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2007/04/15

ウンチク癖はウォシュレットじゃ流せない

 下記は、某所に書いた日記(なのかどうか)。日記の題名は「ウォシュレット!! 」

田舎のトイレは数年前からウォシュレット。
小生、帰郷の折の密かな楽しみがウォシュレット。
たまらん!
ずーーーと、ウォシュレットしていたくなる。
これで開発され深みにはまった人も多いんだろうな。

 こんなテーマでブログの記事を書くのも今更だろうし、何を書くあてがあるわけじゃないけど、一度は触れたいウォシュレットなのである。
 小生はウォシュレットには縁遠く、実際に使ったのはウォシュレットが登場して随分経ってからのことだった。
 しかも、めったにない。
 あるいは、もしかしたら田舎に帰省した折に使うだけかもしれない。
 何年前に郷里の家に設置されたのか分からない。
 とくにかく、我が家にウォシュレットが?! と、妙な感動を覚えたものだった。
 小生の感覚からすると、どうにも似合わないような気がする。ほんの数十年前までは、つまり、小生のガキ時代にはポットン式トイレだった。
 それが、小生が学生となって郷里を離れ、何度目かの帰省をした折に我が家のトイレが世間並みに美麗なる和式の水洗に変貌を遂げていて感激したことも記憶に新しい(といっても、和式の水洗設置からも四半世紀以上!)。

 そして、今やウォシュレットの登場なのである。

(「ウォシュレット」って、一般的な商品名ではなく、東陶機器(TOTO)さんの商品名なのか! 今更ながらにTOTOさんの偉業に感服する。INAXさんは、「シャワートイレ」だとか。TOTOさんに敬意を表し、且つ、ウォシュレットという商品名が一般名の域に達していることもあり、以下、トイレ洗浄器ではなくウォシュレットなる名称を頻用させていただく。)

 思えばトイレには苦労した。小生、少なくとも物心付いたころには便秘症気味だった。この話題にも涙ぐましいエピソードの数々がある。
 が、今日は我が便秘物語については、涙を呑んで割愛する。後日を期す(興味のある方、しばし待たれい! まあ、その関連の話題は、ここで…)。

 ただ、78年に上京した際、小生は東京での生活を始めるにあたって気分一新を図るため決心し実行に移したことがあり、それはものの見事に成果を挙げた、とだけ書いておく(学生時代を送った仙台を離れるに際し、体を壊したこともあり喫煙を止めたのも決心のうちの一つだった。これも達成)。

 何を決心したかというと、便秘との絶縁である。
 物心付いていつしか我が頑固なる便秘症との闘いが日常の日々を送っていた。
 学生になり、一人暮らしなので、洗濯機もないし、洗濯は自分でする。盥(たらい)と洗濯板とタワシ、石鹸を使って自分のパンツを洗う。その苦労。
 その苦労をそれまではお袋に背負わせていたのだ。
 パンツを洗う苦労を洗濯のたびに味わううちに、そうだ、パンツを汚さないようにすればいいんだと、或る日、小生は気付いたのだった(気付くのがやや遅きに失するが)。
 どうやって汚さないように気遣うのかの詳細も後日にまわす。

 こんなあれこれを書き綴ると一年間、この話題に終始しそうなので断固、踏ん切りする!

ウォシュレット - Wikipedia」を覗かせてもらう。
 なんとびっくり!「1964年 東洋陶器(現・東陶機器)が、米国から温水洗浄便座「ウォッシュエアシート」を輸入、販売を開始」は別儀として、「1980年6月 初代ウォシュレット(G、S)を発売」だという。
 ウォシュレットにこんなに歴史があるだなんて。
 文明の利器、便器の一大革命。文明の便器だ!


 開発の物語がまた涙ぐましい:
「TOTOは独自に研究開発を進め、清潔好きな土壌がある日本での普及が見込めることなどから、1980年に2機種の設定によって発売を開始した。特に、肛門部分については、体格などの個人差なども考慮する必要があるため、社員などの協力を得て噴出位置を設計するという苦労があった。のちにビデ機能の追加では、着座時の局部の位置を確定するために、女性社員や家族などの協力を得たほか、ストリップ劇場などでダンサーの局部を確認するなどの研究もあった」
 研究に参加したいような参加は遠慮したくなるような微妙な内容。
 みんな苦労して大きくなった、の感を一入(ひとしお)覚える。

 さらに、「1982年 「おしりだって洗ってほしい」のキャッチコピーを使ったCMが話題に」。そうだった。「当時話題のタレント・戸川純を起用したCMで、コピーライター仲畑貴志による「おしりだって洗ってほしい」のキャッチコピー」は、小生の脳裏にも刻まれている。
 ある意味、アンネ関係のナプキンのテレビCMに匹敵する、インパクトを初心(うぶ)な小生に与えたものだった。
 
 当然ながら、小生のような生活において低空飛行というかアクロバット的なものにはウォシュレット(シャワートイレ)は縁遠い。
 テレビのCMを見ながら夢見る日々が続いた。なんだ、あれは、あれを使ったら、小生の長年のお尻を巡る苦労や努力・工夫も水の泡となるのか。
 大体、水を当てただけできれいになるはずがないじゃないか!
 小生、水で洗ったあと、やはり紙を使うということに考えが及ばなかったのである。
 もしかしたら、水じゃなくて石鹸水が出てきて、まさに洗い流してくれるのか。機種によっては乾燥機能のあるものもあるというからには、一切、手出しは無用になるってことなのか。
 小生の疑問と期待と幻想と妄想は、膨らむばかりだった。

 幻想を抱きつつ、ウォシュレットのあるトイレに出会うまで苦節十数年。確か、1990年代の半ば過ぎになってようやく対面がなった。対座というべきか。それとも便座がなったというべきか。
 が、それは単発なものに終わった。
 90年代の終わりごろだったろうか、郷里の我が家にウォシュレット設置。トイレ革命がいよいよ我が家に。
 父母が体に不都合があったりして、設置する必要性が高まっていたのだろう。

 さて、ウォシュレット!
 あれ、使うと気持ちいい!!
 やめられなくなる。止めたくない!!

 お尻に水鉄砲。水をダイレクトにお尻のアナに鋭く噴射する。
 適度な温水ってのがたまらん!
 気持ちよすぎて、余計な場所からも噴射しそうだったり。
 あのまま、ずっとずっと噴射攻撃に晒されたままにしておきたくなる。

 冒頭の日記に歓喜の声とともに書いたように、ウォシュレットを使って、人間の体の神秘に改めて蒙の啓かれた方も多いのではなかろうか。
 ウォシュレットを巡る噂の数々は仄聞する。
 びっくりしたのは(驚く小生が初心なのだろうが)、なんとウォシュレットの水をお尻の穴に当てるばかりではなく、水を穴から町内へ、じゃない、腸内へ浸水させ、水を腸内に溜め、腸内に普通に気張って出すだけでは、どうしても残りがちの雲古(うんこ)の残滓とともに、一気に噴出するというのである。
 肛門洗浄に留まらず、腸内洗浄する。
 そんな芸当が出来るのか。
 さすがに、話には聞けても、実際の行動でウソではないことを確かめるってのも、やや難しい(絶対に不可能ではないはずだが)。


 当然ながら、女性用にはビデがある。これまた当然ながら、小生は使ったことがない(使う人によっては使っているシーンを見てみたいとは思う)。
 敢為実行が我が高校の校訓だったはずだが、小生、まだビデは遣ったことがない。
 ビデ用の水って、お尻向けの噴射より強烈なのだろうか。

 これは…。使い始めたら、お尻のウォシュレットとはまた違った、格別な思いや快感、爽快感があるのではなかろうか。
 分からないが、こちらは、内部もガシガシ洗えるのではなかろうか。
 そういえば、「歌手のマドンナが2005年に来日した時も彼女は「日本の暖かい便座が懐かしかった」とコメントしている」というのは、ゴシップネタに弱い小生さえ知っている有名なエピソード。
 知りたいのは、マドンナさんが前後のどちらの洗浄を使っての感想だったのかなのだが。
 やはり、両方か。

 両方というと、これも、小生の実験精神の乏しさの故にまだ試したことがないのだが、ウォシュレットはお尻とビデの両方を同時に洗浄することができるのだろうか。別個別個なのか。
 前後同時に噴射されたら、悦びに腰が抜けて、もう、トイレから出て来れなくなるのではないか。
 畑中葉子さんではないが、「後から前から」ってのはやばすぎる!
 ってのは杞憂か。今の所、トイレで溺れたというニュースは聞いたことがないし。

 仄聞するところ、ウォシュレットの普及がこれほど進んでいるのは日本だけだとか(海外事情に疎いので、実状は分からない)。しかも、多機能。
 清潔好きな日本人ならではの開発と普及ということなのか。
 が、日本発の漫画(アニメ)が世界ブランドになっているように、ウォシュレットも近い将来世界を席捲するやもしれない。
 尤も、水事情と深く関わりがある。電気も必要。
 やはり、何事も水に流す文化の延長上にあるからこそ、日本において進化したと理解すべきなのかもしれない。水の芸。水際立った進化ぶりだ。
 今後は(あるいは既に開発されているのかどうか)、一旦、流した汚水をその場で再利用するリサイクル式の洗浄器の登場が待たれる。そうなった暁には、一定量の水さえ確保されているなら、生活排水も活用し、水資源の乏しい、水事情の厳しい地にあっても、ウォシュレットが普及すること間違いないと思う(言うまでもないが、日本も実は水資源に乏しい国なのである。水の輸入大国だという現実を忘れてはならない!「日本は水を大量輸入?!」や「森のこと水のこと」参照)。

 無論、紙事情との関係もある。トイレットペーパーの使いすぎに注意しましょう!

 いかにも、小生らしく、格調高くなってきた。
 ネット検索したら、「銭湯とウォシュレットにみる日本の「ソフトパワー」」という頁が見つかった。
 この数年、お風呂に浸かったことのない小生(ガス代の節約!)、銭湯の話題は省く(銭湯、いいなあー)。
 とにかく、日本のソフトパワーは漫画だけではないことに気付かれた先覚者はいるんだね。

 さて、である。今は貧乏しているので、我が家にウォシュレットを導入する予定も可能性もない。
 が、可能な状況になったら、どうするか。

 分からないが、ウォシュレット依存症になってしまうのも困る。
 便意が催してきたのでトイレするならともかく、ウォシュレットの水で便意を呼び起そうとするのは邪道だろう。

 それこそ、便秘症の女性の一部に薬物依存症気味の人がいるようなものだ。下剤を使って、あるいは手動で(?)、無理にもウンチを強制排出するというのだ。
 清潔はいい。が、自然にウンチを出せなくなるのも困る。

 ああ、今日もウンチクを傾けてしまった。この癖ばかりは流しようがない。

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