雨上がりのツツジ
野暮用があって、雨模様の中、バスで大森駅前へ。
雨模様と書いたが、自宅を出た時点では、幸いにも小ぬか雨になっていたので傘を持たずに出た。
手には過日、某所で拾った塩野七生著の『ローマ人の物語 1』(新潮文庫)を持って。駅のみどりの窓口で切符を買う必要があり、どうせ待ち時間があるだろうからと、用心のために持っていったのだ。
所要を済ませ、帰途は徒歩で。途中、図書館に寄ろうと思ったから。
そこで一休みすれば、疲れることもないだろうし。
前日の月曜日も図書館に行ったのに、連日、行くのは、小生が勉強好きだからでも、本の匂いが好きなわけでも(嫌いじゃないが)、図書館の女性たちの働く姿を見たいからでも(見たいのは山々だが)なくて、月曜日に予約した二冊の本のうち、一冊が早くも翌日の今日、届いたという連絡を昼過ぎに貰ったからだ。
ならばと読了していた一冊を手に図書館へ。
届いた本とは、志治美世子氏著の『逆癒しの口紅(ルージュ)』(社会評論社)である。
選書の大きさの本なので、車中で読むことにする。楽しみだ。
図書館を出てしばらくすると、ツツジが一叢(ひとむら)咲いているのが目に。雨上がりで日頃、陽光を真正面から浴びて、へたれかかっている花びらたちが、一息ついている。
ホッとする、その溜め息が聞こえてくるようだ。雨滴が花びらに付着していて、シャワーを浴びたあとの女性という風情。
思わず、携帯電話のカメラ機能を生かして撮影。
陽を浴びし日頃を忘れ吐(つ)く息仄か
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コメント
月曜も図書館に行ったとありますが、弥一さんお住まいのところは月曜休館ではないのですか。
世田谷はダメですね、どこもかしこも月曜休館。
ついでに美術館も全国的に月曜休みですがこういう横並び体質をなんとかしてもらいたい。
投稿: oki | 2006/05/03 13:06
他の区は分からないのですが、大田区では、複数の図書館があり、それぞれに(正月や五月の連休などは変則的だけど)月に一度の休みがあり、またそれぞれが重ならないように配慮しています。
世田谷区って、図書館が多いだろうし、週に一度も休館ってことはないと思うんだけど。
美術館は、その通りですね。ファンの都合より美術館の都合が優先されているように感じる。開館している時間帯も含め。
投稿: やいっち | 2006/05/03 13:38
青梗菜さんの掲示板で駆出者さんが杉並は原則水曜休館と書かれていましたね、他所の区はいろいろと努力していますね。
世田谷は旧態依然としています、月曜といったら月曜休み!
美術館も指定管理者制度というのが実施されていて試行錯誤しているようですねー。
投稿: oki | 2006/05/03 22:50
なるほど、お陰で大田区は図書館の営業について恵まれていることが分かりました。上記したように、原則(正月、お盆、五月などを除いては)月に一度の休館だし、しかも、数箇所ある図書館の半数ずつが違う休館日となっている。
ありがたいことです。
投稿: やいっち | 2006/05/03 23:12