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2006/06/01

2005年06月の索引

 恒例となった月初めに提供する昨年同月の索引・目次である。
 つまり、昨年の六月の分。念を押すが今年の六月の目次ではない。今月、これから何を書いていくか、神様はともかく小生には皆目、見当も付かない。
 例によって、「表題」(主なテーマ 日付)である。

 過日、図書館へ行ったら、立花隆氏著の『天皇と東大』(文芸春秋)を発見。開架の書架で見つかるとは思っていなかったので、思わず慌てて手を伸ばしてしまった。まるで急がないと他の誰かに借りられてしまうかのように。
 尤も、あったのは下巻だけだったが、でも、現物をすぐに手にできるのだからと、他に何冊も借り出して読んでいる最中なのに、小脇に抱えてしまった。

Tetota


「東京は坂の町でもある」(ゼームス坂のこと、光太郎と智恵子 2005/06/01
「エンコントロ(3)…サンバ写真」(2005/06/02
「遺伝子という蛍?」(ジェームス D.ワトソン/アンドリュー・ベリー 著『DNA』 2005/06/03
「センス・オブ・ワンダー…驚き」(レイチェル・L. カーソン著『センス・オブ・ワンダー』 2005/06/04
「黴の宿」(美は乱調にあり 2005/06/05
「KAZEMACHI CAFE…歌謡曲」(松本隆対談集 2005/06/06
「天の川…光害」(光害(ひかりがい)のこと 2005/06/07
「日記拾遺…いちこつ」(駅での列車の発車の際に「いちこつ」の音が流される 2005/06/08
「螢籠」(野口 雨情「螢のゐない螢籠」 2005/06/09
「蛍の光…惑う光」(西山松之助の小説「くるわ」 2005/06/10
「エンコントロ(4)」(サンバでのダンスに感じること 2005/06/10

『天皇と東大』(下)の冒頭はいわゆる滝川事件のこと。当時の裏事情が後の時代になり資料があれこれと出てきたことによって展望できるのは、研究上はありがたいことだろうが、逆に言えば、今の時代の事件も、その真相は数十年を経たのちにならないと分からない面があるということをも意味するのかもしれないと思うと、やや複雑。
 それにしても、下巻だけで700頁あまりの大部の本なのに、しかも、刊行されて半年ほどなのに、かなり読み込まれていることが一目瞭然。なんとなく凄いなーと思ってしまった。
 誰が読んでいるんだろう。

Yajurohonoo

 予約していた多田 茂治著の『野十郎の炎』(葦書房)が届き、火曜日の営業から車中に持ち込んでいる。
 高島野十郎については、既に簡単に触れてきたが、本書を読むと青木繁との交遊や大賀ハスの大賀博士との関係を含め、いろいろ新たな発見があって面白い。まだ、読み止しなのだが、後日、改めて感想を綴るつもり。

「『KAZEMACHI CAFE』…読書メモ」(妹島和世や三島由紀夫のアジ演説 2005/06/11
「苔の花…スパニッシュモス」(幻の小説「スパニッシュ・モス」 2005/06/12
「レイチェル…海の燐光」(リンダ・リア著『レイチェル・カーソンの生涯』 2005/06/12
「紫蘇…青梅…天道虫」(季語随筆 2005/06/13
「倉橋由美子さん死去…旅の重さ」(倉橋由美子に素九鬼子に高野悦子に 2005/06/14
「蚊取線香…灰は切れる」(「金鳥の渦巻」は左巻?! 2005/06/15
「ハッピーバースデー・ツーユー!」(北原白秋作詞『アメフリ』 2005/06/16
「バチスカーフ」(映画『眼下の敵』 2005/06/17
「行く先は何処」(ドキュメント風タクシードラマ 2005/06/18
「てるてる坊主」(童謡「てるてる坊主」の作詞者:浅原鐘村 2005/06/19
「夏袴…夏羽織…麦わら」(クールビズ 2005/06/20

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 他にハーマン・メルヴィルの『ピエール』(坂下 昇訳、国書刊行会)は、やっと半分を読んだだけだが、あと一ヶ月ほどをかけてゆっくり読み込んでいく。二ヶ月という時間を費やしても読むに値する世界がそこにはある。
 さらに、小熊英二著の『 〈民主〉と〈愛国〉 ――戦後日本のナショナリズムと公共性』(新曜社)を借りてきた。これは968頁と、『天皇と東大 下』を上回る大作。
 だが、これも、刊行されて三年と半年だが、相当に読まれているのが頁などの手垢で分かる。本当ならとっくに読んでいるはずだが、文庫本一冊、買えない身には仕方がない。今を好機とじっくり読み込もう。

「鏡と皮膚…思弁」(谷川 渥著『鏡と皮膚―芸術のミュトロギア』 2005/06/21
「釣りしのぶ」(季語随筆 2005/06/22
「すいません…すみません」(たばこ依存性と裁判 2005/06/23
「茅花流し…茅花の語源は」(季語随筆 2005/06/24
「北条義時法華堂跡」(遺構発掘に歴史を偲ぶ 2005/06/25
「石ころ」(掌編 2005/06/26
「雨蛙…カエルコール」(カエルはカエル 2005/06/27
「白夜…夢想家」(ダフネ・デュ・モーリア作『レイチェル』 2005/06/28
「読書雑録」(島尾敏雄著『死の棘』/オリヴァー・サックス著『タングステンおじさん』 2005/06/29
「出発は遂に訪れず…」(島尾敏雄著『出発は遂に訪れず』「靖国で会おう」とは 2005/06/30

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 勉強や好奇心のためではなく、あくまでその世界を堪能する本もあっていい。ということで、久々にガストン・バシュラール著の『蝋燭の焔』(渋沢 孝輔訳、現代思潮新社)も予約し借りてきた。ただ読む愉しみのための本である。四半世紀ぶり、かも。
 あとは、布施 英利著の『はじまりはダ・ヴィンチから―50人の美術家を解剖する』(エクスナレッジ)は、ひたすら好奇心で読む。

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 布施 英利氏の本というと、『電脳美学』(筑摩書房)から馴染んでいる。もと解剖学者の彼の本としては、次は、『生命の記憶―海と胎児の世界』(PHP研究所)に食指が動いている。
 それにしても、布施 英利氏は余程、ダ・ヴィンチが好きな方だ。一体、何冊の本にダ・ヴィンチの名が、題名で、あるいは目次の中に登場していることだろう。確かに、ダ・ヴィンチは精緻な解剖の図を描いているけれど。

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