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2006/05/27

加齢臭だってさ

 サイト巡りをしていたら(在宅の日は、最低でも数十個はサイトを巡る)、あるサイトの記事の中に「nlog(n) 加齢なる日々の始まり」という題名があった。思わず、クリックして覗き込んでしまった。なかなか興味深い、というか、同病相哀れむというか、読むほどにしみじみしてしまった。
 記事のテーマのキーワードは「加齢臭」である。

 小生、別に反論ということではなく、「加齢臭」なる言葉を生み出した当該の対象、同時にこうした言葉が堂々とまかり通ってしまう世の中に義憤を感じて(?)、以下のようなコメントを書いた:
 加齢臭という名称には違和感があります。いかにも化粧品会社の化粧品を売り込むための戦略が見え見え。
 年を取ることに対する偏見を助長しそうな気がする。
 皺が増え、肌が荒れ、髪が白くなり、体が弱くなる。そういった自然の加齢現象をもっと尊重していいのでは。
 って、こんなこと言っても、負け惜しみですかね。女性陣は聞く耳を持ってないんだろうな

Rengemomiji

→ 話題が話題なので、せめてもの一服の清涼剤というわけじゃないが、蓮華草さんに戴いた「椛の種が、色づいて…」という画像を。恥ずかしながら、「椛」は「もみじ」と読むらしいことを初めて知った。但し、「紅葉(もみじ)」との異同が分からない。多分、漢字表記の違いだけだと思うのだけど。

芽吹く葉に浴びる日さえも目を細め

 まあ、反論にもならない、加齢臭の元と名指されるやもしれないことに危惧する男の、ただの愚痴に過ぎない。
 さて、こんな記事に敏感になるというのも、今朝、仕事の明けに会社で集会があったからかもしれない。
 昨日の午前から始まった仕事が終わったのが今朝の6時半頃。少々、仮眠を取って、8時半前から組合主宰の話が少々、直後に会社側主宰の集会が始まった。
 タクシードライバーの休憩所となっている広い部屋に集まる面々…。
 小生は今年、誕生日を迎えて52歳となっているのだが、この小生が若手に入るのだから、恐れ入ったか、である。

 何が恐れ入ったかなのかは、書いている当人も意味不明だ。
 とにかく、タクシー業に従事する人の年齢層がますます高まっているように思う(我が社だけの現象ではないはず)。
 大概が、仕事の明け(徹夜仕事をようやく終えた、本来は休みの日を迎えているということ)なので、疲れ切っているのは言うまでも無い。馴れがあるから、結構、にこやかに談笑していたりするのだが、ちょっと横になったら、すぐにもガーと鼾(いびき)を掻いて深く寝入ってしまうだろうことは間違いない。
 この自分も草臥れた中年男の一人。頑張っている男の一人なのだけれど。
(余談だが、タクシードライバーで特に年輩の方には人格者と呼びたくなるような人が多いと感じるのは身贔屓の印象だとは思えない。思うに、日々の接客という営業(楽しい面もある)や、都心での神経をすり減らすような激務を通じて、人格が陶冶されていく、自らの感情をコントロールすることを覚えていくからではないかと推察する。
 尤も、陶冶ではなく淘汰されるわけじゃないが、小生のように出来が悪いと心が荒んでいくようなケースもあるが。ま、これは地が出てしまうということなのだろう。)

 会社主宰の集会での話しの内容は秘密というほどではないが、敢えてここには記さない。
 寝ぼけながら聞いているのだから、右の耳から左の耳へ、営業担当者(しかも、一番、困難な仕事の一つである事故担当)の方の話が、言葉の数々が、何の抵抗も無く、脳裏にこびりつくこともなく、綺麗に華麗に通過していくのだし。
 まあ、毎朝、仕事が始まるたびに仕事に関係する注意事項は所長を通じて聞かされているので、明け集会で殊更、実務にわたる話をする必要もないし、ここにメモするような目新しい話も無い。
 二点だけ、一般的な関心事でもあるかもしれない話題に触れておく。

ウィットネス( Witness)映像
 全員が集まっての集会での(但し、二日に分けて行われる)の最近のメインの一つは、事故の映像を見せることにある。さすがに朝礼ごとにパソコンの映像を見せる時間が取れるはずもないし、毎日、事故の映像が入るわけも無い(毎日、新規の事故の映像が見られるようだと世も末だ!)。
 一月、乃至は二月に一度の明け集会の間に十数か所の営業所の管轄する車両の起こした事故の映像のうち、代表的なもの、教訓となるものを見せてくれるわけである。
 そうした映像は、どんな講和や注意の話より印象に残る。寝ぼけた小生も、ビデオが映っている間は、目がランランとなる(少々大袈裟だ。AVが流れているわけじゃないのだし)。
 尚、事故の映像というのは、「ウィットネス」装置で撮るもの。この件については、以下で若干、触れている:
ウィットネス( Witness)のこと
 事故は誰も起こしたくて起こすわけじゃないが、ホント、起きる時には信じられないような流れがあって起きてしまう。
 とにかく、路上においては一瞬の油断もあってはならない。

「民間の駐車違反取り締まり」が来月から
 明け集会での本日のメインの話は、もう一つあった。
「民間の駐車違反取り締まり」が来月から始まるので、その説明にあった:
「駐車違反取り締まり:270署で民間委託 74社1600人と契約--6月施行-話題:MSN毎日インタラクティブ」
 残念ながら、この記事は、削除されているようだ。以下に一部を転記する:
 改正道路交通法の6月施行で始まる駐車違反取り締まりの民間委託制度を全国270警察署が導入することが27日、警察庁のまとめで分かった。各署はこれまでに74社の民間駐車監視員約1600人と契約を結んだ。取り締まり場所や時間は同日中に、各署が公表することになっている。
 同庁によると、民間監視員が取り締まるのは、東京、大阪、名古屋など大都市の駅前や繁華街、幹線道路沿いなどが中心で、場所や取り締まり時間は各署がガイドラインとして決めた。内容はホームページなどでも公表する。

 せっかくなので当局のサイトを覗いてみる。
 皆さん、テレビのサスペンスドラマなどでお馴染みの(あるいは個人的にお世話になったことのある人もいるだろうが)「警視庁」ホームページ中の頁である(他道府県の方は地元のサイトを探して欲しい):
道路交通法一部改正(違法駐車対策)
 尚、民間人が取締りを行うといっても、彼らは「みなし公務員」なので、業務は公務であり、文句を言ったり、トラブルを起こしたり、邪魔をすると、公務執行妨害となる恐れがあるし、いずれにしても、すぐ警察官が呼ばれるのだとか。
 各警察署ごとにノルマがあるようで、関係者は対策をしっかり取る必要があるだろう。
 余談だけど、「みなし公務員規定のある認可法人」って、たくさん、あるみたいだ。

 話が余談へと与太ってしまった。元に戻す。
 そう、加齢臭の話だ。
加齢臭 - Wikipedia」によると、「中高年特有の体臭の総称。加齢に伴って体臭が変化することを突き止めた資生堂の研究所によって命名された。加齢臭の原因となる体臭成分は、不飽和アルデヒドのノネナール。この成分は青臭さと脂臭さを併せ持ち、男女ともに性差なく40歳代以降に増加が認められ、中高年特有の臭いとして感じられる」だとか。
 科学的に根拠があるのかどうか、小生には判断が付きかねる。
 ただ、「男女ともに性差なく40歳代以降に増加が認められ」に、ちょっとだけ、救われた気がした。男だけの現象かと思い込んでいた節が自分にはあったのだ。
 冒頭でのコメントにも書いたが、年を取ることでの体質の変化は、何も「加齢臭」だなんて仰々しい専門用語もどき(?)を持ち出されなくたって、自分で実感する(周囲の視線も刺々しくなる?!)し、余計なお世話だと思う。
 それ以上に思うことは、(化粧品会社の策略(?)に安易に乗らず)年を取ることの意義をもっと前向きに捉えるような発想があってしかるべきではないかと思うのだ。

 さて、今日は、加齢臭の話から一気にサイボーグの話へと飛躍するはずだったが、寄る年波で心身ともに跳躍力も衰えたようで、この話は別の機会(があるかどうかも不明だが)に。
 そもそも、「加齢(臭)」とは一体、何ぞや自体からして問い直したい気持ちが一杯なのだ。

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コメント

「加齢臭」は、「年寄り臭い」と言われるものですかね?

中年以後の場合は、歯槽膿漏などで口臭が大きな原因となることがあります。ただ、上の「年寄り臭い」は、新陳代謝もかなり落ちて、皮膚などにも張りが無くなってきた更に高齢の年齢によるものです。

少なくとも中年では、これを感じたことが無いです。汗臭さの反対でしょうか。

投稿: pfaelzerwein | 2006/05/27 21:21

「加齢臭」と「年寄り臭い」とは、若干、ニュアンスが違うと思います。「年寄り臭い」は旧来からの悪口(?)で、いわゆる熟年よりも上の世代(の一部の人)を指しての形容だと推察されます。
「加齢臭」は化粧品会社が新たに作り出した科学的(?)概念で、内臓疾患とか歯周病とか、「ノネナール」という脂肪酸の酸化物質(?)とか、身の回りのことにあまり頓着しなくなるとかが原因とされる(雑多な原因が混乱気味に列挙されているみたい)ようだ。
顔の「テカリ」(脂ぎった顔など)をも指すようだから、場合によっては(人によっては)三十代の後半からの人も(その一部でしょうが)当てはまる可能性がある(このことからも、「年寄り臭い」とは違う年代を想定していることが推察される)。
本来は男女に共通のはずだけど、世間的には男性を念頭に考えられているようだ。
とにかく、持てない男、女性には相手にされない男は、(化粧品や脱臭剤を売り込むための)商売の対象としてしか必要じゃないのでしょうね。
小生としては、本文に示唆しかできなかったけれど、自然な加齢現象をもっと尊重していいのではと思うのですが、負け惜しみにしかならないのでしょうか。

投稿: やいっち | 2006/05/28 05:14

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