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2006/03/08

できちゃった婚増加だって

 このところ、また、失敗が増えている。
 つい最近、某所に野暮用でバイクで出かけた。で、歩道の隅っこの邪魔にならないところを探してバイクを止めたまではよかった。
 用事を済ませ、意気揚々、バイクの駐車場所へ向かう。
 すると、バイクがない! じゃなくて、キーがない! いくら探ってもポケットにキーがないのだ。あり、店で落としてしまったのか、あるいは歩行中に? 店に戻るか、どうするか。
 とりあえず、バイクが無事、あるかどうか確かめるのが先決だと、バイクのほうへ急ぐ。
 すると、なんのことはない、バイクのトランクの鍵穴にキーの束がぶら下がっているではないか。遠目にも陽光にキラキラ光る鍵の束が眩しい!
 トランクをキーで開けてトランクにヘルメットを納めた際に、トランクを閉めたのはよかったが、鍵穴からキー束を抜き取るのを忘れていたのだ!
 バイクから離れ、用事を済ませ、バイクに戻るまで一時間以上は経っていた!
 その間、よくぞバイクが無事だったものだ。キーがぶらぶらしていて、さも、どうぞ盗んでくださいと言っているような状態だったのに。
 日本の治安もまだまだ大丈夫だ。
 小生自身の認知症については危ういけれど。ホント、同じ失敗を何度繰り返せば気が済むのか…。

 閑話休題。さて、本題である。

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→ 7日の夜、芝公園にある東京タワーの傍を通りかかったので、タワーを根元からパチリ。さすが迫力が違う。車の窓からカメラを出して勘で撮ったので、タワーの天頂部分が切れている!

 過日、テレビ・ラジオなどで「できちゃった婚」増加の話題があった。
中日新聞ホームページへようこそ」の「『30歳まで子なし』半数 第2次ベビーブーム女性」と題されたニュースによると、「一九七一-七四年の第二次ベビーブーム期に生まれた現在三十代前半の女性の半数以上が、三十歳までに赤ちゃんを産んでいないことが出生状況をテーマにまとめた厚生労働省の人口動態統計特殊報告で分かった」という。
 よって「出産できるとされる十五-四十九歳の女性の人口は今後十数年にわたって減り続けることが分かっており、厚労省は「人数の多い第二次ベビーブーム世代の女性に子供が少ないことで、少子化が加速度的に進み、人口減少に拍車がかかる恐れがある」と分析している」のだとか。
 詳しくは、「厚生労働省:平成17年度 出生に関する統計の概況」をどうぞ。

 ちなみに、「3.出生動向の多面的分析」という項目の「(1) 父母の結婚期間からみた出生」の項を覗くと、「第1子出生までの結婚期間別の出生割合をみると、昭和50年は結婚9か月に急増し10か月をピークに減少している。昭和60年以降では6か月と10か月に山がみられる。ただし、形状は変化してきており、昭和60年は10か月が最高なのに対し、平成7年は同じ割合になり、平成16年には6か月が最高となっている」といった表が載っている(太字は小生による)。
 まあ、憶測を逞しくすると、妊娠してそろそろお腹の膨らみ具合が隠しようもない頃合、そして妊娠が安定期に入った段階で、結婚に踏み切ったということか。

 さて、「『30歳まで子なし』半数 第2次ベビーブーム女性」によると(あるいは詳しくは、「厚生労働省:平成17年度 出生に関する統計の概況」)、「四十歳まででみると五三年生まれは10・2%だが、六四年生まれは22・3%となっており「晩産化・無産化」が進んでいることを裏付けている」という。

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← これも同じように車窓からカメラを後ろ上部を狙うようにして撮った。上の写真はきっと頭部が欠けていると予感したので、頭の辺りを勘で狙って撮った。二枚で全体像だ。

 晩産化。高齢出産。結婚にも妊娠にも疎い小生だが、そもそも晩産、(同義語かどうか分からないが)高齢出産とは一体、何歳からのことを指すのだろうか。
REBORN「高齢出産を考える」」なるサイトを覗くと、三十代後半の事例が載っている。ということは、三十代、それも後半ともなると高齢出産を意識することになるということか。
 小生の知り合いに四十路半ばで出産された方がいることを年初に知って驚いたものだったが、そんな方からしたら三十代なんて若いじゃん! ということになるのかも。

 またさて、「『30歳まで子なし』半数 第2次ベビーブーム女性」によると、「結婚前に妊娠した「できちゃった婚」で生まれた第一子は、二〇〇四年は26・7%で、前回調査の二〇〇〇年より2・5ポイント増加。都道府県別では沖縄が42・2%と唯一の40%台で、佐賀、岩手、熊本の順に続く」という。

 これまた小生の割りに近い知り合いにも「できちゃった婚」した女性がいるが、相手の男性は結構、気は優しくて力持ち(?)といった風な方で、女性のほうは気が強いというか、自分の意思をはっきり主張するタイプだったりする。
 この事例が一般的かどうかは分からないが、男性が優柔不断で女性のほうが行動力があるといった想像も突飛とは言えないのかもしれない。ある意味、計画的な「できちゃった婚」というわけである。仕掛けが女性側、あるいは男性側と、いろんなケースがありえるだろうが。

 ところで、小生が懸念したのは「できちゃった婚」の裏側事情である。必ずしも妊娠(結婚)を望まないのに妊娠してしまった場合(あるいは片方が妊娠=結婚を望んでいて、相手側の意向に構わず妊娠という結果に至った場合など)、妊娠しても(結婚するかどうかはともかく)出産に至るとは限らない。
 それは出産がうまくいかなかったという不幸なケースもそうだし、それ以上に悲しい現実として中絶という形で全てが沙汰止みに終わる、そんなケース(統計上の数字)が増えているのではということを懸念するということだ。
 残念ながら、中絶と「できちゃった婚」との相関を示すような統計を見出せなかった。
 けれど、「complex fraction」というサイトの方が「避妊総論」なる頁にて、小生の危惧する事情を考察してくれていた。

 冒頭に「日本はコンドーム大国である」とある。これは結構、知られている事実ではないか。これはこのサイトの方の主張ではないが(発言の責任は小生にあるが)、コンドームの使用が避妊に貢献していると同時に、コンドームの中途半端な使用が望まない妊娠に繋がっている(結果として中絶に、うまくいけば(?)「できちゃった婚」の増加に繋がっている)のではないかと思われる。
 コンドームの使用は、女性が男性に望んでいても、実際は男性の自覚に俟(ま)つ場合が多い。コンドームの使用・着用は、つまりは避妊の成否は男性の意思次第ということになる。
 しかも、「外出しや、途中からコンドームを使うのは避妊ではありません。」なのである(超人気サイトの「快楽生活 【えっちの知識】 ~明日役に立つ、えっちのうんちくを~ 80へぇ」より。このサイトの「●「できちゃった婚」急増??」という頁は、「統計でウソをつくのは簡単。だまされないようにしないとね」と、留意すべき指摘がなされている)。

避妊総論」なる頁をさらに覗く。
「日本はコンドーム大国である。日本のコンドームは優秀だ。」
 なんだか、コンドームから日本を考える、なんて本が一冊は書けそうな気がする。
 とにかく、「避妊には、ピルとコンドームを併用すると、実に効果的である」というのは以て瞑すべきかもしれない。このテーゼ(?)にはあとがあって、「避妊には、ピルとコンドームを併用すると効果的である。避妊を望んでいながらも、コンドームの装着が下手な男性や、ピルの服用を忘れがちな女性に、特にオススメする」というわけである。

 文中、「深夜のコンビニでコンドームをこっそりと購入し、自宅で密かにコンドームを付ける練習をしていたという、懐かしい思い出が有る」とあるが、そうした経験は男性なら誰しもあるのではなかろうか。
 小生は深夜のコンビニではなかった。深夜は同じだが、そもそも当時はコンビニはなかった。
 学生時代、夏近い日の夜中にアパートを出て自転車を駆り、ちょっと離れた町の角っこの家(確か薬局)へ向かった。その薬局の裏手に家族計画と明記された自動販売機があることは前々からチェックしてあった。何事も事前の調査準備などしない小生だが、その時だけは用意周到(?)だった。
 2パック欲しかったが、つい弱気になって1パックだけ購入した。
 おカネを投入してパックが落ちるときの音が深夜に響いて、心臓に悪かったのを覚えている。
 しかも、である。
 運の悪いことに、買って一安心している直後に小生は二人組みの警察官に職質を受けたものである。深夜に身なりも人相も悪い(?)若者が自転車で町中をうろついていたら、そりゃ、誰だって何してるのかって問い質したくなるってものだけど、困ったのは小生だった。
 さすがに恥ずかしくてコンドームを買いに来ましたとは言えない。小生、おろおろするばかりで、一体、どのような返事をしたのか、今では(多分、その後、帰宅した当夜だって)さっぱり覚えていない。
 ポケットの中のものを出しなさい、なんて言われなくてホントに助かった。
 それより、早速、コンドームの装着の練習に励んだものだった。その猛練習(?)ぶりは機会があったら書いてみたい。

 遺漏した、じゃない、脱線だ。これだから望まない妊娠が、じゃない、できちゃった婚が増えるんだ!

 本題に戻ると、「現在の日本では“できちゃった結婚”が激増している」。統計上、「“できちゃった結婚”率は、この20年で倍増した事」になるとか。
 途中を省略するが、「現在の日本では、第1子を出産するまでの平均期間は長くなっているにも関わらず、“できちゃった結婚”は増加している。これは、「出産の二極化」が進んでいる事を意味する」という結論は納得していいような気がする。
 さて、このサイトによると、「現在の日本では、4組に1組以上の夫婦が“できちゃった結婚”であるや、日本で生まれた子供の半数は、“できちゃった”子供であると書いた。間違いなく日本では“できちゃった”率が上昇を続けている」のだが、一方、「中絶は寧ろ減少傾向に有る。1998年の中絶率は22%で中絶件数は34万件だが、1990年には中絶率が27%で中絶件数は46万件だった。日本では“できちゃった”率は上昇しているのに、中絶率・中絶件数は共に減少しているのである」という。
 よって、「中絶率と“できちゃった”率とは関係が無い」ということになる(のだが…)。
 むしろ、従来なら結婚前に妊娠していると世間体が悪いと中絶していたのが、敢えて出産(あるいは結婚)に踏み切っているということもあるいは考えられないわけではないことになる、わけである。
 但し、上掲のサイトだとあくまで90年と98年との対比であって、この度、出た厚生労働省の人口動態統計特殊報告と最近の中絶件数との相関を見ないと、はっきりしたことは言えない。

ピルとのつきあい方」の「人工妊娠中絶に関する資料 望まない妊娠・中絶と女性の人生について」という頁を覗くと、「日本の中絶件数は減少傾向をたどっていますが、他の先進諸国と較べるとはるかに高い水準にあります」というのだから、最近も「日本の中絶件数は減少傾向をたどってい」ると考えていいのだろう。
 といっても、この頁でも統計は1997年の人工妊娠中絶件数までで、この10年近くの統計は分からない。
 そんな中、はっきり言えるのが、「未成年者の中絶増加は、世界的な問題です。日本でも、未成年者の中絶は増加傾向にあ」るという点のようだ。
 このサイトでもやはりコンドームの装着法を学校で教えるべきという主張と(そうだよ。小生も学校で教えられていたら、夜中に買いに行って職質を受けることもなかったんだ!)「ピルによる避妊」を推奨している。
「コンドームによる避妊失敗は、若年者において際だって高くなっています(データ )。性的経験の乏しい男女にとって、コンドームによる避妊は適したものとはいえないのです。ピルはむしろ若年者にこそ適した避妊法ということができ」るというのである。
 だよね。

 ところで、「人工妊娠中絶に関する資料 望まない妊娠・中絶と女性の人生について」という頁の末尾に気になる一項が追記されていた。
「■補論 法律の観点から(2001.8.28追記)」という項で、その冒頭に、「未成年者の人工妊娠中絶に際して、法律で親権者の同意を絶対的な要件とすることは、憲法第13条に違反します(平成2年度司法試験問題)。もちろん、そのような法律はありません」とある。
 つまり、「少なくとも満15才以上の未成年者は、行為能力を持つとするのが法曹界の一般的な考え方です。このことについては、「医事法制 未成年者における妊娠中絶と同意」『日本医事新報』No.4023 (2001年年6月2日)に詳しく解説されています。少なくとも満15才以上の未成年者に対して、親の同意書を取る合理的な根拠はない」というのだ。
 詳しくは、同上のサイト末尾の記述を読んでもらいたい。

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