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2006/12/08

今日は何の日…憂鬱な日

 最初に愚痴を書くのもうんざりだが、ココログでは、12月5日10時から7日15時にかけての53時間をもメンテナンスに費やしたにも関わらず、「メンテナンス中に問題発生。バージョンアップ断念」だって!
 しかも、不具合の原因が不明だとも。
 大丈夫なのか、ココログさん!

今日は何の日~毎日が記念日~」で言うまでもなく、今日、12月8日は、対米英開戦記念日(太平洋戦争開戦記念日)である。
 すなわち、「1941(昭和16)年12月8日午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)、日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)が勃発した」という日。

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→ 6日、白金自然教育園脇を通った。庭園美術館もあるし、一度は入園したい。

 他にも、「1980(昭和55)年、ビートルズの中心メンバーだったジョン・レノンがニューヨークの自宅アパート前で熱狂的なファン、マーク・チャプマンにピストルで撃たれて死亡した」日であり、小生が大好きだった「てんぷくトリオ」のリーダー、三波伸介さんの忌日でもある(52歳!)。
 また、小生がガキの頃、好きだった関取の柏戸剛さんの忌日!
 あるいは、先月だったか採り上げた、アントニオ・カルロス・ジョビンの忌日でもある!

 真珠湾攻撃やハルノートのことについては、下記の日記にて採り上げたことがある:
夜鷹蕎麦」(当該の記述のみを抜粋したのが、「ハルノートと太平洋戦争」)
暗号・季語

 下記の日記では、真珠湾のことなどにも触れているが、同時に、ジョン・レノンも話題の俎上に載せている:
12月8日のこと

 アメリカなどが主導して侵攻したイラクが泥沼状態に陥っている。既に内戦状態に入っていると見ている人もいるし(アナン事務総長は内戦よりひどい状態だと言明している。→「イラクを「内戦状態」と断言 国連・アナン事務総長」)、内戦寸前だと見ている人が大勢を占めている。
 言うまでもなく、小泉前首相は、アメリカ主導のイラク侵攻を明確に支持した:
小泉総理インタビュー[イラク問題について]  平成15年3月18日
「ブッシュ大統領曰く、イラクに対しましてフセイン政権が自ら平和の道を選ばなければ武力行使に訴えざるを得ないと通告し」た。「私(総理)は、米国の方針を支持します」と言明している。
 新たな国連決議がなくとも、「アメリカがイギリス各国と協力して武力行使に踏み切った場合、日本政府としては、この決断を支持します」とも。

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← 君は誰?! 信号待ちの徒然に看板などを。

 大量破壊兵器の存在や脅威などなかったこと、それどころか、アメリカなどのでっち上げだったことは既にアメリカ自身が認めている。
 その後、ブッシュ現アメリカ大統領は(ラムズフェルト前国務長官共々)、イラク政権を転覆させた理屈が見当たらず、テロリストが跋扈しているとか、民主化が目的なのだと誤魔化してきたが、そういった屁理屈も破綻してしまっている。
 それとも、アメリカなどによるイラク戦争は、イラクに内戦を起こさせ、自滅の道を辿らせることが目的だったのだろうか。可能な限り早く米軍を撤退させ、イラク人(アラブ人)同士を宗派対立の形で戦わせることで、米兵の犠牲なしにイラクを疲弊させるのが目的だったのだろうか。
 それだったら、当面は狙いが的中しつつあることになる。
 それだとしても、ひどい企図だ。

 そうした戦争を小泉前首相は支持したのである。自衛隊を派兵までしている。海外派兵という実績を持てて万々歳というところか。
 他国を泥沼に突き落とし、大義のなさを露見させて自国(日本の威信)を貶めても、そうした実績を持ちたかった、自衛隊を防衛庁から防衛省に格上げしたかったのだろうか。

 どんな狙いや意図が小泉首相や自衛隊、あるいは官邸や与党筋にあったのか小生には分からない。
 ただ、アメリカは、少なくとも先の中間選挙結果にも見られるように、一部ではあっても、多くの国民がイラクへ仕掛けた戦争が正当なものだったのか、見通しが甘かったのではないかと議論が生じ反省もしている。

(7日だったか、久間防衛庁長官が驚くべき発言をした。先の小泉前首相のアメリカへの支持発言は、個人の発言に過ぎず、国家の方針だと思ってもらっては困る、というのだ。
 小泉氏は前とはいえ、首相だったひとではないか。
 ということは、小泉総理インタビューその他で語られた表明は、国家の基本方針の言明でなくて、一体、何だというのか。
 今頃になって、イラクへの侵攻の結果の雲行きが怪しくなってきたからといって、前首相が明確に言明したことを誤魔化そうとしても、そうはいかない。
 誤魔化し路線は、安倍晋三現首相の基本姿勢のようだが(靖国神社への参拝は内緒にする、道路特定財源の問題も玉虫色決着などなど)、久間防衛庁長官の発言も、総理へ忠実なる臣下だとばかりに、そうした路線の延長での発言なのだろうか。)
 
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→ 6日の夜半過ぎ。都内某所の公園にて。月影も雲間に見えたけど、すぐに雲に隠れてしまった。なので代わりに枝越しの街灯などを撮ってみた。

 一方、我が日本はというと、アメリカなどによるイラク戦争を支持すると言明しておきながら、そして日々時には百人以上にもなる自爆テロなどの死者が発生している悲惨な状況を目に耳にしておきながら、まるで議論が起きない。対岸の火事状態。
 自分らがイラクを泥沼状態に陥らせた当事者の片棒を担いだ(物資や人員の輸送は立派な軍事活動ではなかろうか)にも関わらず、まるで痛痒を覚えない風である。
(自衛隊の派兵は、国連の決議に基づく国際社会が納得する大義があったならばと思う。なし崩しに派兵するのは、自衛隊にとっても、ひいては日本にとっても不幸なのではなかったか。小生自身は、自衛隊や隊員の方々へ敬意を表する。だからこそ、もっと徹底した議論と理解があっての派兵であってほしかったのである。)

 日本人は美意識が強いという(話がよくされる)。感性が豊かだとか何とか。
 この点に意義は唱えない(だからといって賛成もしない。もっと精査の余地がありそうだし)。

 美的感覚に優れているか否かはさておき、倫理感の面では弱いのは明白のようだ。
 他国にされたことには神経質だが、自分が他国(他人)に為したことには、トンと無頓着なのである。
 先の大戦の反省も忘れ去ったか、そもそも反省などしない勢力が国家の枢要な地位を得てしまっているような気がする。怖い。

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← 上記した公園の隅っこのトイレ。丑三つ時も近い時間帯。街灯があるからいいけど、なかったら、入る前にちびりそう!

 イラクの惨状を目に耳にしたら、アメリカの蛮行を支持した日本の責任などについて痛切な反省があってしかるべきだと思うのに、マスコミでもほとんど話題にならない。
 この微温的なところが倫理観念の薄さと指摘されるところだ。
 倫理より美意識。

 民主党も(やけに与党に理解がある…。小沢党首や民主党の方々は、先の方々に見習って、一日も早い与党への復帰を希っているのではないか!)、自衛隊の防衛省への格上げ(法案)に条件付ながら(これは格好付けだとしか思えない)採決の日程に賛意を示してしまった。
 民主党は、与党の補完勢力なのか。小沢民主党党首は、戦う党首のはずではなかったのか。

 自民党だけでも300人を超す(衆院305議席!)国会。そこに民主党が加わったからには鬼に金棒。タカ派に保守派の大政翼賛会国会。
 国会の現状(惨状)に恐怖を覚えないとしたらそれこそ不思議だ。

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コメント

12/8日
今日は何の日との同僚の問いに
「ジョンレノンの命日」と答えると同僚が嘆いていた。
太平洋戦争の始まりですよね。今ではこのことも話題には上がりませんね。
『ハルノート』詳しく読ませていただきました。
外交官であれば国力の違いがはっきりしている、
あえて、戦争に突入していった。
シビリアン・コントロールも効かない状況下、山本五十六海軍次官も反対であったと、先日の
テレビでも云っていました。
出遅れた日本は、なまじ、日清、日露の戦争に
勝利してしまい、どこかで、特に陸軍のノモハン事件などを考えると、ひどいものであると思います。戦争はどこかで永遠に続くのでしょうか。

投稿: tibisato | 2006/12/08 13:50

tibisato さん、コメント、ありがとう。
昨夜、ラジオでの(ニュースなどでの)話題も、半分以上がジョン・レノン関連だった!
今の与党筋も、アメリカとの蜜月を強調したいから、アメリカと戦争したことも、アメリカ軍に空襲され、民間人を中心に死傷者を多数出したことも、ましてアメリカが日本に原爆を投下したことも話題にしたくないのだろう(アメリカは、原爆を投下した世界で唯一の国! 朝鮮戦争のときもマッカーサーが原爆を使おうとしたっけ)。

自民党は日本も核兵器を持つべしと考える連中が少なからずいるようです。日本(の政治家や民意)は雰囲気に流されやすいので、日本などが核兵器を持ったら、感情やその場の気分で使ってしまいそう。
しかも、反省もしない(する能力も発想法もない)から実に怖い。
 
シビリアンコントロール、今の与党や官邸筋にもあるとは思えないですね。というより、タカ派は何より軍事優先だから、シビリアンコントロールなんて論外なのでしょう。首脳が軍国主義者では…。

今年は、立花隆氏著の『天皇と東大 上・下 日本帝国の生と死』(文芸春秋)や立花隆氏著の『シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界』(文藝春秋)、小熊英二著「<民主>と<愛国>」(新曜社)、半藤 一利氏著の『ノモンハンの夏 』 (文藝春秋、文春文庫)などを読んできました。
いずれも内容の深甚さに胸の詰まる思いをさせられました。
半藤 一利氏の著作や、立花隆氏著の『天皇と東大』などは若い人にも是非、読んでもらいたい。

投稿: やいっち | 2006/12/09 08:20

 はじめまして。TBありがとうございました。
イラクその他もろもろ。全く同感です。今後ともよろしく。

投稿: ましま | 2006/12/09 16:34

ましまさん、はじめまして!
TBだけ先行して失礼しました。
来訪、コメント、TBありがとう。

ラムズフェルド米国防長官は「軍事的勝利は不可能と認めた」ようですが、内心、ほくそ笑んでいるのではと思えてなりません。
何故なら、遅かれ早かれ米軍が撤退し、イラクが内戦状態になり、国内が自滅の形で疲弊するほうが(自国の血を流さなくて済むし)、御の字だと思っているのではという憶測の念が湧いてならないのです。
最初から、内戦状態がねらいだったのかも…。

日本の首脳の発言は軽いですね。知らんふりで済むと思っている。イラクの人々の血が日々流れている。そのアメリカ軍(政府)の政策の片棒を担いだというのに。いかにも日本人的な倫理感の薄さを感じます。

投稿: やいっち | 2006/12/09 18:22

当時私は小6。今のうちに、あの日からの、いや、1929年からの記憶を、当時を知るものの記憶を、後の世代につたえねば・・・。風化させてはならない。

投稿: 琵琶玲玖 | 2008/12/08 10:25

琵琶玲玖さん

そう、12月8日のことは、忘れてはいけないですね。
テレビも新聞も、ほとんど今日がどんな日か、話題にしない。
こうして風化していくのか。
当時を身をもって知る人も少ないだけに、体験を語り継ぐのは大切ですね。

投稿: やいっち | 2008/12/09 03:02

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