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2007/03/12

雨降りや傘差し運転やっちゃった!

 今朝というべきか、昨夜というべきなのか迷うが、妙な夢を見た。
 今朝か昨夜なのか迷うというのも、今朝、起きたのは十時頃。就寝したのはというと、朝の(!)六時を回っていた。
 常識的には今日の朝に寝入り、今日の午前中に目が覚めたという表現にすべきなのだろう。
 ただ、小生の感覚からすると、時間的には朝の六時であっても、それは昨夜の延長、真夜中の終わり、ちょっと長すぎる気味はあるが、いずれにしても、昨日の長~い夜の果ての未明に眠りに就いたという感じなのである。

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← 十日撮影。タクシーの運転席周辺画像。機器・装備が満載。カーナビが装備され、いよいよデジタル無線が始まる。

 夢というのは小生のこととて他愛もない。

 多分、小生の田舎でのこと。結婚式の会場へ向うことになった。
 結婚式といっても、小生が結婚するのではなく、多分、姪っ子か甥っ子の結婚だったような気がする。
 生憎の雪模様の空。
 北陸特有の陰鬱な曇天から雪(雪だとしても水っぽい感じがした。あるいは冷たい雨)が降っている。
 足元は、氷雨で泥濘(ぬかるみ)となりつつある雪の道。
 根雪や圧雪も溶け始めていて、舗装された道路が轍(わだち)に沿って黒っぽく垣間見えているから、三月も終わり頃だろうか。

 他のみんなはどうやっていくのか。多分、車か歩いて。
 小生はというと、何故か自転車!
 それも、水っぽい雪か、それとも氷雨が降っているので、傘を差して自転車を駆っている。
 溶け出しているとはいえ、未だ踏み固められた圧雪の上などを車輪が乗っかると、滑って転びそうになる。
 なんたって、たださえ傘を差しているから、危ないこと、この上ない。
 実際に乗っていたのは十数分という感覚が残っている。
 
 残念ながら目覚めた時、夢の中身の大半は忘れた。記憶力には断然、自信のない小生、これだけ覚えているだけでもエライ(!)ことだと褒めてやりたくなる。
 夢から、そして眠りから醒めてからしばらくベッドの上でボンヤリしていた。
 どうしてこんな夢を見たんだろう。
 結婚願望?
 姪あるいは甥の結婚への蟠(わだかま)り?

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→ 沈丁花? 「今年も沈丁花が咲きました」で沈丁花の話題を採り上げたが、自前の画像がなく、十日の営業中、発見し撮影。

 そのうち、はたと気づいた。
 そうだ、十日(土曜日)の営業を終えて十一日の朝、帰宅の途に付いた時には雨模様になっていたのだった。
 予報でも朝方は雨が降ると云っていた。
 なので営業は最低限の目標(足きり)はクリアーしたことだし、雨の降らないうちに帰庫(きこ=会社の車庫に帰ること)しようと、営業も早めに切り上げようと思っていたのだが、そんな時に限って(無論、嬉しい悲鳴だが)お客さんに掴まる。で、目論見の三時過ぎよりも一時間、帰庫が遅れてしまった。

 案の定、四時前からポツポツと雨滴がフロントウインドーに。

 幸い(というべきなのか判断に迷うが)四時過ぎにはお客さんに見つかることもなく無事、帰庫。
 が、営業報告その他の雑務があって、実際に会社を去れたのは四時半を幾分、回っていた。
 外はすっかり雨模様。路面は未明ということもあり、雨も相俟って真っ黒に濡れそぼっている。
 どうせ、日曜から翌日の月曜は休みなのだから、濡れて帰ろうと、最初はコートのフードを被るだけで自転車を駆っていたが、やはり雨には勝てない。
 若くはないから、ズボンなどが濡れると体が冷え、せっかくの週末が熱で寝込むということもありえないではない。
 体力がないから、ちょっとしたことでも体が敏感に反応し、風邪、肺炎ってことだって、大袈裟でなく予想されなくもない。
 
 会社から数分も走らないうちに、自転車を何処かの軒先に突っ込み、背中に負っているバックから折畳みの傘を取り出す。
 もう、十年は愛用している、貧乏な小生には立派な傘。
 何年か前、正月に買った福袋の中に入っていたもの。
 小生はビニール傘でも、なかなか紛失しない。500円以下のビニール傘を最低でも二年は使う!

 最近は正月を避けて帰省するので、福袋を買うこともなくなったが(東京では福袋を買った記憶がない。富山だからこそ買う。そう、両親のために)、何年か前までは福袋を毎年のように買っていたのだ。
 傘は(そして今、愛用しているコートも)父が何本もあるから不要ということで、小生が使うことにしたのだ。

 そんな折畳み式のジャンプ傘を颯爽と(使うのは久しぶり)取り出し、ボタンを押す。パッと開く。いいね、この感じ。
 そして、傘を差しての自転車走行と相成ったのである。
 
 正直、傘を差しての自転車は何十年ぶりである。
 そもそも、自前の自転車を東京で駆るのも四半世紀ぶり……と、思い返してみたら、上京してから一度も自転車を所有したことがなかったのだった。
 そうだ、仙台で学生生活を送っていた或る時期、中古のスポーツタイプの自転車を乗り回していたことがあったのだが、それが盗難の憂き目に遭って、それ以来、自転車は懲り懲りとなったのである。

 ってことは、自転車を所有すること自体、三十年ぶりということになる。
 まして、傘を差して自転車を駆るなんて、記憶にはない。
 仙台はオートバイもだが(ヘルメットの着用の義務付けも早かったような)、自転車に付いても規制が厳しかったという記憶がある(小生の印象に過ぎないのかもしれないが)。
 傘を差しての運転も、二人乗りも厳禁だったはず。
 上京して、東京では傘を差して運転する人が多いことに驚き(無論、雨の日は、だが)、且つ、二人乗りでの運転が多いことにまたまた驚いた。
 一番、驚いたのは、ママチャリ。小さな子供を乗せてママさんたちが颯爽と町中を駆け抜けていく。
 
 ああ、後ろに小生が乗りたい。しっかり、ママさんの腰に掴まって夢見心地に……。

 じゃなくって、そんな危険な走行を東京では許すのかと、小生、心底、驚いたものだった。

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← 十日の営業中、都内某所の駅の構内にて。立ち喰いの店の軒先でワンちゃんが座り喰いしていた。毛並みが綺麗!

 まあ、脱線はこれまでとして、とにかく、小生、過去になかったと断言するつもりはないが、記憶する限り、傘を差して自転車を走らせたことがあったとは思えない(高校時代はどうだったろう。雪の日も自転車で通学したっけが)。
 下手すると、ほとんど生まれて初めて憧れの傘差し自転車走行ではないか!
 憧れって、おいおい、だが、実は正直、あんな危ないこと、しやがってと小生の中では顰蹙を買いつつも、心の片隅では同時に、あんな真似を、自分でもやってみたいなとも思っていたのだった。

 やってみて案外と楽しくて実に爽快だった。
 というのには実は前段がある。
 そもそも小生の自転車はタイヤの口径が小さい。ハンドルもサドルもギリギリ高く設定してあるのだが、それでもかなりの前傾姿勢が強いられる。
 となると、傘を差す差さないに関係なく、片手運転が難しいのである。体重が腕に掛かってしまっているのだから、フードを直したり、襟元のバタツキを抑えるためなどで片手を一時でも放すと、残った片手に重心が傾き、自転車が思いっきりグラつくというわけである。
 
 なので走行中は、しっかり両手をハンドルを握って放さない。
 
 それがである。やむを得ずほんの一時、片手運転となるどころか、傘を差してずっと片手運転となっている。
 なのに、全然、グラつく感じがない。
 そうか、半年余りの自転車通勤で、自転車に馴れたこともあるが、同時に腰などの腹筋が幾分なりとも鍛えられたってことがある。
 前傾での片手運転になっても、重心を過度にハンドルを握る片手(片腕)に傾くことなく、腰の辺りに重心を相当程度に残せている。
 だから、こうして傘を差しっ放しで前傾姿勢で走行しても、グラつかないのだ。

 そんな感激をしみじみ味わった。

 でも、風が吹くと、傘が帆の状態になり危ない。
 一番、危ないのは下り坂である。 
 途中、長い下り坂がある。そこは普段でも危ない。スピードが出がちになるし、脇道が多いので自転車や車の飛び出しが実に多い。死にそうというのは大袈裟でも、車にぶつかりそうになったことは幾度あったことか。

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→ 十日の夜、都内某所にて撮影。発光ダイオードの飾りはすっかり定着している。

 まして、雨中走行である。傘を差している。
 つまり、ヨットで云えば、帆を全開にしての下り坂走行なのだ。
 傘が風で煽られる。片手運転である。雨で路面が濡れている。下り坂である。徹夜仕事が明けての帰りで体が疲れている。
 悪条件が重なっている。
 平坦な道、上り坂などは快調だったが、下り坂は冷や汗ものだった。
 冷や汗ものというより、正直、怖かった。

 こんな体験があったばかりだから、夢にも雨(か雪)の中、一人だけ自転車走行を強いられる情景が出てきたのかもしれない(と想像するのである)。
 ただ、それはそれとして、どうして甥(か姪)の結婚式へ向う必要があったのかは分からない。
(全く分からないでもないが、これはこれで別の話になるので、機会があったら、書くかもしれない。)
 
 さて、ここまでが話の前段というか、前ふりで、ここから本題に入るつもりだったのだが、前置きが長くなりすぎたので、話(今日のテーマは、(「夜這い」とゴーゴリの小説「ヴィイ」と」のつもりだった)は別の機会に譲る。

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