって少しは疲れが抜けたかと思ったが、依然、グッタリしていて、食事を済ませてから再度、ロッキングチェアーで居眠り。
午後の四時過ぎ、ようやく、何か書こうかなという気力が湧く。
寝入る前に、下記の書き出しと締めの文句を脳裏にインプットしておいた。
← 7月11日の夕方、日比谷公園で休憩しようとしたら、虹が! 慌ててデジカメを取りに車へ。戻ってきた時には虹は消えかかっていた。とりあえず撮ってみる。良く見ると、消える直前の虹が幽かに見える…はずだ!
例によって、「Mystery Circle」の「Mystery Circle 7-21締め切り分出題」参加作品として書いたもの。
書き出しは、「その顔は、月影で見るにはあまりに恐ろしかった。」で、最後は「ふいに扉が開き、真っ暗な部屋がぱっと明るくなった。 」で終えるという縛りがある。
結構、話の辻褄を合わせるのが難しかったりする。
でも、同時にこの縛りがマゾ的な(?)楽しみを産んだりする。不思議なものだ。
寝入る前にインプットしたのは、上の二つの文句である。
今回は特に「その顔は、月影で見るにはあまりに恐ろしかった」というのがネックだった。
サスペンス調に仕立てる、という方法もありえたけれど、小生としては幻想味のある作品にしてみたかった。
サスペンスなら得意な人はいるだろうし、この文頭からはあまりに容易にサスペンスになりやすい(ような気がする)。
小生は、その顔の持主に若干の意外性を持たせたかったけれど、同時にそれが単なるネタバラシに終わらせたくなかった。
ネタがバレたら、一気に読む気が失せるってのは嫌なのだ。再読に耐えるものを!
→ デジカメを持参して休憩していたら、もっとハッキリした虹の画像が撮れたのに。口惜しさの念を胸に車に戻ったら、夕焼けが綺麗。この光景は、天のせめてもの慰めかな。
そうはいっても、何をテーマに書くか、悩む。
ネタかヒントが欲しくて、「月影 顔 光」をキーワードにしてググッてみたら、なんと、検索結果 約 75,700 件中の6番目に小生が四年前に書いたエッセイが浮上したではないか!
それが、拙稿「月影に寄せて」である。
一部だけ転記するけど、その頃、ちょっと恋していて、かなり感傷的になっている?!:
書いている内容や、深さ広さに難があっても、とにかく世界の一端をでもいいから触れたいと思っている。表現したいと思っている。書くとは恥を掻くことというのが、自戒の言葉というか、モットーに近い表現なのだが、それでも、飽くことなく、ありとあらゆる由無し事を書き綴るというのは、別に知識を広めるためでも、薀蓄を傾けるためでもなく、書きながら何事か新しいことを調べ、あるいは何か興味を惹く何かに触れたならその何かを紙の上に少しでも定着させたいからだ。
書くとは、ある種の懇願の営為なのだと思う。
何への憧憬か。
それは、生きること自体の不可思議への詠嘆であり、この世に何があるのだろうとしても、とにかく何かしらがあるということ自体の不可思議への感動なのだ。この世は無なのかもしれない。胸の焦慮も切望も痛みも慟哭も、その一切合切がただの戯言、寄せては返す波に掻き消される夢の形に過ぎないのかもしれない。
でも、たった今、ここにおいて感じる魂があるということ、それは、つまりはこの地上世界に無数に感じ愛し悩み喜び怒り絶望し感激する無数の魂のあることのこの上ない証拠なのであって(だって、自分だけが特別なはずがないのだ。誰もが一個の掛け替えのない存在なのだとしても)、その感じる世界の存在は否定できないような気がするのである。
← これは13日に都内某公園にて撮ったもの。小生、接写が苦手。
おお、これで決まり。
でも、もう少し、工夫が欲しい。
すると、月影という言葉や現象から「地球照」という現象を思い出した。小生らしい単純明快な連想が働いたわけである:
「地球照」(ホームページは、「Let's watch the star! 星見にいこてば」)
「地球照」参照。
→ 同じく13日、違う公園で撮ったもの。「金狗児 (きんえのころ)」とはちょっと違う。「猫じゃらし=狗尾草(えのころぐさ)」だろうか。風に揺れていて、鮮明な画像を撮れなかった。
なお、投稿作品の締め切りは21日で、発表はそのあとだから、このブログでの公表は早くても今月の下旬となる。24日か25日頃だろうか。
それにしても、小生、雨になると創作欲が高まる。雨だ、創作だって気分になるのだ。
小生だけの現象なのだろうか。
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