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2007/06/12

気になりし<セカンドライフ >分からない

 最近、ラジオで「セカンドライフ(Second Life)」という言葉を耳にするようになった。
 多分、雑誌などには既に頻繁に特集などが組まれ紹介されているのだろう。が、生憎、雑誌をまるで読まない小生、だろう、としか言えない。
セカンドライフ」という言葉だけからすると、中高年世代の方で、会社を定年退職されて、新天地などで第二の人生を生きるという意味合いと思われがち。

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→ 木の幹や枝ぶりって見れば見るほど、不思議。6月9日、都内某公園にて。

 一昔前は人生五十年だったので、会社を勤め上げた頃にはほぼ人生が終焉に近づいていて、多くの人は病気を抱えていたり、仮に健康であっても、社会からはリタイアし(仕事からのリタイア即社会からのリタイアだった)、社会からは必要とされなくなり忘れられ、いずれにしても単なる余生にしか過ぎなかった。
 それが、人生八十年時代となると、定年後も趣味に仕事にと未だ二十年以上の長い人生がある。
 その「セカンドライフ」を中高年世代の方々がどう生きるかが大きな課題でもあった。

 小生、「セカンドライフ」なる言葉を聴いて最初はそう思っていたが(今もこの課題は圧し掛かっているし意義を持っているのだが)、ラジオなどで話を聴いている限り、どうやらまるで意味合いが違うらしい。
 むしろ、ヴァーチャルライフと理解すべきものらしい。

20万円で島が買える?Second Lifeとは?-キーマンズネット」を覗いてみると、「Second Life(セカンドライフ)とは、アメリカ・サンフランシスコのリンデンラボ社が運営する仮想世界のこと」とある。
 さらに、「ユーザーは、専用のクライアントソフトウェアをインストールしたPCから、インターネット経由でこの世界にアクセスし、自らの分身であるアバターを操作してその中で活動することができる。Second Lifeという名前は、現実の世界とは別の、仮想世界における「第二の人生」という意味でつけられた」とも。
 会員数は急激に増えているようで、既に数百万人だという。しかも、「大手の企業がこの中に支社を開設したり、大手メディアが特派員を駐在させたりするなどのニュースが相次ぎ、ますます注目を集めるようになった」というのだ。

セカンドライフ日本語版マガジン マグスル」(マグスル MagSL NET)がネット上で配信されている。
セカンドライフで初演説会「国会よりレベル高い」」という頁を覗くと、「民主党の鈴木寛参議院議員(東京選挙区)は2日、ネット上の3次元仮想世界サービス「セカンドライフ」内で演説会を行い、日本の国会議員としては初となる同サービス内での活動を本格的にスタートした」などとある。

 転記した文の中に、「アバター」という言葉が登場している。人によってはこれも既に馴染みとなっているかもしれない。ブログを開くと、頁のサイド欄に「アバター」と称される仮想の人物画像が表示され、時に動いたりする。

アバター - Wikipedia」によると、「アバター(avatar)とは、2D/3Dのビジュアルチャットやワールドワイドウェブ上の、比較的大規模なインターネットコミュニティで用いられる、「自分の分身となるキャラクター」、または、そのサービスの名称である。漫画のような姿のキャラクターが用いられる場合が多い」とか(この頁の末尾には「語源」も説明されている)。

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← 同日同場所にて。見ようによっては異様な光景。

 しかし、「ユーザーは、専用のクライアントソフトウェアをインストールしたPCから、インターネット経由でこの世界にアクセスし、自らの分身であるアバターを操作してその中で活動することができる」と言われても、ピンと来ない。
 仮想の空間で仮想の分身を操作し活動するというのなら、そもそも夢想の中での虚構(物語)と何処が違うのか(あるいは同じ面もあるのか)が分からない。
 実際にはやってみないと分からないのだろう。

 が、上記したアバターというキャラクターの衣装にしても、無料のものもあるが、有料のものもあるし、土地の取引もあるとなると、うっかり<参入>もできない。
MagSL Tokyo 最後のSIM 「 Tokio 」 がいよいよ完成」だって。
 仮想空間といえども、また仮想空間独自のマネーが動いていているといっても、現実のおカネと兌換性があるとなると、無知なる者たる小生などますます参入が躊躇われてしまう。
 これは昨年の記事なのだが、「セカンド・ライフ内では、土地の売買や賃貸、乗り物や衣類の売買などの経済行為には、リンデン・ドルという通貨が使用される。現時点で、1米ドル当たり273.5リンデン・ドルで取引されている。セカンド・ライフの基本サービス利用者は、最初250リンデン・ドルがボーナスとして貰えるが、本格的に利用したければ、クレジットカードやペイパルで購入することになる」というのだ(「「ユーチューブ」に続く注目サイトはこれだ (渡辺弘美の「IT時評」):NBonline(日経ビジネス オンライン)」参照)。

「ユーチューブ」に続く注目サイトはこれだ (渡辺弘美の「IT時評」):NBonline(日経ビジネス オンライン)」によると、「セカンド・ライフは、ネット上での三次元(3D)の仮想世界を自分の化身(アバター)が探索するものだが、いわゆる多人数同時参加型オンライン・ロールプレイング・ゲーム(MMORPG)とは違う。敵を倒すなどの結末が定められておらず、プレイヤーは他のプレイヤーと会話したり、建物を建てたり、乗り物に乗ったり、マラソンしたり、何でも自由な活動ができるサービスだ」とか。

「ユーチューブ」の登場を知ってからにしてもそんなに日にちが経っているわけではない。ちなみに、小生、この「ユーチューブ」で大好きなABBAの動画映像をたっぷり見ることができたのだった。

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→ 上掲の木々にもこうした花が一杯、咲いていた。木の名前は分からない!

「自らの分身であるアバターを操作してその中で活動することができる」けれど、「多人数同時参加型オンライン・ロールプレイング・ゲーム(MMORPG)とは違う」となると、いよいよ頭が混乱してしまう。

 仮想空間であり、分身が自由に活動できるようだが、どのような空間を生き、どのように生きるかはアイデア次第ということのようだ。ファッションにしても、人気を呼ぶデザインのものを創出すれば、創作物に著作権が生まれ、販売し利益を得ることもできるということのようだが。
 個人の脳裏の中の勝手な夢想と違うのは、あくまで交流が可能ということにある。共有する仮想空間の場で他人に価値を認められることで、個人の単なる夢想に過ぎなかったものが、アイデアであり創造物であり著作物になり、利益さえも呼ぶのだろう。
 それでも、分からないのは、「土地や島を持つことにより、家やお店を建てることがきます」というけど、仮想空間なのに、どうして「土地や島」を買う必要があるのか。勝手に夢のような島や土地を夢想してもいいんじゃないのか。
 誰もが持ちたいと思うような空間を創出する必要があるということなのか。

セカンドライフウォーカー Second Life Walker」が初心者にも比較的分かりやすいようだが、やはり、繰り返しになるがやってみないと分からない!!

 分からないことばかり。今日は、とにかく、小生はまるで理解できていないということを暴露しただけに終わった。
 我ながら、面目ない!
 

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コメント

たいへん久しぶりにお邪魔いたします。
写真の木、上の枝ぶりでもしかして夾竹桃かな・・・?と思ったのですが、どうやらビンゴだったようで。
もう夾竹桃の咲く季節なんですか。
今年は入梅より夏が来る方が早いような、変な陽気で調子が狂ってしまいそうです。

「Second life」は存じませんでしたが、似たようなもので「ダイナスティア」という女の子向けのコミュニティゲームは見たことがあります。元はどこかの会社で販売していたものが、経営的に成り立たなくなってボランティアスタッフに引き継がれたとか・・・という、とても変り種のMMOです。結局「なりきり」が苦手な自分は登録しませんでしたが(苦笑)

私には現実世界のFirst lifeと、こうしたネットの一般コミュニケーションで手一杯のようです^^;

投稿: 縷紅 | 2007/06/12 23:44

縷紅さん、久しぶり。
花(木)の名前、夾竹桃なのですか:
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Kyouchikutou.html
花にもいたって弱い小生、名札を探したのですが見つからず、名前知らずのまま、画像をアップさせてしまいました。
教えていただき、ありがとうございます。

「Second life」については、書いていて、小生、まるで理解が及んでいません。反ってわからなくなったような。やはり自分でやってみないと理解できないのかもしれない。
ただ、ヴァーチャル空間といいつつ、要はアイデアや想像力そして創造力を尊ぶ世界のような気がします。
価値あるアイデア(デザイン、企画、構想)を示したら、それが人気を呼び、あるいはさらに価値を有する。
いつか、無料の領分まではトライしてみたい。

それにしても、ブログにミクシィにユーチューブ、そしてこのセカンド・ライフと、次々に新しいネットソフトが登場して、感心します。
でも、小生、ついていけません。

投稿: やいっち | 2007/06/13 01:53

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