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2006/01/21

栗の小径や川沿いの道のこと

 今朝、目覚めると、雨垂れの音。雨? 起きてカーテンを開けると雨じゃなく、雪だった。

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→ 今朝の雪風景。我が邸宅(?)の裏庭の金木犀も寒そう!

 今日は休日なので、いつものようにロッキングチェアーに腰を沈め、読書三昧。
 昨夜、わざと三十頁ほど読み残してあったドストエフスキーの『罪と罰』を読了させた。これで六回目だろうか。不覚にも涙が溢れてしまった。参っちゃったので感想文など書かない。
 『罪と罰』とトルストイの『アンナ・カレーニナ』とが一冊に収まっている本(『集英社ギャラリー 世界の文学 (14)   ロシア2 罪と罰/アンナ・カレーニナ 』で、小生は『アンナ・カレーニナ』を久々に読むつもり(今度で二度目になる)で本書を借り出したのだが、最初に『罪と罰』が収まっているので、まずはこれからと読み出したのだった。

 感想は書かない。書けない。本物は違う! それだけ。

 ただ一つだけ。ドストエフスキーの「罪と罰」は、小泉 猛氏の手になる翻訳だが、実に読みやすかった。訳という違和感を覚えることがなかった。
 昔、ガルシンの『赤い花』を読んでガルシンのファンとなった。間もなくして、一冊本のガルシン全集が出た…ので、学生の分際ではあるが、アルバイトして購入したのだが、訳に辟易して小説の世界に没入できなかったっけ。
 さて、一呼吸置いて、次は『アンナ・カレーニナ』だ。

rex-fant

← 「茶風log「写真家チャーリーの徒然グサッ!」 カメ爺からカメアシへ」で見つけたFANTASIA de SAMBA。ん? FANTASIA de SAMBAって…、FANTASIA de SAMBA Feather & Plumes Craftのことね。

 午前、気分転換の意味もあって、先週来、車中や寝床などで読み続けていた田村 明氏著の『まちづくりと景観』も読了した。

 論より証拠ではないが、田村 明氏著の『まちづくりと景観』 (岩波新書)について、小生の下手な感想文を書くよりも、本書で扱われている優れた景観の例をネットで見つけた画像サイトを紹介することで、本書の読書感想文に代えようと思う。
(本書『まちづくりと景観』の小生の手になる感想(?)をどうしても読みたいという殊勝というか物好きな方には、季語随筆「まちづくり…景観…光害」をどうぞ。ほとんど、参考にならないことを予め断っておくが。)

 さて、ネットで画像を見つけるのは(小生に画像検索のノウハウがないこともあって)なかなか大変。
 本書での著者の切り口に相応しい画像など、そうそう都合よくあるはずもないし。
 それでも、まず、以下のサイトが見つかった:
小布施 北斎館 -信州の旅.com-
 ここでは、「北斎館」や「岩松院 葛飾北斎画「八方睨み鳳凰図」」「豪商の館、田中本家博物館・須坂」「高井鴻山記念館」などの画像に注目するのではなく(これらもいい!)、「「栗の小径」道が栗の木を使ったブロックで敷き詰められている、散策コース。」などの画像に関心を持ってもらいたい。
 なんといっても、「景観」であり、「まちづくり」が本書のテーマなのだから。
「小布施へ北斎を招くなど幕末維新期にかけて活躍した文人、経世家の鴻山の記念館」だという「高井鴻山記念館」についても、実は、表通りからやや奥まったところに作られている。通りに面しては、「幟(のぼり)の広場」があり、北斎館へ続く狭い小径の入り口の角には小布施堂(栗菓子屋さんの工場でもある! けれど建っているのは、ともてお菓子の工場とは思えない外観を呈している!)という店(工場)がある。

 ネット検索は根気良く試みるものである。小布施堂という店のホームページにリンクさせようと、サイトを探したのだが、ついでだから中も覗いちゃえと覗き見してみたら、表紙に暖簾の画像が。
 そこを暖簾に腕押しとばかりにクリックすると、「小布施へおいでください」の挨拶の次に「味わい空間」というキャッチコピーとその趣旨、そして、本書『まちづくりと景観』でもそこまでは描かれていない「味わい空間」の俯瞰図が掲げられている。
 できれば、どこが表通りなのかを示してあればとも思うが、欲張りすぎか。再開発で味気ない、どこにもあるような町並みになっていただろうことを思うと、随分と違う個性的で落ち着いた空間が実現されているものと感心する。

 さらに、「高井鴻山記念館と北斎館を結ぶ」「栗の小径」についてもネットでは画像が幾つも見つかった。
 この栗の小径は、「小布施の名産・栗にちなみ、栗の木煉瓦を敷き並べた舗道」なのである。雰囲気もいいし、踏む足裏の感触を味わうためにも歩いてみたくなる小径(こみち)ではないか!
 冬になると、さすがに雪に埋まってしまいそうになるが、それはそれで風情がある。
栗の小径・冬1」(「小布施ぶらり旅」参照。春夏秋冬の画像が載っている!)


 ネットでは画像を見つけられなかったが、本書に載っている山形県金山町の川沿いの道の写真がこれまたいい。
東北再発見 小さな美しい町 山形県金山町」なる頁が参考になるかも。
「旅人をもてなす心」なる項には、「金山町には、不快な広告看板やこれ見よがしの建物などがありません。その代わり旅人がゆっくりと休める、無料の休憩所が沢山あります。街中を散策する旅人に、気軽に挨拶の言葉がかけられます。さりげなく旅人をもてなす心がうれしい」とある。
 また、「金山町の美しい景観作りは、昭和30年代から始められています。日本のあちこちでは、高度経済成長の中で街並みなど見向きもされず、次々に美しい景観が失われていきました。商業的な打算が当たり前となり、資本のあるものが競うように景観を壊してきました。その延長で語られている現在の「観光街づくり」のいかがわしさにうんざりします。インターネットで東北の観光振興の役に立ちたいと考え、私自身が「観光街づくり」への関心を高めていますが、それだけに一層、金山町が輝いて見えます」というのである。

 金山町には「街並み(景観)づくり100年運動」があるそうだ。
「これは100年をかけて自然(風景)と調和した美しい街並みをつくっていこうというものであり、あわせて林業等の地場産業の振興や人と自然の共生を図るというも」ののようだが、特色の一つに「金山型住宅」があるという。
「白壁と切り妻屋根をもつ、在来工法で建てられた住宅です。金山で育った木材や伝統的な材料を使うことによって、気候風土にあった建物になります。また、年数が経過しても「美しく古びる」素材であり、地球にやさしい住宅です。金山型住宅の家並みこそ「もうひとつ先の金山」の姿であり次代に継承する美しい共有財産です」というが、このことを知った上で、「東北再発見 小さな美しい町 山形県金山町」の中の画像を見直してみると、一層、興味深いかも。


 二つを紹介(ネット探索)しただけで紙面は一杯になった(小生も検索に疲れた)!

 本書(田村 明氏著の『まちづくりと景観』 )には、日本国内の事例より、海外の事例が豊富に紹介されている。景観を意識し、アーバンデザインを企図するという点では、欧米に限らず海外に先進的な試みが数多く見出されるのだ。
 機会があったら、その例を示してみるかもしれない。

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