「花火大会の夜に」のこと
掌編「花火大会の夜に」は、無精庵方丈記に転載しました。
この無精庵徒然草だと、思い出を描いた作品と誤解される恐れがあるという指摘もあって、その可能性もあるかなと思ったのです。
一応、ジャンルとして「創作・虚構・物語、ボクもの」と表示し、文中の画像への説明文に掌編と明記はしておいたのですが。
まあ、あまりに衝動的にというか、発作的に書きたくなったので、本来の創作作品公表の場を選択するのも面倒で、思い浮かぶままに書いたものです。
日頃、無精庵徒然草の「記事を編集する」という画面を開いて、さて、今日は何を書こうかなと考えるのが小生の流儀。
で、何を書くかアイデアに詰まっていたところ、ホームページの画像掲示板に珍しく久しぶりの画像投稿が! もう、嬉しくて飛びついてしまいました。
花火の画像を見ているうちに、何かの着想がムラムラと…。
白い画面を前にして、切羽詰らないと書く気になれないのが性分なんだね。
なんとなくだけど、最近、また、創作欲が湧いて来たみたい。一昨年、年間掌編百篇を宣言し実現したはいいけど、その反動が大きくて、昨年、そして今年と創作する気力が萎えていたみたい。
ようやく、傷(?)が癒えてきたのかな。
これから、無精庵徒然草で一般の記事を書こうと思って「記事を編集する」という画面を開いても、衝動的発作的に創作作品を書き付けるケースが徐々に増えてくるかもしれない。
その場合、とりあえず、書くだけ書いて、ジャンルで創作だということを銘記するのは無論のこと、冒頭にも創作だということを明記しておくようにします。
(念のために断っておくと、小生、実話はエッセイなど一般の記事に書く、創作には原則として実話は書かない。せいぜい、物語を書く題材の一部として採り入れるだけ、というのが基本方針です。何故なら、創作(虚構)作品では、想像力を自由に羽ばたかせたいからです。)
ところで、この作品の番外編、チャンスがあったら、書きたいな。
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コメント
おはようございます。
やいっちさんも、人と群れるのが好ましくないのですね。私もです。昔から一人が好きです。決して人と付き合うのが嫌いというのではないのですが。結構、性格的には社交的です。
でも、人と話をするより、一人で行動する方がいいのです。夫とも一緒に行動するのが「うっとうしい」…私のような年齢になると、いてもいなくても良いような(笑)
投稿: elma | 2006/07/30 07:41
創作? 実話? 私小説?
やいっちゃんらしい!
投稿: 志治美世子 | 2006/07/30 11:57
昨日は隅田川でも立川昭和記念公園でも花火大会でしたね。
立川に向う電車で浴衣姿の女性を何人も見ました。
母の特養ホームで隅田川のをテレビでみて、帰りのモノレールの中から立川のを見ました、両方見たことにします。
瞬間の美学というかすぐ消えて跡形も残らないからいいんでしょうね。
立川の混雑を避けてモノレールで多摩センターまで行って、小田急で帰ってきました
投稿: oki | 2006/07/30 12:38
elmaさん、コメント、ありがとう。
ただ、本作は創作です。ある程度、小生の性格も入っているだろうけど、あくまで花火の画像を見ての物語。短く完結させるためにも、敢えて、ハッピーエンド風に終えてます。
投稿: やいっち | 2006/07/30 19:19
志治美世子さん、創作です。花火の画像を貰ったので、嬉しくて、ちょっと物語ってみました!
まったく、小生らしくない主人公の<ボク>なのです。
okiさん、さすがokiさんは花火大会、今年も実物を見ておられますね。
小生は田舎との往復で疲れました。
投稿: やいっち | 2006/07/30 19:21
青春してますね。
しかもラストは、「みんな、先にいっちゃった」。
できすぎていて、まるでドラマのような最後。
もしかして彼女、やいっちさまと花火が見たくて、わざとみんなと別れたのでしょうか。
投稿: RKROOM | 2006/07/30 23:30
RKROOM さん、鋭い。
実は、この話の語り手は<ボク>ですが、主眼はボクの彼女にあるのです。
彼女(たち)、案外と、というか、相当にしたたかで計略家たちなのではないか。
時間さえあやふやな駅の改札口での彼女たちの待ち合わせ。そこへ繰り出していったボクと彼女たちと擦れ違う…。偶然なの?
そもそも、彼女とボクが毎日のように駅まで一緒ってこと自体、変かも。
でも、そんな彼女(たち)の逞しさに気づくにはボクは、恋にはあまりに未熟なのでした。
投稿: やいっち | 2006/07/31 00:49
こんにちは。掌編,書かれていますね。
書き出しに「今日は創作だよ」っていう 前書きがあった方が良かったかも^^;
訪問者の皆さんが うわ~♪やいっちさんの青春のヒトコマだぁって先に思って読み進めてしまうものね。
「ボクもの」の主人公はいつも屈折してるように「自分」では言うけど、案外素直で純情な子たちですよね。
花火かぁ・・今年は行くかなぁ・・・。
投稿: なずな | 2006/07/31 15:34
なずなさん、コメント、ありがとう。
言われて見たら、そうですね。
素直な小生、作品をブログ「方丈記」に転載しました。
作品の中の<ボク>は、ただの目かカメラで、その奥にある世界が広いんだね。
<ボク>は単純過ぎて、敢えてひねくれていると思わないと持たないってことかな。
投稿: やいっち | 2006/07/31 19:52
あれれ、移しちゃったんですね。すばやくてびっくり・・^^;
ここは訪問者の数も多いみたいだし、作品が多くの人の目に触れるには いいと思ったのですが・・。
方丈記の掌編についても ここでどんどん紹介されるといいと思いますよ(^^)
投稿: なずな | 2006/07/31 20:37
なずなさん
へへへ、です。
移しちゃいました。
これから追々、創作に力を入れていきますので、よろしくね。
このブログで公表して(創作の場合は創作と明記して)、その上で方丈記へ、というパターンになるかもね。
投稿: やいっち | 2006/07/31 22:33