« 2005年7月31日 - 2005年8月6日 | トップページ | 2005年8月14日 - 2005年8月20日 »

2005/08/10

白いドレスの女

 本日は、季語随筆ではなく、虚構作品です。
 文中、膝栗毛の話題が出てきます。小生の好きな十返舎一九作「東海道中膝栗毛」の中の浜松宿での幽霊騒ぎ。
夢出あい旅 サイバー五十三次」の中の「夢出あい旅 膝栗毛の街道」、その「浜松宿」を参照させていただきました。
 この話を読むだけ、十分以上に楽しいかも。

 ということで、別頁(窓)にて、タクシーに絡む怪談風の話を提供します。

 明け方の六時前にはほぼ完成しかけたのですが、パソコンのトラブルで文章が消滅。ショックでした。でも、意地で再度、書き直し。同じものが書けるはずもなく、涙、涙でした。
 小生にとっては、思いがけないときに文章が消えてしまうパソコンこそが怪談や幽霊より怖い!!
 ああ、雲散霧消した我が幻の傑作よ、カムバック!!

続きを読む "白いドレスの女"

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005/08/09

闇に祈る

 別頁(窓)にて、創作を示します。「日蔭ノナクナツタ広島ノ上空ヲトビガ舞ツテヰル」との連作です。カタカナ部分は、言うまでもなく、原民喜のもの。
 引用は、「原民喜 原爆小景」から引かせて頂きました。
 その頁の末尾にもあるように、「このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです」。
 改行は小生が勝手に手を加えました。
 別に原爆の爆風で詩の形が歪んだわけではありません。
 コラボレーションであるかのような形を選んだのは、とにかく、原民喜の世界を読んで欲しいから。
 あれから60年。何が変わり何が変わらないのか。受け継がれるべきは何か。実体験のないものの出来ることとは何か。何一つ、分からないでいる。
 分からない方がいいのかもしれない。
 永遠に考え求め続けることができるのだし。

[ 「原爆忌」あるいは「原爆の日」という季語がある。広島だと8月6日。長崎だと9日。ところで、立秋は今年は、7日だった。となると、広島の「原爆の日」は夏の季語であり、長崎の場合は、秋の季語ということになるのか。印象としては夏真っ盛りなのだけれど。季語では、「広島忌」とか「長崎忌」という表現で混乱を避けている?
季題【季語】紹介 【7月の季題(季語)一例】」では、「原爆忌」は広島・長崎の別なく、夏の季語扱いのようだが。

 ところで、上述の季語の件とは話が違うのだが、「清水哲男『増殖する俳句歳時記』」にて、興味深い記述を見つけた。
「舌やれば口辺鹹し原爆忌    伊丹三樹彦」の項のことである。
「ところで知らない人もいるようだが」と前ぶりがしてある。小生は知らなかった。続いて、「十余年前のアメリカの情報開示により、広島長崎以前に、既に原爆犠牲者と言うべき人々が存在していたことが判明した。すなわち、同型の模擬爆弾を使った本物投下の訓練が、事前に日本各地五十カ所余りで行われていたのだった」云々とあるのだ(以下、詳しくはリンク先をどうぞ。」2005年7月20日付「毎日新聞」に基づく情報らしい)。
 さらに、「これは最近の情報開示によるが,戦後歴代の首相のなかで、池田勇人と佐藤栄作が日本の核武装化を目指していたこともわかった」ともある。これは小生も新聞で読んだ。結局はアメリカの政権中枢に反対され、断念したとか。時の政権トップというのは冷徹にあらゆる可能性を模索するものだと改めて痛感。ノーベル平和賞どころの話じゃないのだね。 (05/08/10 追記)]

続きを読む "闇に祈る"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/08/08

太陽・ゲノム・インターネット

 野口聡一さんらを乗せたスペースシャトルの地球大気圏内への帰還の時が迫っている。(参議院での郵政法案の行方、さらには国政の行方も気になるのだが)、小生にはシャトルの無事の帰還が願われてならないのである。
 これまた偶然なのだろうか、フリーマン・J. ダイソン著『ダイソン博士の太陽・ゲノム・インターネット―未来社会と科学技術大予測』(中村 春木/伊藤 暢聡訳、共立出版)を読んでいたら、奇しくもまた、その中で、スペースシャトルに触れる記述に出逢った。
s-sion-zansho
 彼がスペースシャトル(計画)に批判的だったということを、恥ずかしながら小生は本書を読んで初めて知った。
←紫苑さんにいただきました!
 恥ずかしながらというのは、小生、これでも、『宇宙をかき乱すべきか ダイソン自伝』(鎮目恭夫訳、ダイヤモンド社刊)などを読んできたし、彼に関心を払ってきた経緯があるからである。
 ほんの3年前には、『宇宙をかき乱すべきか』を再読し、書評エッセイも試みている。本書は、ダイソンの人となりを知るには最適の本である。

 さて、ネットを通じてあれこれ調べてみた。
MSN-Mainichi INTERACTIVE 科学 余録:スペースシャトル」によると、「ダイソン教授が「ターキー」、つまり飛べない鳥と評したのがスペースシャトルである。教授は88年のエッセーで、シャトルは技術開発の典型的失敗例と書いている(「ガイアの素顔」工作舎刊)」らしい。
「低価格で操作は簡単、頻繁な飛行に耐え、しかも安全というのがシャトルの売り物だった。だが、実際にはどれ一つとして満たしていなかったというのが教授の診断だ」というのだ。

続きを読む "太陽・ゲノム・インターネット"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/07

落雷…盆踊り…石垣…人垣

 新聞を取っていないので、テレビ欄もネット上でニュース記事を読む機会が多い。
 ニュースの記事を漫然と眺め、クリックを続けていたら、小さなニュースが目に飛び込んできた。それは、「<落雷>盆踊り中の10人負傷 島根・邑南町 [ 08月06日 10時18分 ] Excite エキサイト ニュース」という見出しの記事。毎日新聞の情報らしいが、記事の全文を読んでも呆気ないほど簡単な内容:

 5日午後7時15分ごろ、島根県邑南(おなん)町上亀谷、特別養護老人ホーム「ゆめあいの丘」広場で地域住民ら約100人が盆踊り中に落雷があり、うち保育園児2人を含む10人が負傷した。いずれも軽傷という。  島根県警川本署の調べでは、同7時ごろから盆踊りが始まり、直後に雷雨が激しくなって踊りのやぐら付近に落雷があったという

 読むと、「5日午後7時15分ごろ」の落雷による被害らしい。そんな小さな事件が(被害に遭われた方たちには申し訳ないが)6日の午前になっても記事のメニューの中にあるというのは、ちょっと不思議。

 さて、どうしてこんな耳目を奪うわけでもなさそうな記事が小生の目を一瞬たりとはいえ、釘付け(大袈裟!)したのか。
 実は、島根県は松江市では盆踊りが行われない、という話を以前(数日前!)、ラジオか何かで聞いたことがあるからである。事件の現場は、島根県邑南(おなん)町とある。ここは、島根県邑智郡邑南町という住所だから、松江市というわけではない。
 だから、昔、松江市は盆踊りをしないという決め事があったとしても(今もあるのか、いや、その前に、昔、そんな決め事があったのかも詳しくは知っている訳ではない…)、邑南町には預かり知らぬことなのかもしれない。

続きを読む "落雷…盆踊り…石垣…人垣"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2005年7月31日 - 2005年8月6日 | トップページ | 2005年8月14日 - 2005年8月20日 »