伊勢参(いせまいり)
今日の表題に選んだ「伊勢参(いせまいり)」は、春三月の季語扱いだとか。
類似あるいは関連する季語には「伊勢参宮、伊勢詣、伊勢講、参宮講、抜参、御陰参(みかげまゐり) 、十三詣 じゆうさんまゐり 知恵詣、知恵貰ひ」などがあるようだ。
説明するまでもないだろうが、「春になって伊勢の神宮に参詣すること」という意があるとか。
伊勢の名物というと、『赤福餅』ということになるのか(小生も大好きだ)、「伊勢参 季語」でネット検索すると関連サイトが登場してきた。
小生自身は、伊勢参(いせまいり)を試みたことがない。せいぜい、「お伊勢参りはー 屋形船で♪」というメロディも快調なナツメロを思い出すくらいである。
あるいは、伊勢とは今の三重県ということで、鈴鹿サーキットへは、真夏の祭典、鈴鹿八時間耐久レースを観戦するためなどで、三年連続(四度)ほど、オートバイを駆って参ったことがある。
ネット探索を続けていたら、『江戸の遊歩術―近郊ウォークから長期トラベルまで』(著者:中江克己,出版社:光文社知恵の森文庫)を紹介するブログサイトを見つけた。「Cozy's 東京スナップ書評」の中の、「2005年03月01日 書評:江戸の遊歩術」という頁である。
以下、別頁でも紹介する本に関係する本ではある。その紹介の中に、「江戸時代の寺社参りは旅行のための大義名分であったそうだ。徳川幕府の圧政下の管理社会にあって人々が自由に動き回ることはできない。関所を通る通行手形を発行するにもそれなりの目的を必要とする。そこで大義名分として利用されたのが寺社めぐりや湯治だ。そういう名目を立てれば旅に出ることができる。実際は他の場所をめぐるにしても、目的は寺社めぐりとしてあったそうだ」などとある。
その旅行の本当の(?)目的の一つには温泉地への湯治があったりするわけだ。
そうはいっても、「伊勢神宮」への伊勢参りは、毎年五十万人が「おかげ参り」したそうだから、江戸時代の一大イベントだったのである。
さて、別頁は、神聖なるお伊勢さんとはまるで違う内容となっている。ご用心。
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