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2005/12/08

後日談あれこれ

二つのおめでとう! 朝青龍とハヤブサと」で、横綱朝青龍(25=高砂部屋)のこと(この記事の時点ではまだだった、関脇琴欧州の大関昇進もすでに決定した! おめでとう!)と、小惑星探査衛星「はやぶさ」のことに触れている。

 この記事を書いた時点では、「はやぶさ」は、11月26日のタッチダウンに成功し、プロジェクタイル(発射体)が発射され小惑星「イトカワ」の試料採取にも成功した、ただ、直後、姿勢制御を失ったりとか、通信事情が困難になったという懸念される情報があって、目下、軌道修正作業中と書いている。

 が、昨日の(ラジオでの)ニュースで、「11月26日のタッチダウン直後から姿勢制御を失っていた「はやぶさ」に対し、プロジェクトチームはいくつかの緊急避難的な手段を講じることで、地球との通信速度を徐々に回復させてき」たこと、さらには、「試料採取のためのプロジェクタイル(発射体)が発射されていなかった可能性も出てきてい」ることなどの情報を得てしまった。
 データ解析の結果、当初の成功の報は、ぬか喜びに終わった…らしいのである。
「プロジェクトチームは、軌道再設定も含めた地球帰還に向けた努力を続けてい」るとのことだが、是非とも、帰還の可能性を探って欲しいものだ。
 プロジェクタイル(発射体)の発射は、火薬の消費というデータが得られないことから、なかったとしても、タッチダウンの際に極微量の資料を得た可能性は残っている、というのだし、帰還という光景を数年後に見、その頃には終わっているかもしれない、何処かのプロジェクトXかYに特集として採り上げられたら、楽しいかなと思う。

枯木立からケルト音楽を想う」の中で、紅葉した果てに路上などに散った枯れ葉の行方や末路をやや感傷的に綴っている。

renge-kareichou

 都内の主要幹線道路などに散った枯れ葉は、路肩付近に吹き寄せられ、やがて清掃車に運び去られていく、とまでは書いたが、さて、ただのゴミとして処理されて終わってしまうのか。

← 蓮華草さんに戴いた黄葉し散り敷かれた「金色の道」です。

 あるいは、地域によっては堆肥などの形で生かされるのか。
 裏通りだと、民家の前に堆積すれば、地域の人が掃き集め、ゴミにされてしまうのだろうが、住宅の前でない場合、風に吹かれ、車に何度も踏み潰され粉々になり、その末路は追いきれない。徹底して最後の惨状を追えば、それはそれで一個の語られざる物語となることだろう。

 一方、並木道だったり、山や郊外の散歩道などの土の道だったりすると、イチョウにしても散り敷かれた落ち葉は、まさに枯葉の絨毯となって目を癒し、足取りを和らげ、やがては朽ちていくとしても、それが土壌の地味となって細菌などの餌という形を通じて、いつかは木々の滋養分に還元されていく。
 機会があったら、枯れ葉の行方を探求してみたいものである。きっと、一冊の本にするに値するほどの情報が得られるものと思う。

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コメント

おや、弥一さん~
枯葉のさらなる 行く末も気になって
しまわれたのですね。

なんでも 土に返った時代もあったろうに
今は 土が覆われてしまってるものね。

犬や猫の粗相も ちゃんと始末しないと
いつまでも絶対にそのまま 残ってるし。

でこぼこ道になったり 泥水はねたりは
ないけど いいことばかりじゃないですね。

投稿: なずな | 2005/12/09 17:32

なずなさん、こんにちは。
仕事で紅葉の始まる前から今月に入って一気に紅葉(黄葉)し、散り始め、路上を舞い、路肩に吹き寄せられ、掃き去られ、あるいは車に粉微塵に粉砕される枯れ葉の様子を仕事柄、日々見守っているのです。
イチョウ、黄葉が見事ですが、清掃関係の人には評判が悪い。何故なら葉っぱが小さいので、溝に目詰まりを起こしてしまうのだとか。
その点、桜の葉っぱは大きいので、清掃しやすく助かるとか。
ただ、桜の葉っぱは、やたらと大きいですね。味も素っ気もないという感じ。桜の花びらの小ささを葉っぱの巨大さで補っている?

舗装された路上での落ち葉や犬猫の粗相は、最後までゴミになる。異物に過ぎないわけです。粗相したものだって、泥の道だったら栄養分になったかもしれないのに。

投稿: やいっち | 2005/12/10 08:33

この「後日談あれこれ」を書いた時、一緒に「読書拾遺『カトリーヌ・Mの正直な告白』」も書いた…。けど、長すぎることになるし、内容が人によっては顰蹙モノかなと、書評エッセイの部分は別立てにした:
 http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/2005/12/post_6ad3.html

投稿: やいっち | 2005/12/10 13:40

こんばんは やいっちさん
枯葉の行く末は、やっぱり腐葉土が一番良いでしょうね。葉っぱもお役にたてます。
実家の雑木林へ行く道は、枯葉だらけ、枯葉が積もりすぎてフワフワじゅうたんです。
しかも下のほうは、立派な腐葉土になっています。
植木屋さんが羨ましがるほどに・・・・
もう誰も枯葉を取ってきて畑に撒いたりしないのです。

投稿: 蓮華草 | 2005/12/11 01:22

蓮華草さん、こんにちは。

>枯葉の行く末は、やっぱり腐葉土が一番良いでしょうね。

蓮華草さん、おっしゃられるとおりです。
腐葉土の道とまでいかなくても、落ち葉の敷き詰められた道を踏み締めつつ、歩いてみたいものです。

投稿: やいっち | 2005/12/11 07:39

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