カーニヴァルテーマのこと
昨日、終日、安息日に当てたお蔭か、少し体調が戻ったような気がする。
とはいっても、もともとテンションが低い人間なので、人が見たら、うらぶれてるじゃん! って風に見えるだろうけど、ま、それはそれで仕方がない。
今日は、午前中を大事をとって読書と居眠りに当て、午後もやはり食事と仮眠に当て…と、これじゃ、日曜日とまるきり同じになりそうだったので、心機一転、ベランダに安置してある自転車がオレの活躍はいつなんだと睨んでいるようでもあり、外出することに。
ふと、そうだ、先週、近所の坂道を試走したり、通勤に一度だけ使ってみて、体験とそれなりの反省点、教訓は得られていたので、まずは、思い切ってデイパック(リュックサック)を買うことにした。
→ 「日蓮宗大本山 池上本門寺」の本殿裏。
今までのショルダーバッグだと、中身が重いこともあり、自転車を走らせているうちに肩からずれてきて、気がついたらバッグが脇腹に、あるいは安定感があるのか、ややお腹寄りになってしまう。
たださえ、坂道は辛いのに、バッグが邪魔をして走るのが厄介至極になってしまうのだ。
それと、サドルの位置が高すぎた。見栄を張って、足を長く見せようと思ったのが拙かったようだ。
おみ足の長さに相応しい位置へと、若干、サドルを下げる。
冥王星ではないが、サドルも降格処分を受けたというわけである。
サンバのための用品を買い込んだデパートへ。
デイパック(それともリュックサック)を物色。迷うこと三十分。小分けして荷物を詰め込めて、少々の雨なら平気で、それなりに丈夫で担ぎやすい云々と贅沢な要求に応えられるものというと、やはり意に反して高めの値段のものになった。
これで、バイクを売り払ったおカネは全て飛んだ(飛びすぎた!)。
ま、いっか。
← 同じく、「日蓮宗大本山 池上本門寺」の本殿裏。缶ジュースで一服。
その後、買ったばかりのリュックサック(デイパックとどう違うのか。名称だけなのか)を値札を千切り取って、背中に背負い、いざ、ミニツーリングへ。
なんだかワクワクする。
浅草などの疲れを取ることもあり、肩慣らしというか、足慣らしなので、できるだけ坂のない道、凸凹していない、車の走行も少ない安全な道(できれば、近所の若い奥様方、お姉さま方がたくさん、うろうろしている道)を選んで自転車を走らせる。
平坦だと、アシスト機構を使う必要もない。そうでないと、自転車で体を足を鍛えることにならないし。
そのうち、段々、欲が出てきて、歩くとそこそこだが、自転車なら遠くはない池上の本門寺へ向うことに。
凄くお洒落なサイトだ! → 「日蓮宗大本山 池上本門寺 公式サイト」
小生の居住する地区だと、ここが一番、緑(とお墓)が多い公園ということになるのだ。
但し、本門寺は小高い山一帯にあり、坂道走行を覚悟しないといけない。一部には急な坂もある。
ここは電気のアシスト機能を使う。
やはり、文明の利器の力は凄いね。
上りきったとことで、本殿の裏の境内の一角で休憩。缶入りのジュースを一気飲み。ついでに携帯電話のカメラで何枚かパチリ。
本殿のある辺りが山の頂上付近のようで、あとは下り坂。むしろ、登りより下りのほうが楽だけど怖い。ブレーキを小まめに使うのだけど、フェード現象を起こしそうで、馴れないこともあり、道が曲がっているし、結構、神経を使う。
ついでに、月曜日は休館日だとは知っているが、一度は画像に収めたいと思っていた龍子記念館の建物もパチリしてきた。
→ 龍子記念館。本日は休館。「川端龍子 - Wikipedia」については、「川端龍子の世界へ」や「川端龍子著『詠んで描いて四国遍路』」などで触れたことがある。けれど、記念館の中へ未だ入ったことがない!
それほどの距離を走ったわけではないが、やはり、自転車を二階まで乗るたびにベランダから階下の玄関へ、玄関から階段を使って再度、部屋に入れてベランダへ安置するという作業が重荷で、またまた疲労困憊し、夕方までグロッキー状態でロッキングチェアーに体を預けることに。
体が自転車に慣れるのに一ヶ月は要するのだろうか。その前に、堪えきれずギブアップし、自転車がベランダの現代アート風な像になってしまうのか、これは興味深い見物である。
さて、今年も浅草サンバカーニヴァルが終わった。チームは三位という結果に終わった。去年の三位と今年の三位は、受けとめ方がまるで違う(ようだ)。昨年は歓喜とまではいかないが、体がカッカする火照りの三位なら、今年は三位に甘んじてしまったという悔しさの念たっぷりの結果のようだ。
小生、前々から浅草サンバカーニヴァルについては、テーマそのものについて一考してみたいと思っていたが、なかなか手がつかない。
それは、小生自身、サンバのことを知らないし、そもそもサンバに当事者として関わっていないということもある。
でも、サンバは専門家のためにあるわけじゃない。小生のようなギャラリー(見る阿呆)を巻き込んでこそのサンバなのだと思う。小生だけじゃない、もっと幅広い層にアピールするものであって欲しい。
生意気だし、僭越だとは思うけれど、サンバのファンとしてチームのファンとして、かく思う。
かといって、やはり、いきなり浅草サンバカーニヴァルのためのテーマそのものに取り組むのは手強(てごわ)過ぎる。
← 2006年 26th 浅草サンバカーニバルでの、リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)のパレードテーマ(Enredo)は『太陽』。
そこで、まずは、我がチームの今年の浅草サンバカーニヴァルに向けてのテーマである「太陽」を、そのアーラ群を手掛かりに、その物語を描写してみようと思う。
但し、チームには、「太陽」なるテーマの理念(ビジョン)がホームページに掲げられている。その理念は外れたくない。
が、浅草サンバカーニヴァルまでは、テーマの具体的像(アーラ)の数々の詳細は、基本的に秘密にされていて、当日のお楽しみという形になっている。
カーニヴァルが終わったから、そのうち、チームとして、どのような意図で、数々のアーラやアレゴリア(山車)を創り上げたのか、その詳細が語られることもあるのかと思うが、分からない。
待っていても、仕方がないので、実際のパレード画像(映像が未だ入手できていない)などを元に、自分なりの解釈を(さすがに解説とは言えない)試みたいと思う。
チームのメンバーの端くれではあるが、チームの活動に一切タッチしてない(怠け者・無精者)なので、具体的な意図を知らないということを逆手にとって、あくまで個人的な解釈ということで、パレードテーマの内容を想像と虚構と妄想と些少の根拠とを元に、描いてみたい。
ブログの記事で、一回に収まるか、二回以上に分けてとなるかは、見通しがまるでないのだが、自分としても遣り甲斐のある試みだと思っている。
念のために、しつこいようだが、再度、断っておくが、小生が勝手に試みることであって、文責は小生にある。どんな内容になっても、チームには一切の責任はないし、与り知らぬことである。
けれど、ほんの少しでも試みに意味があり、サンバの世界やカーニヴァルテーマの理解に繋がるなら、やった甲斐があったというものだ。
← リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)のマークそのものがテーマである「太陽」を象徴しているようだ(小生、マークの正確な意味合いを知らない)。
その前に、チームとしてのカーニヴァルのテーマ「太陽」の公式の説明を掲げておくのが順序だし礼儀というものだろう。
公式ホームページ「リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)」の中の「浅草サンバカーニバル:2006年 パレードテーマ」という頁からの転記である:
私達の生活に無くてはならない太陽。古くは神として崇められ、中世では学問の域を広め、現代の私たちにも自然の恵みをもたらし、私達を見守ってくれている太陽。
今年のリベルダージは我がチームのシンボルでもある太陽を真正面からテーマに取りあげます。 今日も燦燦と輝き続ける太陽の恵みに感謝しながら、熱く、力強く、華やかに物語を繰り広げていきます。 ご期待ください!
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- シェイクスピアからナボコフへ(2025.01.24)
- 日本の常識は世界の非常識(2025.01.23)
- 庭仕事を我武者羅に(2025.01.21)
- 兵どもが夢の跡(2025.01.20)
- 寒風にアカギレしてる(2025.01.19)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 竹にまつわるエトセトラ(2024.12.12)
- 生け垣の補修はしたものの(2024.10.01)
- そんなことすらわかっていなかった!(2024.07.24)
- 緑茶にほうじ茶に昆布茶まで(2024.07.22)
- あの住職が急死!(2024.06.03)
「サンバレポート・エッセイ」カテゴリの記事
- 炎天下、古賀 茂明 氏の講演へ(2023.08.12)
- 奈落の夜へ(2023.04.19)
- 毛布に包まって寝入るだけ(2022.12.23)
- 開かずの押し入れから懐かしい…(2022.06.19)
- 第37回浅草サンバカーニバルへ行きたかった(2018.09.09)
コメント
初めて、コメントします。私は、岐阜在住の者です。いつも、楽しみにこっそり読ましてもらっています。無精庵さんの博識に、感心し、私も時には、それを辿ってあちこち覗かせて貰ってます。自転車は、健康の為、散策の為でもいいし、アートになっても素敵ですよ。ようやく暑さ和らぎ、いい季節ですね。物思い本番の秋です。また、日々の思いを聞かせてください。
投稿: 景 | 2006/08/29 15:48
景さん、はじめまして。コメント、ありがとう!
岐阜というと(飛騨)高山がすぐ思い浮かぶ。上京しバイクを買ったばかりの頃は、(東京から)富山へのバイクでの帰省の際は、東京→高崎→高山→富山というルートだった。
神岡の傍をバイクで通るときは、カミオカンデが近くにあるんだなと思いながら走ったっけ。
高山は車でも電車でも富山からは軽く日帰りできる距離で親しみがある。何度か旅行したこともあるし。何処かでラーメン、食べたのが美味しかった。
他に、岐阜というと、すぐ連想するのは、下呂温泉を拠点とするサンバチーム・サポゲイロのこと(というか、噂を聞いたことがあるだけ)。
褒められちゃったけど、小生、博識じゃなくって、知らないことが多いから、好奇心があるし、知ろうとしているだけ。その知り調べる試みと営みが大事だと思っている。
調べ終わったら、基本的に詳細は忘れる。頭の中は空っぽにしておかないと、新鮮な気持ちで次のことをより深く知る意欲が湧かないし。
それはそれとして、一人でも読んでくれる人がいることは励みになる。嬉しい!
まして、コメントを貰うと感激!
みんなに気軽にコメントなど貰いたいね。
さて、自転車。火曜日は、自転車での通勤二日目。今朝、帰宅して、まだ体が馴れなくて、今もグッタリ。
早く馴れて、自転車での散歩、気楽に楽しめるようになりたい。
これから秋。お互い、楽しい秋にしたいね。
投稿: やいっち | 2006/08/30 07:18