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2005/03/26

伊勢参(いせまいり)

 今日の表題に選んだ「伊勢参(いせまいり)」は、春三月の季語扱いだとか。
 類似あるいは関連する季語には「伊勢参宮、伊勢詣、伊勢講、参宮講、抜参、御陰参(みかげまゐり) 、十三詣 じゆうさんまゐり 知恵詣、知恵貰ひ」などがあるようだ。
 説明するまでもないだろうが、「春になって伊勢の神宮に参詣すること」という意があるとか。
 伊勢の名物というと、『赤福餅』ということになるのか(小生も大好きだ)、「伊勢参 季語」でネット検索すると関連サイトが登場してきた。
 小生自身は、伊勢参(いせまいり)を試みたことがない。せいぜい、「お伊勢参りはー 屋形船で♪」というメロディも快調なナツメロを思い出すくらいである。
 あるいは、伊勢とは今の三重県ということで、鈴鹿サーキットへは、真夏の祭典、鈴鹿八時間耐久レースを観戦するためなどで、三年連続(四度)ほど、オートバイを駆って参ったことがある。
 ネット探索を続けていたら、『江戸の遊歩術―近郊ウォークから長期トラベルまで』(著者:中江克己,出版社:光文社知恵の森文庫)を紹介するブログサイトを見つけた。「Cozy's 東京スナップ書評」の中の、「2005年03月01日 書評:江戸の遊歩術」という頁である。
 以下、別頁でも紹介する本に関係する本ではある。その紹介の中に、「江戸時代の寺社参りは旅行のための大義名分であったそうだ。徳川幕府の圧政下の管理社会にあって人々が自由に動き回ることはできない。関所を通る通行手形を発行するにもそれなりの目的を必要とする。そこで大義名分として利用されたのが寺社めぐりや湯治だ。そういう名目を立てれば旅に出ることができる。実際は他の場所をめぐるにしても、目的は寺社めぐりとしてあったそうだ」などとある。
 その旅行の本当の(?)目的の一つには温泉地への湯治があったりするわけだ。
 そうはいっても、「伊勢神宮」への伊勢参りは、毎年五十万人が「おかげ参り」したそうだから、江戸時代の一大イベントだったのである。
 
 さて、別頁は、神聖なるお伊勢さんとはまるで違う内容となっている。ご用心。

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2005/03/25

草萌(くさもえ)

「草萌え」は春の季語だが、2月の扱いのようだ。以前、既に、「下萌(したもえ)」という季語は扱っている。その際、 以下のように書いている:

 表題の「下萌(したもえ)」は2月の季語であり、「早春の頃、枯れ草や残雪の中から草がわずかに顔を出し始めることを」言うとか。
Sizuku ONLINE」の「絵手紙」という頁では、似たような言葉に、「草青む(くさあおむ) 畦青む(あぜあおむ) 草萌(くさもえ)」などがあるとした上で、「草萌という言葉は草の方に重点があり、下萌は下、つまり地に重きをおいた言葉であるといえる。早春、まだ冬枯れの大地から、草の若芽が萌えだすと路傍も庭も野原も春の訪れを示しているかのようだ。下萌はそのような季節の感覚を明瞭に表現する言葉である」などと丁寧に教えてくれた。
                          (転記終わり)

 三月も下旬になって「草萌(くさもえ)」を表題に選んだのは、ネット巡りをしていて、我がお気に入りのサイト「季語の風景|草萌」で素晴らしい画像を見てしまったからである。
「草萌えの春の野は、冬に枯れた命が再び甦り、芽ぐみ、青み、若々しい生気がまさに育とうとしている。本格的な春到来の、ちょっと手前の初々(ういうい)しさ、瑞々(みずみず)しさが、人の心をいっそうわくわくさせるのだろうか」などといった、山崎しげ子氏(随筆家)の文章と共に、画像(写真部・河村 道浩)をまずは愛でるのもいいのでは。

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2005/03/24

青き踏む(踏青)

 三月の季語例の数々を眺めていたら、「踏青」という言葉で目が止まった。何、これ、である。
「踏青 季語」でネット検索してみると、「たふせい」と読み、「青き踏む」という表現もあるとか(「俳句季語辞典 季語」より)。
 どうやら、「春の野遊び、そぞろ歩きの意」らしい。
 類似すると思しき季語に、「野遊び」(山遊 野がけ)があり、これらも、「春の野原で遊び、飲食などする風習」といった意があるようだ。違うのは、飲食の有無と後者は風習らしいということ。
「遠足」(遠足子)も関連する季語だろう。「主に学校で、野山や海へ一日の行楽をすること」だって。そういえば、小生も小学校の時、遠足に行ったはずだ。大嫌いな行楽だったけれど(その理由は、どこかで書いたことがあったはずだ)。
 他に、「花見」も遠からぬ意味合いの季語だと思っていいのだろう(か)。
 これが、「春の航」(春航)となると、「春の海を船でゆくこと」で、優雅過ぎ、小生には縁遠い。でも、春の海を水面に浮かぶ水鳥のように、ひねもすのたりのたりと漂ってみたいものである。
 春には、陽気に誘われての花狩りなどを名目の行楽に関連する季語が実に多いと改めて感じる。

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2005/03/23

目貼剥ぐ(めばりはぐ)

 ついこの間、三月になったと思っていたら、もう、残すところ九日。なのに、きの季語随筆で扱っている季語例の少なさ。
 もともと一日に一つだとしても網羅するのは無理だとは初めから分かってはいるのだけど、でも、多少なりとも触れておきたい、あるいは、その意味合いを知っておきたい季語がまだまだ沢山残っていることに焦ったりする。
 今日の表題に「目貼剥ぐ」を選んだのは、三月の季語例を眺めていて、ふと、そこに目が向いたからというに過ぎない。この季語だけは、読んで字の如くであり、意味合いの見当を付けるのは、それほど難しいことではない。
 実際、調べてみたところ、予想通りだった。[ 花鳥風月 ]によると、「冬に寒いすきま風が入らないように貼ってあった目貼りを、春になって剥がすこと」だという。
 このサイトには、「ここ八王子の冬の寒さと言ったら、朝起きたときに部屋の中のコップの水が凍っていたりもします。部屋を暖かくしていた時は窓が朝に凍り付きますね。夕方には道路が凍って光ってます(^^;)」などとコメントが続く。

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2005/03/22

厩出し(うまやだし)

 今日の表題を何にしようかと【3月の季題(季語)一例】を見ていたら、「厠出し」という言葉が見えた。
「厠出し(かわやだし)」って、何?
 早速、当該の季語をコピーし「厩出し 季語」でネット検索して、意味を探る。すると、「厩出し(うまやだし)」と仮名がふってあるではないか。
 とんだ、勘違いだった。小生のパソコンは古いし、モニターの解像度が低いので、「厩(うまや)」ではなく、「厠(かわや)」と読めてしまったのである。
 ただ、ネット検索する場合は、文字を記入すると面倒なので、季語例のその言葉をカット&コピーの上、検索の窓にペイストするので正しい言葉を検索している。なので、ちゃんとした検索結果が出てきてくれた。
 これが小生のような無精者でなかったら、勘違いしたとおり、「厠出し(かわやだし)」(と「季語」)で検索したはずである。但し、実際に試みた人は分かるはずだが、「厠出し 季語」でネット検索しても、「該当するページが見つかりませんでした」となり、あれ? という戸惑いに終わるはずである。
 さすがに、ネットの世界は広いとはいえ、小生ほどの頓珍漢はいないということか。なんだか、世の中の人が皆、我より偉く思えて、劣等感など覚えたりする。

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2005/03/21

トンボのこと

 あたら、季語随筆と銘打っているばかりに、時に窮屈になることがある。多少の飛躍には目を瞑りつつも基本的にはその都度の季節に見合った季語をキーワードに、気随気侭な小文を綴っていく。
 実際、季語例は豊富なので、話のネタに困ることはない。
 というより、ネタが多すぎて、どれにしようかと目移りして、結局は尻切れトンボの中途半端な話に終わってしまう。忸怩たる思いで、話を切り上げることがあまりに多いので、読まれる方には申し訳ないし、自分としても不甲斐ない。
 そんな中、今の時期とは懸け離れたような話題を手がけたくなる時がある。その時期が来たら扱えばいい、その時まで、テーマを温めておけばいい…と思うのだけど、それが出来ないのが小生なのである。
 さて、昨日だったか、テレビで、羽子板の話題が出てきた。正月などに羽根突きをする、今はそんな風景を見かけることも皆無に近くなった、多くは子どもの遊びである。
 例によって聞きかじりするラジオと同様、テレビも食事や居眠りの傍ら、垣間見る風なので、断片的な記憶・半端な情報しか脳裏に残っていない。
 ただ、羽根突きの羽根は、トンボの羽根を意味している云々という話があったようなのである。
 なので、かなり時節外れなのは承知の上で、羽根突きの羽根を話の糸口に、ネットから得られる情報を手がかりにしつつ、トンボの話をあれこれ経巡ってみたい。
 まずは、以前、「富山とトンボのこと」というエッセイでトンボのことを、富山と絡めつつ、多少、調べてみたことがあるので、その文章を掲げる。
 その上で、足りない部分、新たに得た情報などを補足したい(断るまでもないと思うが、少なくとも「トンボ」は春の季語ではない!):

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2005/03/20

チューリップ・原色…

 今日は何の日か。「今日は何の日~毎日が記念日~」によると(「3月20日」参照)、「上野動物園開園記念日」で、「1882(明治15)年、日本初の近代動物園として、上野動物園が上野公園内に開園した」とか、「東京国立博物館開館記念日」で、「1882(明治15)年、上野動物園と同時に、上野公園内の上野寛永寺跡に東京国立博物館(東博)が開館した」とか、「LPレコードの日」で、「1951(昭和26)年、日本コロムビアからLPレコードが「長時間レコード」の名前で発売された」、「電卓の日」で「日本事務機械工業会が1974(昭和49)年に、日本の電卓生産数が世界一になったことを記念して制定」(今は特にイベントは行われていないらしい)とか、他にもいろいろあるようだ。
 彼岸の頃(3月17日~3月23日)であり、春分の日であったりする。

 先に進む前に、大急ぎで断っておかないといけない。表題に掲げた「チューリップ」は春の季語だが、春四月の時期の季語例だということ。さすがにまだ、ちょっと早すぎる。気の早い小生も、それくらいは分かる。
 今日、3月20日の誕生花が、チューリップだという理由だけで表題に選んだのである。
 尤も、「意外な思い、豊かな力」といった花言葉を持つ「みつまた」だとするサイトもある。
 更に急いで断っておくが、今日の誕生花を紹介したからといって、小生の誕生日が今日だというわけでもない。勘違いして誕生日のプレゼントを大童になって贈って来ないように(届いたら、失礼に当たらないよう、受け取ることは受け取るけれど)。
 チューリップのことは、あとでまた採り上げるはずである。

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