1000万円がお小遣い!
小生は政治向きの話を書くのは気が進まない。気が重くなってしまう。
でも、たまには一言。
福井俊彦日銀総裁のファンド投資がいよいよキナ臭くなってきた。
村上ファンドの設立と経営に大きく関与していたのがオリックスの宮内義彦オーナーで、村上ファンドのアドバイザー(03年3月の総裁就任時にアドバイザーは辞任)になっていたのが日本銀行の福井俊彦総裁という図式。
その村上ファンドがかのライブドアをも食い物にして莫大な利益を手中にしていたのは周知の事実(正確には、村上世彰容疑者(46)は、証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕されている最中であくまで容疑者である)。
村上ファンドの設立に当って、福井俊彦日銀総裁はポケットマネー(!)として1000万円を投資し、少ない年で数十万円(!)多い年は数百万円の運用益を上げていたという。
(「福井総裁が13日の参院財政金融委員会で行った説明によると、村上前代表と知り合ったのは、98年に富士通総研理事長に就任した直後。同総研が、通産省(現・経済産業省)にいた村上前代表からアドバイスを受けていた経緯があったという。
福井総裁は、役所をやめ、ファンド設立に動いた当時の村上前代表を「日本のコーポレートガバナンス(企業統治)の改革のために先頭を切り開こうとしている」と評価。「激励のため」として、総研の有志が1000万円ずつ運用資金として拠出したと語った」という。)
小泉純一郎首相や安倍晋三官房長官らが福井総裁を擁護する発言をしており、政府・与党は問題視しない姿勢で臨んでいるように、現行の法律や日銀などの内規(「日本銀行員の心得」)からして問題はない。
なんたって現役の経済産業省の役人も村上ファンドに堂々と投資していたくらいだし。
(小泉純一郎首相が教育基本法などの重要法案を抱えている中で、国会の会期を延長しないのは、福井総裁と村上ファンドとの不透明な関係、このことが齎す日銀の政策決定の上での支障などを国会で追及され、結果、重要法案は通りそうもない、通らないだけではなく痛くもない腹を探られるのが嫌だったからではないかと邪推したくなる。)
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