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2007/05/31

タクシー(ドライバー)を見る目が厳しくなります!

以下は、某所で書いた日記(一部、加筆):
会社で講習会

 講習会といっても、個人タクシーの勉強会ではなく、東京タクシーセンターの指導員(講師)による巡回指導(講習)会。
 本来なら年に一度、江東区にあるタクシーセンターへタクシードライバーが赴いて、一日、あれこれ講習を受ける定期のものだが、指導員が各地のタクシー会社(営業所)を巡回してくれるたのである。

070529

→ 29日の午後、都内某所の公園脇にて。この日、都内を走ったら、紫陽花の花が随所で目に付いた。そろそろ梅雨間近なのか。……あの、この花は紫陽花ではありません! それくらいは小生にも分かります!

 うちは、タクシーランキング制度(下記注参照)で「AA」ランクなので(昨年度は100点だった!)、こういう配慮を受けることができる。
 講師の方は話し慣れていて、さすがに話がうまい。流暢だし、人の気持ちを引きつけることができる。

 徹夜勤務明けの講習会なのである。朝の七時前に営業報告を済ませ、2階のドライバー休憩所で仮眠を取り、9時からの講習を受けた。
 体も頭もいつも以上にヨレヨレ。でも、講師の前ではシャキッとしていなくっちゃね。
 終わったのは、10時10過ぎだったか。
 それから、組合(会社?)支給の海苔弁当を食べて、10時半過ぎに帰宅の途へ。
 自転車のタイヤの空気がなきに等しく、乗り心地が悪い。

 帰宅したのは10時50分過ぎ。
 帰宅直前、予報通り、雨が降り出して来た。ギリギリセーフ。

 お茶を飲んだり、ネットを覗いたりして、ベッドに潜り込んだのは正午前後。
 あ、その前に洗濯もした。しないと、着るものがない!

 正午過ぎに寝入ったのだが、午後の二時前には尿意で目覚めた。寝不足。頭が痛い。それに、昨日の営業中、喉が痛くなっていた。風邪? つらいなー。
 今も喉が痛い。このまま風邪の症状が強まるのか、それとも、ギリギリのところで持ち直すのか、岐路に居る。

 さて、今日は、二週間前に書いておいた掌編をアップさせた。ある創作仲間のサークルに参加しての作品:
ジャスミンの愛

 いい題でしょ。

 頭が痛い。喉も痛い。なので、もうすぐ、ロッキングチェアーで寝入るはず!

[ロッキングチェアーではなく、ちゃんとベッドで寝てねというコメントなどを受けて]
 昨日の営業は、つい、油断したのかな。前日は暑かったから、その延長でいたのか。窓から吹き込む風が冷たいのに気付くのにちょっと遅れて、喉(や額…頭)を痛めてしまった。
 小生の場合、冷風を直に喉に吸い込むから、普段は用心しているんだけど。

 まだ、喉が痛い。症状が一進一退で今夜が峠かな。乗り切れなかったら、明日は休みだ。風邪のドライバーが仕事するわけにいかない。運転手が我慢すればいいってものではないし(客商売だからね)。

 そうそう、今夜はちゃんとベッドに潜り込んで眠るつもりです。
                 (以上、30日の日記より転記)

後記・追記・注記
 拙いことに、夜の十一時を回った頃、デュ・モーリアの「レベッカ」を読んでいる最中、眠気が来たので(あるいは読書の最中に聴いていた竹内まいやの竹内まりやの『SOUVENIR』(ライブ録音、WARNER MUSIC JAPAN)からの歌声があまりに気持ちよくて、つい、うとうとしてしまったのか…)つい、ロッキングチェアーで寝入ってしまった。気がついたら夜半をとっくに回っている。

 さて、日記中に「タクシーランキング制度」という用語が見出される。
 これは、昨年も東京タクシーセンターの講習会があった際に、ブログの中で採り上げたので、参照願いたい:
火曜日朝はセンターの講話
 ランキングは、「ランク評価は法人タクシー事業者の評価であって、タクシー乗務員に対する評価では」ない!

 我々の営業所の乗務員らは、実に真剣に講師の方の話に耳を傾けている。講師の方の話が上手いということもあるが、真面目な運転手が多いということか(事故が多かったり客からの苦情の多い運転手は辞めさせられていったし…)。
 運転手にとっては重要な話があれこれあったのだが、一般には関心が湧かない話かもしれない。
 ただ、タクシードライバーやタクシー業界を取り巻く環境が変わっているのだということは、強調されていたと銘記しておきたい。
 それは、今時の<若者>を取り巻く環境の話でもあるが。

 今の若い人たちは、コンビニなどで働くことが多い。そうでなくとも、多くの今時の店は、サービスを重視されている。
 その中でも、とりわけ接客の上でのマナーが我々に関係あるとして、講師の方は話されていた。

 若い人たちは、サービス重視の時代に生きている。普段は、フリーな若者も、コンビニなどで働く際は、徹底してマニュアルに基づいた教育を受ける。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「幾らでございます」「幾ら、預かりました」「○千円と■円(小銭)です」
 無論、お客さんに頭を下げる。
 コンビニでお客さんがオニギリ一個を買っても、「ありがとうございます」だし、買った料金の多寡など一切、関係なく丁寧な接客を求められる。
 マニュアル通りに丁寧な接客を心掛けたからといって、時間給が上がるわけではないのだ。
 若い人は、そして多くの人は、やって当たり前の世界に日々、身を置いているわけである。
 一方、運転手は、今の時代、年齢的に高くなっている。我が営業所においても、中心的なドライバーは、団塊の世代以上かもしれない。小生は53歳だが、若い方なのである(無論、ホントに若い人は少なからずいる!)。
 講師の方の話によると、昔の人は、真面目に働けばそれでいい。余計な口など使わなくていい。黙ってやるべきことをやればよかった。なので、愛想や挨拶の面で欠ける傾向が見られる(かもしれない)。

 しかし、上記したように、若い人は、日常においてはどんな暮らしぶりをしていようと、一旦、仕事となったらマナー重視、サービス重視、接客重視という環境で教育を受ける。
 そして、そんな若い人らがタクシーに乗る際にも、当然ながら求めるのは、自分たちが仕事の歳に叩き込まれているサービス業の精神に基づく接客をすること。
「はいどうぞ」「ありがとうございます」「忘れ物はございませんか」「幾ら、預かりました」「料金は幾らでございます」「お釣りは幾らです」…。こういった、挨拶や確認事情の徹底。

 年内の半ば過ぎには(参議院選挙後とも)東京についても、タクシー運賃の改定(値上げ!)が認可される見込み。
 だから、なおのこと、利用者のタクシーへの風当たりも強くなるし、タクシードライバーを見る目も厳しくなることが予想されるだけに、接客その他には十分に留意すべしというアドバイスだったのである。
 
 確認事項というと、タクシーの場合、お客さんが乗ったなら、目的地へのコース確認が重要。
 目的地を言われたなら、分かっている場所の場合、走るコースは決まりきっている場合もある。
 それでも、お客さんにコース確認を的確に行なう。
 下手にコース確認をすると、お客さんが逆切れして、そんな分かりきったルートさえ、客に伺うのか、お前は地理が不案内なのかと叱られたりする(実際、小生も何度も叱られたことがある)。
 それでも、コースを確認する。そのことがお客さんを安心させるのだという。後でクレームを受ける理由もなくなる。

Mapall_ginza1

↑ 「この地区は、タクシー業務適正化特別措置法により、土曜日・日曜日・祝日及び休日を除く日の午後10時から翌日午前1時まで、タクシー乗り場以外でのご利用は出来ません」なのである!(「お客様のページ 銀座地区乗車禁止地区タクシー乗り場マップ」より)

 一般には興味がないかもしれない話題としては、乗車禁止地区の話題があった。東京だと、銀座が昔から乗車禁止地区として設定されていた。これは、業界の中の努力事項、申し合わせ事項といったものではなく、「タクシー業務適正化特別措置法」というレッキとした法律に基づくもの:
お客様のページ 銀座地区乗車禁止地区タクシー乗り場マップ

 しかも、さらに、赤坂や新橋にもタクシーの侵入規制地区が設けられた。不適正営業地区として、公安委員会による交通規制が実施されているのだ。
 いかに規制が多いかは、「社団法人 東京都個人タクシー協会 交通規制等の情報」を覗くと分かる。
 詳しくは、下記(箇所が多いし、規制内容も多岐に渡るので、メモしきれない!):
特定地域街頭営業ルール実施要綱

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