「今年も沈丁花が咲きました」にて、話の流れで旧作の「沈 丁 花」を当該記事の文末に載せている。
その「沈 丁 花」にpfaelzerwein 氏よりコメントを戴いた。
旧作だけあって、ホームページにアップした際にも別の方(S・Y氏)よりコメントを戴いていた(正確に言うと、本作は、数年前まであったニフティの文学(創作)のフォーラムにて最初に創作しつつアップ(03/09/30 )し、その後、ホームページにアップ(03/10/01)したもの。コメントは、フォーラムにアップさせた際にS・Y氏より戴いたものである。無精庵というは創作のフォーラムでの小生のハンドルネームである)。
掌編の本文及び以前戴いたコメントは別窓に掲載しておいた。この時もS・Y氏に戴いた評にあれこれ思ったものだったが。

← 今冬は東京には記録に残るような雪は降らなかった。その代わりというわけではないが、植え込みに小雪の降りかかったような情景などを……。
今回、事情(ニフティにおける一部海外のIPアドレス規制か?)があってミラーサイトにpfaelzerwein氏より戴いたものをここに転記する(本来は、ココログの当該の記事に寄せるはずだったという。pfaelzerwein氏のサイトは、「Wein, Weib und Gesang」)。
浮き彫りにされている人称(自称・他称・不定称など)の混乱の問題は、以前にも他の方から(本作に寄せてではないが)指摘を受けたことがある。以下の問い掛けへのレスは、どうしたものか……。著作権者であろうはずの小生(創作時の小生は、若干、飛んでいるので、雲を摑むような存在だ!)らしく保留にしておく!:
「オレはオレのオレ自身のもの by pfaelzerwein」
いつもながら若々しい感性に驚いています。東京都知事選出馬とはいかがしょう。日活青春映画のワンシーンのようですね。なので、これを俺シリーズでなくて三人称に読み変えてみますと、「何故?」にの効果が強まるようです。それとも「沈丁花」の香りも含めて一般化してしまうと、やはり趣旨に反するのか?
「オレははっきりと、いつのことだったかを覚えている」のオレと、「オレはあの時、どうして彼女を拒否した? 」のオレと、「オレは彼女が好き」のオレは各々違うオレですね。オレの混用は、最終的に語り手オレを浮き出させる事になりますが、すると最も興味を抱かせる「何故?」の問い掛けはオレのオレ自身のものになりますね。そこで自閉してしまうと、タイトルの「沈丁花」の香りも広がらずに閉じてしまう。このあたりの具合の悪さが、創作意図にもなっているように察しましたがどうでしょうか?
「沈丁花の小花の束に顔を埋めて」いるのは二番目のオレで正解と思いますが、どうでしょう。著作権者の反応が楽しみです。
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