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2006/06/03

車中では音楽三昧?!

 車中では、布施 英利著の『はじまりはダ・ヴィンチから―50人の美術家を解剖する』(エクスナレッジ)を読んでいる。さすが、解剖学者だったこともあっての知見も散見されるが、小生のような弩素人が読んでも見当違いじゃないの、ちょっと無理があるんじゃないの、という見解も目立つ。
 ま、後日、機会を設けて感想を書く(かも)。
 車中に持ち込んで読み始めたが、寝床で就寝前に愉しみつつ読みたいということで、自宅(寝床やロッキングチェアー)で、そうワイン好きな人がワインを傾けるように、ちびりちびりと読んでいるのが、多田 茂治著の『野十郎の炎』(葦書房)である。これは、発見の連続。なので、必ず感想文と同時に高島野十郎の周辺を再度、探っておきたい。
 とにかく、本書の中で白黒の写真という形で野十郎の作品を見たが、凄い! の連続なのである。

 自宅では、ハーマン・メルヴィルの『ピエール』を折々に、そして今週からは立花隆氏著の『天皇と東大 下』(文芸春秋)に夢中になっている。
 少々、体調が思わしくないのだけれど(仕事中もかなり休憩を取っている)、自宅でもロッキングチェアーやベッドに頼りっきり。
 だから、その分、就寝のための友ということで、本を読む機会(時間)が増えているわけでもある。頭に入るわけじゃないけれど、楽しめればいいんだ。
 立花隆氏著の『天皇と東大 下』は、ひたすら面白い。戦前の世相、特に日本が軍国主義に狂奔していく辺りの叙述が、小生には初見が多く、ちょっとした小説を読むように読めてしまう。
 後日、改めて採り上げるつもりだが、日本の一級の法学者、しかも昭和天皇が傾聴していた法学者・政治学者をどうして押し黙らせていったのか、その張本人たちの狂気を知る。彼らは一級の法学者への嫉妬心がエネルギーになっている面もあるみたい。すこぶる人間的なドラマがあったりするのだ。

 さて、車中では自宅では聞けない音楽に愉しみと喜びを貰っている。昨日は、マリンバ奏者の三村奈々恵さんの話と演奏をラジオ(J-WAVE)で伺い、あるいは聴くことができた。

 音楽ファン、三村奈々恵さんファン、マリンバのファンなら、有名なのだろうが、小生は多分、初めて耳にする。調べてみると、「ワッツ!?ニッポン」(フジテレビ) 「平成教育委員会・秋SP」(フジテレビ) 「ミュージックカクテル」(NHK) 「たけしの誰でもピカソ」(テレビ東京) 「王様のブランチ」(TBS) などのテレビ番組に出演しているから、テレビをよく見る人なら、知っている人なのかもしれない。
 ラジオなので分からなかったが、美人だ!
 さあ、マリンビスト三村奈々恵のオフィシャルブログへGO!
 趣味が「読書、スキューバダイビング、映画鑑賞、宇宙、巨石遺跡、水など」というのが面白い。巨石遺跡への思い入れはどんなものなのか、伺ってみたいものだ。
 上で紹介した「マリンビスト三村奈々恵のオフィシャルブログ」は、大抵の音楽家のブログとは訳が違う。えっ、彼女が美人だってこと? それもあるけど、「青森県六ヶ所村:放射能汚染」なんて記事が載っていたりする!
 坂本龍一氏のブログほどじゃないけどね。

2006年より活動拠点を日本に移し、2月に約3年半振りとなる待望の3rdアルバム「Prana」(プラーナ)を発売」というが、だから、ラジオで話を聞く機会が小生にも恵まれたのだろう。その3rdアルバム「Prana」(プラーナ)の「プラーナ」も昨日は聴くことが出来た。

 そもそもマリンバとはいかなる楽器か。名前だけは聞いたことがあるが、画像を。形としては木琴だが、大きさがまるで違う。昨日の話では3メートルほどもあるのだとか。
 違うのは大きさだけじゃなく、木琴よりも音域がはるかに広い。中には5オクターブ半のものもあるとかで、ラジオで、というより、大概のCDでは録音が、つまり再現が難しいのだとか。
 その本領は生演奏で、というところか。
起源はアフリカにあると言われ、木の板を並べた下にひょうたんをぶら下げて共鳴管の役割を果たしていたと言われている。アフリカのバンツー語で、「リンバ」は木の棒を意味し、「マ」が多くの数を表す接頭語であるから、「マリンバ」は、多数の木の棒から成る楽器をあらわす。」というのも興味深い。
「ソロ楽器としての開拓者としては、日本人の安部圭子貢献が大きいとされる。」とのことなので、同氏の演奏や話も聴いてみたいものだ。

 ついでながら、「プラーナ」とは如何。
 いつもの「プラーナ文献 - Wikipedia」を覗いてみる。
 もともとは、「プラーナ文献とは、語義的には「古い物語」の意味で、一群のヒンドゥー教の聖典を指す。」ようだが、その後の変遷もあって、定義も変わってきているようだ。
 詳しくは、特にバーガヴァタ・プラーナものとして、「クリシュナ神の物語-バーガヴァタ・プラーナ(全訳)」が参考になる。
 なお、曲としての「プラーナ」は、「Sony Music Online Japan 三村 奈々恵」で試聴が可能。

「ラジオ深夜便」は夜半を回ってからの小生の和みのラジオ番組である。その中で隔月に一度の割合で、ずっとトミ藤山さんが出演されている。確か、「トミ藤山の真夜中のライブ」という番組名で(以前は、「エンジョイカントリー」だったはずだが)、昨日は、「テネシーワルツ」「峠の我が家」「星の流れに」などを聴かせてくれた。
 ブログでは、「xx-notesトミ藤山 ライブ」という頁を見つけた。
この方の凄さは なんと言っても芸暦の長さ、 なんせ50年ですから、活動も多岐にわたって オリエンタルカレーの歌やアルプスの少女ハイジのバックのヨーデル、少女歌手時代の東海のひばりといわれていた頃の演歌や歌謡曲、米軍基地での活動が認められ 1964年ラスベガス“MINT HOTEL”でショーを始める。 その後「グランド・オウル・オープリー」(当時のカントリーの紅白歌合戦のようなもの)に出演。 1965年『LONELY TOGETHER』がアメリカのカントリー部門で日本人初のチャートイン。 」など、いろいろ詳しい。
 小生は、NHKラジオでもう、数年に渡ってトミ藤山さんのライブ演奏(勿論、歌とギター)を愉しんで来た。日本では有名じゃないらしい(有名なのかどうかも小生は知らない)。
 昨夜のトピックは、「トミ藤山ドキュメンタリー映画製作開始」という話題だった。
 詳しくは英語サイトの「mbs productions clients」にて。

トミ藤山WEB SITE Profile」を覗くと、「1995年15年間の沈黙をやぶり、再始動」とある。
 小生がタクシー稼業の世界に飛び込んだのも95年でなんとなく親近感を抱いたりして。
「米軍キャンプ、クラブ」で実力を蓄え、「1965年『LONELY TOGETHER』がアメリカのカントリー部門で日本人初のチャートイン」という。
 英語の歌を歌う苦労話も面白かったが、いつだったか、「ラジオ深夜便」でヨーデルを練習し身に付けた苦労話が特に印象的だった。

 同じく6月1日のラジオ深夜便では、夜半過ぎの2時からの〔ロマンチックコンサート〕がよかった。
思い出の映画音楽:チャーリー・チャップリン作品集」という特集で、「"モダンタイムス"からスマイル、"伯爵夫人"から愛のセレナーデ、"ニューヨークの王様"からマンドリン・セレナーデ、ライムライト」といった曲の数々。
 小生の学生時代(何期目かの)チャップリン映画の人気の波を迎えていて、映画館には足を運ばない小生も、幾度となく映画館でチャップリン映画を愉しんだ、そんな当時のことを脳裏に思い浮かべつつ、聴き入っていたっけ。

 ところが、この番組に続く、3時からの「〔にっぽんの歌こころの歌〕思い出の歌謡スター:美空ひばり集(1)」は完全に聞き逃した。直前になって、車中でグッスリ寝入ってしまったらしいのである。楽しみにしていたのに。
 寝入りつつ、少しは耳には聞こえていたのだろうか。
 美空ひばりさんが存命の頃は、なんとなく敬遠していたのに、亡くなられてからファンになった。ファンというより、彼女の歌の凄みをつくづくと感じるようになったのである。彼女の耳の良さ、それが音程の確かさ、歌唱力の安定に繋がっている。彼女のジャズは聴き応えがある。日本人の歌うジャズで傾聴に値するのは、依然として美空ひばりさんしかいないのではなかろうか。
 本場の人が美空ひばりさんの歌うジャズを聴いたらどんな感想を抱くのか、聴いてみたいような気がする。

 これらは夜半などに聞いたものだが、1日の日中、「弦楽四重奏曲 ニ長調 作品76-5 Hob.3-79」ハイドン作曲 (17分21秒) (演奏)アルバン・ベルク四重奏団」を聴きながら、昼過ぎの仮眠へいざなわれたのだった。

 他にも聴いた曲は数知れない。音楽三昧。自宅では音楽と無縁なだけに、車中の楽しみは音楽。渇いた砂漠のような心に慈雨のように浸み込む。

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コメント

紹介して下さりましてありがとうございます! コンサートにもぜひいらっしゃって下さい。

投稿: 三村奈々恵 | 2006/09/11 18:54

あ、三村さんは、まさにやいっちさんタイプの美人でした。

投稿: pfaelzerwein | 2006/09/12 02:20

三村奈々恵さん?!
本人なのかな。
ブログが開けないってことは拒否されているってこと?
偶然かどうか分からないけど、日曜日、図書館へ行った際、三村奈々恵さんの「ユニバース(Universe)」(ソニーレコード)を借りてきて、これを聴きながら、「有峰慕情」を書いていたっけ。

……ブログ、三度目ならぬ十回目の正直で開けた!

投稿: やいっち | 2006/09/12 03:42

pfaelzerwein さん、「三村さんは、まさにやいっちさんタイプの美人でした」ってことは、本人に会われたことがあるってこと。
会えなくてもいい、コンサート、行って、本人の演奏を目の前にしたいね。

投稿: やいっち | 2006/09/12 03:44

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