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2007/06/11

タクシーは社会の縮図多事多難?!

 以下は日曜日の日記(ミクシィ)から。
 多少、文章的に変なところもあるし舌足らずだったりするけど、日記なのでメモ風になっているのだとご理解願いたい。
(カッコ内の時間は、日記(レス)を書いた時間。コメントを貰う都度、レスを書いたので、細切れになっている。)

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← 竹松舞「妖精伝説」 順天堂大学医学部に在籍していたとかで、「クローズアップ人体」なる小文シリーズも書いておられる。

◎(11:12)「タクシー運転手を刺した医師逮捕、乗車順巡り言い争う 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 調べによると、尾曽越容疑者は9日午後0時45分ごろ、同県周南市住崎町のJR徳山駅新幹線口ロータリーで、タクシーに乗り込み、発進直後、運転手の花岡頼孝さん(66)の左肩と首を、小型ナイフで切りつけた。花岡さんは10日間のけが。
 尾曽越容疑者は、花岡さんを刺した後、車を降りたが、客待ちをしていた人たちが約200メートル追跡。110番通報で駆けつけた周南署員が、さすまたなどを使い、尾曽越容疑者を取り押さえた。
 尾曽越容疑者が客待ちのタクシーの先頭から3番目に止まっていた花岡さんの車に乗ろうとしたため、花岡さんが先頭のタクシーに乗るように促したところ、言い争いになったらしい。尾曽越容疑者は「乗車拒否されたので刺した」と供述しているという。

 ありがちなトラブルだけに、怖い!

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→ 長澤真澄FETES GALANTES 饗宴 近代フランスの香り」(TOSHIBA-EMI LIMITED) 「M A S U M I N A G A S A W A harpist」など。

◎(12:24)タクシー(の車内)は、社会の縮図
 何かストレスを抱えている人が、客商売で相手に(お客さんに)逆らえないのをいいことに、命令調、オイコラ調でドライバーに当る。
 ストレス発散の場だったりする。
 お客さんの喋り方や運転手への接し方で、その人の社会的な立場(上下ではなく、上下関係の強い会社だとか、ノルマがきつい会社か、日頃、プレッシャーがきついとか)がそれとなく知れてくる。
 運転手はひたすら、丁寧にしたでに接する。
 あ、でも、いい人も一杯ですよ。
 水商売の女性でも、人柄が千差万別。仕事と人柄は別。

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← 池松宏(コントラバス奏者)/早川りさこ(ハープ)「5つのアヴェマリア」(ドリーミュージック) 「Harpist Hayakawa Risako  早川りさこさんのホームページへようこそ!! 」参照。(画像は、「Amazon.co.jp 通販サイト」より)

◎(18:59)いい運転手かどうかは、相性もあるから、一概に言えないかもしれない。
(小生は、売り上げ的には平凡。苦情がないのは事実だが。凄い営業成績の人はいるんだよね。小生には、雲上人だ!)
 カーブを丁寧に曲がると、かったるいと感じる人もいれば、丁寧な運転だと好感を持つ人もいる。
 お客さんに行き先を言われて、復唱すると、地理に自信がないのかと不審に思ったり(中には怒るような)する方もいる。
 我々は末端の客商売なので、ストレスは受け放題。
 なので、運転手仲間の間で愚痴やら雑談してストレスを緩やかに流す(我々がストレスを発散する先などないし。中にはパチンコや家族や競馬で憂さを晴らす人もいるんだろうけど)。

 個人と法人とで、接客態度がいいかどうかの違いは、これも一概には言えない。個人さんは、無事故無違反を所定の年数重ねたし、難しい試験にも通ったのは事実だけど。
 個人になると、その人の人間性が(誰も管理する人がいないから)段々如実に出るとか。いい人はいいように、そうでない人はそうでないように?!

 とにかく言えるのは、お客さんの先入見や評価が運転手にも移る(逆もあるだろうけど)。近場だと申し訳ないと思っていると、運転手が真面目に懸命に安全運転していても、それが不機嫌の故に黙っていると誤解するようになる。車内の沈黙が根拠もなく凍り付いたようになってしまう。
 小生は回数で頑張っているほうなので、近場、大歓迎なんだけどね(ロングも勿論、嬉しい)。

 まあ、お互いに誤解を解くような努力が必要なんだろうね。

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→ 「Harp Recital by Risako Deguchi Hayakawa」 日本では未発売の貴重版だとか。図書館で探してもダメだろうか。

◎(00:01)事故の詳しい状況が分からないので、どうにも判断しかねる
 お医者さんに問題があったのか、運転手の側の対応が悪かったのか、相互の誤解が最悪の結果を招いたのか。
 ただ、こうした誤解や事故(トラブル)が起きてしまいがちな状況には日々、遭遇しているとは言えるような気がします。

>後部座席から運転手に蹴りを入れたNHKのアナウンサー昔いなかった?
 名家の誉れ高きかの人ですね。
 この方とは別件(だと思うの)ですが、弊社のタクシードライバーとNHKの方(お客さん)とトラブルになり、お客さんがお怒りになって、弊社のタクシーは一切、(チケットでは)利用しないと、その方の権限で(?)決められたとか。
 その方だけが乗らないのではなく、NHKさんが弊社とのチケット契約を破棄したというのです。
 弊社の運転手に問題があったのだとしても、公共料金で運営しているNHKさんが一民間企業たる弊社を差別待遇する権利はあるのでしょうか。
 受信料は実質強制(義務)のはず。
 まあ、天下のNHKさんには逆らえないのですが、納得は出来ない。

 とにかく、いろんなお客さんがいます。いましたし。相手が誰であれ、ひたすら平身低頭です。

(以上で日記からの転記終わり)

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← 安楽真理子/千住明(演奏, 作曲, Adapter)「Eternal Story~安楽真理子/ハープ・リサイタル・ベスト」(東芝EMI) 「安楽真理子&エマニュエル・パユ TEXT by 針ヶ谷郁」参照。(画像は、「Amazon.co.jp 通販サイト」より)

 タクシーに関係するあれこれを書き出すと、キリがないような気がする。
 機会を設けて、纏まった形で書きたいと思いつつ、踏ん切りがつかない。
 そもそも、平凡な一運転手に過ぎない小生が数多くのタクシードライバーの思いを代弁するかのような誤解を与えるのも拙いだろう。それこそ、いろんな考え方があるはずだし。
 
 さて、営業のほう、事情があってハードな日程が続く。
 そんな中、土曜日の営業は早めに切り上げて、日曜日は風邪の癒えていない体を休めることを念頭にのんびり過ごした。
 昼前後には雷雨になって、干した洗濯物が濡れてしまった(小生は天気に関係なく洗濯する)。
 それでも、午後の二時ごろには晴れた。あの雷鳴がウソのような晴れ間に恵まれたのだ。
 となると、久しぶりに図書館へ行きたい。
 この頃、返却だけのために寄るだけだったし。
 実を言うと、過日、図書館へ寄った際、ハープの演奏家四人のCDを予約していて、それらが他館から届いたという連絡を貰っていたのだ。
ハープのことギリシャからエジプトへ」でも、少し書いたが、小生、このところ、ハープ(や古筝)に凝っているのである。
 間違いなく、内田奈織さんのCDを聴いたのが切っ掛け。既に二度、借り出している。
 本も一冊、予約していたのが届いた。94年に読んで感激したジョージ・エリオットの『ロモラ』(工藤昭雄訳、集英社版世界文学全集)である。十年経ったので、久しぶりに読み返したくなったのだ(今はジョージ・エリオットのことは扱う余裕がない。拙稿「ジョージ・エリオット著『サイラス・マーナー』」参照)。

 個人タクシーの勉強もしなくちゃいけないし、忙しい! でも、読書と音楽は欠かせない!
 夜半になってまた雨が降り出してきた。雨音がまた、何故かハープに合うような…。

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コメント

 怖いですね。
 昨今、何が原因で事件に発展するかわかりません。

 タクシーと言えば、運転手さんが悪いわけではないのですが(笑)
 私、実は必ずと言っていいほど、酔います。

 タクシーの運転手さん、みな、運転丁寧なんですよ。

 時には自分の運転で酔うことがあるほど乗り物に弱いので(でも、ドライブは好き(^^)v)、その辺は、きっちりとチェックしてしまうのです。
 間違いなく、タクシーの運転手さんは(少なくとも今まで私が乗ったタクシーの運転手さん達は)、運転が上手いです。

 ただ、私の背がやたら低いため、座っているときの姿勢が落ち着かないのと、クッションがよすぎて、体がふわふわ揺れるんですよ。

 運転手さんが丁寧に運転してくれているだけに毎回申し訳ないなぁ・・・・と思うと、「酔ったので少し車を止めてください」とも言えませんし(笑)

 やいっちさまの言葉で「カーブを丁寧に曲がると、かったるいと感じる人もいれば、」とありましたが、私は丁寧な運転嬉しいです。
 酔いますので。

 ドライブ(?)はやっぱり安全運転&丁寧な運転が一番です。

投稿: RKROOM | 2007/06/11 23:09

RKROOM さん コメント、ありがとう。

実は小生も車に弱くて、ドライブすると車酔いします。バスはもっとダメ。
尤も、最近は(助手席や後部座席に乗っての)ドライブはあまりしたことがないので、酔うかどうか分からないけど(鞭打ち症だったこともあるかもしれない)。
試してみたいので、誰か私をドライブに連れてって?!

>タクシーの運転手さん、みな、運転丁寧なんですよ。

 なんて言われると、小生、どうしましょう。
少なくとも自分では運転はうまいと思ったことはない。というか、少しでもうまいと思うようになったら、黄色信号です。路上には何が潜んでいるか分からない。交通は生き物。一瞬一瞬違う状況がある。決して同じ状況はない。常に新鮮な気持ちで(経験から来るゆったり感や全体を見渡す感じは大切にして)運転します。

>私の背がやたら低いため、座っているときの姿勢が落ち着かないのと、クッションがよすぎて、体がふわふわ揺れるんですよ。

実は個人タクシーや法人の一部を除いて、タクシーはタクシー専用仕様で、コストを抑えたつくりになっている。足回りも弱い。タイヤもプア。
なので、クッションもフカフカ(フワフワ)で心もとなく感じられるのかもしれませんね。
お客さんあってのタクシーなのだから、後部座席にも手もたれがあるべきだと思うのですが、実現は難しいのかも(但し、弊社には近い将来、より上級の車種に切り替えるという方針が打ち出されているようです)。

>「酔ったので少し車を止めてください」とも言えませんし

そんなことはない。言いにくいのかもしれませんが、体のことですから、遠慮なく申し出ていいと思います。車内にはビニール袋も用意してあるし、万が一を考えたら、トイレにしろ体調不良にしろ、我慢は体に悪いし、早目の対応が必要だろうと思いますよ。
社会的に、あるいはマナーとして変なものでない限り、言ったほうが勝ちです。途中、コンビニに寄りたい、煙草を買いたい、などなど乗りなれた人、遠慮しない方がタクシーを便利に使っているように思えます。

思えば小生、帰省の折などを除くと、客の立場でタクシーに乗った経験が少ない。なので、気付いたこと、こうしたらいいのではというアイデアや意見があったら、どうぞ是非、教えてくださいね。

投稿: やいっち | 2007/06/12 07:33

文中のCD画像で紹介している早川りさこさんについて下記の情報が:
りさこさんの「せんくらブログ」が始まりました。本日6/24から1週間、毎日執筆するそうです。せんくらブログはこちら。(6/24)
http://sencla-blog.asablo.jp/blog/
(「せんくら」とは、「仙台クラシックフェスティバル」の通称。)

投稿: やいっち | 2007/06/27 13:52

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