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2007/05/02

タクシーにも禁煙化の波ひたひたと

 昨日、5月1日(火)は営業の日だった。曇天。今にも泣き出しそうな空って奴。
 午前、いつものように自転車で会社へ向う途上は、雨はギリギリ、セーフ。
 会社で出庫のための準備や点呼(朝礼)をしている間にポツポツ降り始めた。
 雨の日は、営業の回数は増える。火曜は翌日の水曜と共に連休の谷間で、営業的に暇なのでは、道路も郊外などへ出かけた家族も多いだろうし、道は空いているのかなと思ったら、予想とは全く違って、人の出も多ければ、車も少ないとは決して言えない。

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← 澁澤 龍彦著『夢の宇宙誌』(河出文庫) 本書に限らず、学生時代、澁澤龍彦の本には楽しませてもらった。車中にて、久しぶりの澁澤世界を『ちくま日本文学全集 澁澤 龍彦集』で。今も読まれているのだろうか。

 むしろ、連休の谷間だからこそ、少ない出勤の日に仕事も含め、いろいろ片付けることも多いのだろうと推察される。
 雨の日の営業は結構、神経を使う。夕方以降となると、フロントのウインドーはワイパーで視界を確保するものの、両サイドの窓は細かな雨滴がびっしり付着していて、そこに対向車のヘッドライトやウインカー、町の灯りなどが乱反射して、見づらい。
 交差点を曲がる際が特に怖いと感じる。いつも以上に神経をすり減らす。

 そんな車中にあって、ラジオからいろんな話(情報)を得ることができた。
 また、車中での読書で気になる人物や言葉が新たに。
(なお、昨日も、女性を同伴の某有名タレントを乗せたが、プライバシーの関係があるので、書けない(手元の紙の日記にメモしておく)!

 シルベリオ・ペソーアが初来日し、スーパーライブ(「六本木ヒルズ・Roppngi Hills:シルベリオ・ペソーア スーパーライブbr Silverio Pessoa - Super Live」)が近々あるとかで、ラジオ(J-WAVE)で彼がゲストの番組があって、営業の合間を縫って聴き入っていた。
 ブラジル北東部ノルデスチを代表するアーティスト(ボーカル)で、ブラジルの音楽であり音であると自負されていたような。
六本木ヒルズ・Roppngi Hills:シルベリオ・ペソーア スーパーライブbr Silverio Pessoa - Super Live」のプロフィールによると、彼の言葉が紹介されていた:

 伝統により、音楽をもっと豊かなものにしたい。僕のやっていることはある意味、ジミ・ヘンドリックスがブルースでやっていたことで、フォホー(ブラジルの古い民謡)は世界中で演奏される国際的音楽になると信じている。ブルースやレゲーのようにね。

conversation シルベリオ・ペソーア Silverio Pessoa」も参考になるかな。
 彼のライブ、今日と明日だ!

 生憎、ネットで情報の裏付けを得ることができなかったのだが、昨日のラジオで、「北斎の版画が見つかった。「はなくらべ やよいのうたげ」という題名」というニュースを聴いた。
 でも、聞きかじりで聴き間違いの恐れがある。
 誰か、詳しい情報、御存知ないですか。

 ニュースではないが、「あずまや」という言葉が気になった。「東屋」とか「四阿」と表記する。いつか調べてみようかな。

 大江匡房(おおえまさふさ)をいつか調べてみよう。「その学才は時に菅原道真と比較された」というだけじゃない、なんだか、とんでもない人物らしい。
 まあ、一般的には、百人一首でその名を知る人も多いのか。
大江匡房 千人万首」が詳しいし、多くの歌を詠める。

 ガソリンの大幅値上げ。庶民も根を上げる!

 そんな中、小生の仕事柄、禁煙タクシーの話題が気になった。
5月1日から名古屋地区で全面実施」というニュースが、昨日から今朝に掛けて(少なくともNHKラジオでは)一時間ごとのニュースの時間帯には必ずといっていいほど、報じられていた。
 つまり、下記:

 名古屋地区で運行するタクシーが5月1日から全面禁煙となる。特定地域でのタクシー禁煙化は昨年4月から大分市で実施されているが、政令指定都市では初めて。全面禁煙となるのは、名古屋市と周辺19市町村の法人・個人タクシー計約8000台。乗客がどうしても喫煙を希望した場合は、車を止めて車外で吸ってもらう。

 より詳しくは、「Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - タクシー 全面禁煙スタート…名古屋と周辺市町村」に。
 昨日は、「午前9時から、同協会幹部ら約50人が同市内の繁華街のタクシー乗り場13カ所で、全面禁煙を知らせるポケットティッシュを利用客に配るなどして広報活動を行った」とか。

「禁煙タクシーを応援します」というサイトにも見られるように、全国的にもだが、東京も禁煙タクシーの導入は遅れている。
 東京都は、3%台だったはず。
 小生の会社の営業所も一割ほどか。
 東京地区(武三23区)の法人については今年の五月だったか、とにかく今年の前半には全社とも2割の導入を目指すという取り決めがあるとか。

 一説には、昨年末来、動きが始まっていた、タクシー運賃の値上げがある。値上げをするならサービスを向上すべしということで、運転手の資質やマナーの向上のみならず(東京については、既に多くの法人については、運転者は運転中は煙草を吸わない取り決めとなっている)、乗客の喫煙もお断りすることで、車内に煙草臭が残らないようにするという目的もある。
 運転手が乗客の喫煙による受動喫煙で健康が害されるのを防ぐという意味合いもある。

 一方、電車やバスなど公共輸送機関が(公共の多くの場所や会社もだが)ほぼ全面禁煙となっている中、せめてタクシーだけは喫煙可能であって欲しいという喫煙者の切なる願いもあるらしい。
 そのせいか、法人の経営者側は全面禁煙の意向を持っていても、組合員、つまりはタクシードライバーのお客さんが減るのではという懸念があって、全面禁煙には踏み切れないのだという情報もある。
 小生に言わせれば、お客さんの喫煙の要望を隠れ蓑に、実のところ、(一部の)運転手が吸いたいからなのではと思えてならない。

 そもそも、健康促進法の趣旨は何処へ行ったのか(「 「煤払」…末期の一服」など参照のこと)。

 だが、残念ながら、小生の車は禁煙車なのだが、実際に、お客さんは減っている。
 禁煙車か、じゃ、いいや、と、さもうざったいものを見たかのように、用はないから、あっちへ行け、とばかりに手をふり、次のタクシーを待って乗り込んでいく。
 この辺りのことは、「乗らぬならせめて挨拶欲しいよね」に若干、書いたことがある。
 禁煙車だから乗ってくるというお客さんは今の所、皆無(に近い)。あるいは、禁煙車であることで、煙草臭がなくて密かに喜んでいる方がいるかもしれないが、何もおっしゃってくれないので、心中は分からない。
 現実は、上記したように、営業回数が減っているのだ。
 ただ、遅かれ早かれ東京都も全面禁煙の方向へ向うと思う。
 その際には、どのタクシーも(一部、個人タクシーの運転手のポリシーなどで禁煙車にしないことも考えられるが)禁煙車なのだから、条件は平等になる。それまでは苦汁を舐めつつ営業するしかない。

 小生、思うに、一般の間に勘違いがあるのではと思う。
 それは、バスや電車は公共輸送機関だが、タクシーは、違うというイメージである。
 確かに、タクシーは一人(乃至は一組)を乗せる、極めてプライベートな乗り物であり、公共輸送機関と同じ枠組みで括るのは、やや難しいかもしれない。
 バスや電車も車椅子のお客さんに対応する準備はあるが、タクシーの一部はそのために特化した仕様(福祉・介護タクシーなど)になっているものもある。
 大きな荷物も運べるワゴンタクシー。
 そもそも、乗車地から降車地までのピンポイントの輸送というのは、タクシーならではである。
 機械化・合理化の進む現代にあって、人が人を一対一の形で相手にする、ある意味、極めて人間的な乗り物でもある。

 しかし、例えば東京都に限っても、バスや電車に匹敵する人数を乗せている、立派な公共輸送機関なのである(一応、定期航路の船や飛行機は別格扱いにしておく。でも、公共輸送機関であることを否定する人はいないだろう)。
 極めてプライベート空間的でありつつ、同時に断固公共機関であり公共の空間であるタクシーという乗り物の性格を、関係者はもっと社会に訴えかけていくべきではなかろうか。


 なお、禁煙タクシー問題については、文中に示した「 「煤払」…末期の一服」のほか、「健康増進法と遅れている禁煙タクシー化」などの問題を扱った、「タクシー事情追記」や「タクシー規制緩和の見直し」などを参照願いたい。

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コメント

今晩は。

タクシー、早く全面禁煙にして欲しいものです。
まあ、ここ十年ほどは乗ってませんが。

さて北斎の件、
以下のサイト等にニュースが載ってます。
「花くらへ弥生の雛形」らしいです。

http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/02/d20070501000099.html

投稿: 石清水ゲイリー | 2007/05/02 21:56

石清水ゲイリーさん、コメント、ありがとう!
たまには冷やかしでもいいから、乗ってください!

いっそのこと、我がタクシーに「やいっち」とでも描いておこうかな。

さて、情報、ありがとう:
「北斎若き日の美人画 英で発見」
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/02/d20070501000099.html
いずれ、こうした記事は削除されていくと思われるので、一部、転記させてもらいます(ニュースソースは、「NHKニュース」):

(ここから転記)
この浮世絵は、イギリスの「ヴィクトリアアンドアルバート美術館」に所蔵されていましたが、署名がないため、誰が描いたのかわかりませんでした。去年、東京の太田記念美術館が調査を行ったところ、まったく同じタイトルの美人画を勝川春朗と名のっていた若き日の葛飾北斎が手がけていたことがわかりました。また、女性の顔の描き方やすらりとしたスタイルなども当時の画風と共通し、北斎が20代中ごろに描いた美人画と確認されました。北斎は、90年に及ぶ生涯で「冨嶽三十六景」など浮世絵の傑作を数多く残していますが、若いころの絵が見つかるのは珍しいということです。太田記念美術館の永田生慈副館長は「最初見たとき、目からぽろぽろとうろこが落ちたように感じた。北斎が浮世絵の名手になっていくまでの過程を知るうえでとても貴重な資料になる」と話しています。この浮世絵は1日から東京・渋谷区の太田記念美術館で公開されています。展示会は6月26日までですが、北斎の美人画の展示は5月27日までです。
(以上、転記)

投稿: やいっち | 2007/05/02 23:00

年収がほぼ貧困層に当たるので(死)、めったにタクシーを利用することはありませんが、最近立て続けに数回利用しました。タバコ臭が残っているとうっ、とか思いますが、逆に無ければそれで気にしない。禁煙であるかどうかとかまで考えないように思います。内心で「ああ、臭くなくて良かった」と思うだけなのでしょうねぇ。

投稿: リベラ33 | 2007/05/03 05:59

リベラ33さん、コメント、ありがとう。
実は小生自身、タクシーは帰省して郷里の最寄の駅から実家まで乗るだけ。バスも電車もなくなってしまったし。
その際、タクシー運転手さんに郷里の好況や仕事の中身などについて伺うのが楽しみ。
禁煙タクシー、今の所、減収は歴然。
都内では3%台程度の禁煙タクシーを応援してくれる人は、今の所、皆無。現実は厳しいね。

投稿: やいっち | 2007/05/03 09:27

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