火曜日朝はセンターの講話
「蝋燭…ランプ…電球…蛍光灯」の冒頭で書いたように、「日本のワールドカップ初戦対オーストラリア戦を見たいばかりに、(本来、月曜日の予定の)営業を日曜日に振り替えた」のだった。
が、実は営業の日程を変えたのは、他にも狙いがあったからだった。
一つは、火曜日の朝に会社で東京タクシーセンター(正式名称は「財団法人 東京タクシーセンター」で、われわれは日常、失礼ながらセンターと略称する)による巡回指導というか講話があるからだったのである。
月曜日に営業があり、それが終わるのは火曜日の朝。つまり明けの日に、会社主宰による研修(講話)ではなく、今度はセンターによる講話があるというわけだ。
「読書拾遺:装幀家・菊地信義氏」(2006/05/29)の中でも愚痴めいたことを書いているが、明けの日の朝に仕事が終わった後、さらに必要なのは分かるとしても一時間から二時間の研修(講話)があるというのは、生活のリズムが狂うという意味で、実に辛いのだ。
そこで、営業の日を月曜から日曜に変更し、火曜日は前夜、寝ておいて、朝、そこそこの睡眠時間を摂った上でわざわざそのためのみの出勤になるが、明けの講話(講習)を拝聴するため会社へ向うという形を採ったのである。
→ 壁面に描かれるは悪戯なのか、はたまた芸術か?! 結構、お気に入り。
センターによる講話は、本来は年に一回、センターのある江東区南砂までドライバーがそれぞれに拝聴しに赴かなければならないのだが、我が社は人数が多く、各営業所単位でも数十人という人数が揃うので(多分、そういう理由だろうと思う)、センターから担当官がわざわざ来てくれるわけである。
そもそも東京タクシーセンターは本来、どんな業務を行っているかについては、「お客様のページ 業務紹介」「お客様のページ」などを参照のこと。
さて、センター係官二人による話の内容はというと、小生のこと、その大半を聞き漏らしているようなのだが、記憶に留めているのは、主に下記のような諸点:
一昨年度・昨年度における東京タクシーセンターへの苦情の内容分析と説明(苦情以外に、感謝の便りも来ることがあるらしいが、他に、要望も結構、来ている らしい)。これがメインである。
新橋・赤坂の空車のタクシーの進入禁止時間や進入禁止エリアの再確認。
銀座の乗車禁止地区(乗禁地区と略称する)の時間帯の確認とエリアの再確認。さらに、実車で乗禁地区へ侵入した場合でも、お客さんを下ろし空車になってからの、そのエリアからの脱出ルートに禁止のルートが出来ていることの再確認。
六本木交差点周辺に出来たタクシープール及びタクシー乗り場の箇所の確認及び、タクシープールからタクシー乗り場への進行の注意点。
← 14日も夜半を回り、都内某所でラジオから流れてくるビートルズを聴きながら一休み。久しぶりの月影だ。画像がぼやけているのは、依然、霞が掛かっているせいもあるが、ほとんどが小生の手ブレのせい。煌々と、とはいかなかったけれど、久しぶりの月影に遭えて嬉しかった。酒というわけにもいかないので、近くで缶コーヒーなど買ってきて…。
お互いの健在祝し杯交わす
上記した「お客様のページ」なる頁を覗くと書いてあるが、センターの業務の一つに、「タクシーランキング(法人タクシー事業者ランク評価)」がある。
主旨は、「東京タクシーセンターでは、東京指定地域(特別区・武蔵野市・三鷹市)でご利用頂くお客様の利便向上と、より良質なタクシーサービスをお届けするため、平成13年5月にランク評価委員会を設置して法人タクシー事業者のサービス等に関する評価を制度化し、ランク付けして、優良な事業者を公表(優良ランク法人事業者リストへ)しております。」というもの。
そのランクは、上からAA・A・B・Cの4段階がある。
→ 栄えあるAAランクのステッカー! 次の年度はこのステッカーを表示することができる?!
留意すべきは、「ランク評価は法人タクシー事業者の評価であって、タクシー乗務員に対する評価ではありません」という点。優良な法人タクシー事業者のタクシーであっても、場合によっては???なドライバーも籍を置いている可能性が無きにしも非ず、なのである(煙草やゴミのポイ捨て。立ちション。言葉遣い。接客不良。地理不案内などなど。老若やハンサムかどうか、男女の別は別儀だ!)。
優良表示証(運転者証または事業者乗務証と優良運転者章を一対にラミネートパックしたもの)が実車・空車表示板の辺りに乗務員証が表示されているので、時間があったら、その表示で選ぶのもいいかも。
← 今の所、弊社(我が営業所)は、このAランクのステッカー…。
さて、我が社は一昨年度はAAだったが、惜しくも昨年度はAランクに陥落。このタクシーランキング制度は減点法(若干の加点措置もとられることもある)を採用している。
センター講習のあとで(担当官が帰られた後で)、昨年の半ばから今年の半ばまでの減点が少なく、次の年度は、AAに返り咲きと相成ったようだと、我が営業所の所長より賑々しく(まだ、決定ではない。計算上からの推測。計算される期間がまだ残っていて、その間に減点があると…。AAランク返り咲き決定か、Aランクに留まるか、手に汗握る瀬戸際にいるわけである。所長が集まった乗務員全員に缶コーヒー配った大盤振る舞いも、甲斐があったとなるか?!)。
「お客様のページ タクシーランキング(法人タクシー事業者ランク評価)」なる頁の末尾にAAランク、Aランクの会社(事業者)のリストが載っている。両者の数が多い。ということは、Bランク、Cランクの会社は少ないことになるわけで、余程、問題を抱えているという意味になる(のか…)。
画像を載せたが、あるいはBランク、Cランクの会社は表示証を貼っていない可能性もある。
このランク制度は利用者もその表示を見て選ぶことによって(あるいはそもそも苦情をセンターへ寄せることでランキングに反映される可能性がある)よりよい会社のタクシー(ドライバー)を選ぶチャンスが僅かに生まれる。
会社にとっては、所定のタクシープールへはBランク、Cランクのタクシー会社だと入ることが禁止される(かも)、というメリット(?)が生じる(かも。このあたりの事情は、小生はよく知らない)。
さて、他にも話があったような気がするが覚えていない。
講話が終わった後、三鷹市美術ギャラリーで催されている「没後30年 高島野十郎展」へバイクを駆って行こうとも目論んでいた。
が、講話の中でも触れられていた違法駐車民間委託のことが講話を聴いているうちに脳裏を過ぎった。バイクで三鷹へ行く。駅前にある三鷹市美術ギャラリー。バイクを駅前は避けて裏通りに止めたとしても、摘発される恐れがないとは言えない…。
駅前や繁華街で用事を足すのに、タクシーにしろ、一般車にしろ、バイクにしろ、うっかり止めたらどんな目に遭うかもしれない。
実際、この六月、都内を走っていて、路駐の車の少ないことに驚いた。築地界隈など風景が違って見えた!
渋滞の回数も度合いもかなり減っているのではないだろうか。
みんな用心しているのだ。極力、電車・バス、あるいは相乗り、無論、徒歩、そして願わくばタクシーを利用しているのだろう(あくまで推測)。
というわけで、困難に会するとすぐに挫折する小生、電車を日頃、使っていないのでルートも分からず、やーめた、なのであった。軟弱!!
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コメント
やいっちさん、コメントありがとうございました。突然トラバしてすみませんでした。
タクシーにもランキングがあるのですね。
これからもよろしくおねがいします。
投稿: 北海道ブログ★情報バンク | 2006/06/15 16:50
お仕事大変そうですね☆
色んな気も遣うでしょうしムリせず頑張って下さいね☆
月影・・きれいですね。
私の街には・・もう蛍が飛んでいます☆
小さな星たちは
川面に浮かぶお月様と仲良しですよ♪
投稿: ヘルミーネ☆ | 2006/06/15 21:21
北海道ブログ★情報バンクさん、こんにちは。
昨夜、車中でラジオから北海道の話題が次々と。特に(十勝での)ジャガイモの作り方についての話が印象的でした。
ヘルミーネ☆ さん、コメント、ありがとう。
月影、もっと綺麗に撮りたかったと思っています。腕が付いていかない。
当夜は残念ながら、星影は見つかりませんでした。
表紙のデザイン、変わりましたね。
本好きなヘルミーネ☆さん、これからも次々と読まれる本の感想、楽しみにしています。
投稿: やいっち | 2006/06/15 22:28