時計草明日は会えると信じてる
「時計草 (とけいそう)」という花があることを、あるサイトで初めて知った。
その頁には花の画像が載っていて、鉄線か時計草かと疑問形で名称が示されている。
鉄線(花)は以前、ブログでも扱ったことがある。って言うか、まあ、他の話題を採り上げる過程でついでに調べたという程度だったが:
「季語随筆日記拾遺…タクシー篇-無精庵越中節」
→ 6月26日の午後、そろそろ小ぬか雨も上がり始めた頃合、皇居の脇で信号待ちとなったので、ちょっと撮影。
「鉄線(てっせん)」、別名、「クレマチス」(あるいは「風車(かざぐるま)」)については、今日は扱わないので、画像と共に教えてくれる頁を示しておく:
「クレマチス」(ホームは、「季節の花 300」)
さて、「時計草 (トケイソウ)」(ホームは、「季節の花 300」)のこと。
(画像は、「Dog's breakfast 時計草」が凄い!)
学名は「Passiflora caerulea」というらしい(caerulea : 青色の)が、「Passiflora」は、「トケイソウ属」の意だが、以下の説明が興味深い:
「情熱の花」の意味で、 はりつけの刑にされたキリストをめしべの柱頭にたとえ、放射状にひろがる部分をキリストから出た後光にたとえた。
「開花時期は、6/ 5頃~ 8/10頃」というから、目ざとい人なら既に街中で見かけているかもしれない(「Dog's breakfast 時計草」参照)。小生は全く気付いていない!
「ブラジル原産。1730年頃に渡来」というのがちょっと謎。その頃、何ゆえにブラジルから渡来したのだろうか。直接ブラジルから? あるいは中国経由?
但し、「果物時計草(クダモノトケイソウ)|花*ファンタジア」では、「日本へは明治時代の中期に渡来したが、本格的な栽培には至らなかった」などと説明されている。
← 意味不明な画像?! 違います。左下隅の旗(幟)に注意! そう、7月8日、新宿は市ヶ谷にて「薬王寺柳町七夕まつり」が開催される。当然、我がサンバエスコーラ・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)のパレードがメインとして挙行される。「13:10 サンバチームのデモンストレーションと一輪車の公演」や、「14:30 浅草サンバチーム スタート (~16:30)」などがある。26日の夜、柳町を通ったので、ポスターを探したが、車からは発見できず。でも、幟(のぼり)は一杯あった!
「名前のとおり、壁掛けの時計盤のような咲きかたをする。とてもユニークな形♪」
小生、この花(の画像)を見て、驚いた。確かに、キリストの磔像にも見えるけれど、蘂(しべ)が時計にも見える。長針・短針・秒針が揃っているし。
ここでもう一度、「時計草 (トケイソウ)」の画像を見てみよう:
「時計草 (とけいそう) 写真集 1」
「時計草 (とけいそう) 写真集 2 パッションフルーツ編」
→ 6月26日の夜半過ぎ、都内某所にて。雨も上がって、紫陽花さん、何、想う?
紫陽花や色艶さえも闇に溶け
ネットで「時計草」なる季語を織り込んだ句を幾つか探してみる:
時計草予期せぬことの楽しさよ かつこ(「日々好日総集編」より)
アイロンの熱のまま着ぬ時計草 緒方 敬(「「滝」の俳句|エロティシズムを詠む・・・生命賛歌」より)
時計草たそがれ長きことは知る 後藤比奈夫(「≪‘のぶ‘のフォト俳句≫ ~from伊勢 ☆~ ≪フォト俳句(160)≫7-31 ① 時計草」より)
時計草朝日に刻をきざみだす のぶ(? 同上頁より)
鉄柵の錆びすこし見ゆ時計草 けい子(「時計草 薬丸けい子の俳句ブログ-ウェブリブログ」より)
待ち侘ぶる思ひ知らずや時計草 やこぜん(「俳ぢゃっ句」より)
行き帰り目の合ふ犬や時計草 藤田幸次郎(「江戸ソバリエ☆吉田悦花の俳句ファクトリー」より)
時計草と言はれて見ればさう思ふ 帆楠井(「湯豆腐句会 披講」より)
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