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2005/10/19

「渡り鳥」余聞余分

「渡り鳥」余談」(October 17, 2005)にて、鳥インフルエンザについて若干のことを書いた。
 すると、タイムリーなことに、且つ、小生がかいたことだけは不十分過ぎる、というか、鳥インフルエンザについて世界的な規模で危機感を以って対処が迫られているその事情の説明を付け加えておくべきだとばかりに、昨日、NHKラジオで、関連の話題を聴くことができた。
 といっても、仕事中でもあり聞きかじりなので、ネットで入手した情報で補強して、大雑把なことを、それだけでは申し訳ないので、情報源(リンク先)を記しておきたい。
s-rengeso-nara
→ これは蓮華草さんに戴いた画像です。鏡池に、映える、東大寺の中門と大極殿とのこと。ここでもっともっと見ることができます

 現下の鳥インフルエンザが危機感を以って研究者のみならず政府機関その他が対処を急ぎ、あるいは危機感を煽るかのような情報が流れているのか。警告さえ発せられている。
 それは、人に感染し死亡例も出ている現下の鳥インフルエンザが「1918~19年に世界で大流行し、2000万~5000万人の死者を出したとされるインフルエンザ「スペイン風邪」」の再来(の可能性)が危惧されているからである(ちなみに、第一次世界大戦の戦死者数800万人とか。第一次世界大戦の終結はこのスペイン風邪の蔓延の故だったという説も)。
 鳥インフルエンザ(ウイルス)は、「鳥インフルエンザ:ギリシャで発見 EU加盟国では初」という状況に至っている。
インフルエンザ情報」を覗くと、関連情報が次々と集まっているのが分かる。

 尚、今日は、「1.鳥インフルエンザ」「2.ピロリ菌」「3.渡り鳥研究者の裏話」が主な項目である。

 ひたひたと波が押し寄せるように鳥インフルエンザウイルスがヨーロッパに押し寄せている。このことが欧米に従来にない危機感を齎しているという側面があるようだ。
 スペイン風邪による犠牲者は膨大な数に昇るが、著名人を少しだけ挙げておくと、オーストリアを代表する表現主義の画家である、 href="http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/000826.htm">エゴン・シーレ(28歳で。六ヶ月の身重であった妻エディットも。小生などはスペイン風邪のことにも無知で、シーレの絵画に凝り、彼についての図録や本を読む過程でスペイン風邪という猛威が世界を席捲したことを知ったような…)、グスタフ・クリムト、(日本での死亡者は38万人と見られているようだが)劇作家の島村抱月(女優の松井須磨子が彼の後をおって自殺!)、夭逝の画家・関根正二(享年20歳)、村山槐多(同22歳)などがいる。ヨーロッパでは国王が亡くなった例もある。
(「重症例では患者の肺に水がたまり、たいていの場合は1週間もたたないうちに肺が水で一杯になった。また、通常、子どもや高齢者に比べてインフルエンザの合併症を発病しにくいはずの15~35歳の若年層で、スペイン風邪では、特に死者が多かったことも知られている」という。こうした若年層、輝き盛りの若者の死亡例が多かったこともスペイン風邪を特徴付けているし印象付けてもいるようだ。)

 さて、研究機関(研究者達)が手を拱いているはずもない。
1918~19年に世界で大流行し、2000万~5000万人の死者を出したとされるインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを、遺伝子工学の手法で再現することに、米陸軍病理学研究所や米疾病対策センター(CDC)などのグループが成功した。新薬開発などに役立つと期待される一方、技術の悪用を心配する声も出ている」という。
 さらに、「スペイン風邪のウイルスは完全な形では保存されておらず、健康な成人が次々に犠牲になるほどの強い毒性を示した理由がはっきりしていなかった。 研究グループは、アラスカの永久凍土に埋葬された犠牲者の遺体から遺伝子を回収。塩基配列を解読し、ウイルスを再現した。 その結果、鳥インフルエンザウイルスに似ており、大流行直前に変異してできたものと考えられるという。変異の一部は現在、アジアで大流行している強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)とも共通していた」とも。
(昨日のNHKラジオでは、アメリカにおいて、南北戦争以後の軍人の死者から採取した細胞が保存されていて、その中にスペイン風邪による犠牲者もいたため、その犠牲者の細胞からウイルスを再現したという話だったのだけど。)

 スペイン風邪では、鳥インフルエンザウイルスが突然変異を10回連続して起こし、人から人に感染するウイルスに変貌した。現下の鳥インフルエンザは5回連続して突然変異を既に起こしている。だからこそ、脅威なのだし、また、今のうちに対処を急いでいるという話も昨夜(ラジオで)はされていた(ちょっと大雑把過ぎる。裏付けを取る暇がない)。
 そう、もとはといえば、スペイン風邪も鳥インフルエンザウイルスの突然変異から発生したわけだ。

 では、何故、今、新たに鳥インフルエンザが突然変異を繰り返しているのだろうか。1918年の突然変異には戦争が影響しているのだろうか(鳥や人、動物、植物、微生物の生息環境が脅かされた、などなど)。
 地球環境の変化(温暖化)が動植物たちの生息環境を脅かし、それにつれてウイルスも変化を余儀なくされたとか。あるいはテロとの新しい戦いという名目で最新の(科学・化学)兵器が際限もなく使われていることの影響。鳥へのエサの含有物の影響。

 鳥から離れるが、病気つながりということで。
 昨日は、ピロリ菌の話も聴くことが出来た。
〈ピロリ菌〉 正式名はヘリコバクター・ピロリ。らせん形にねじれた棒状の細菌で、大きさ4マイクロメートル(1000分の4ミリ)ほど。鞭毛(べんもう)で動き、胃粘膜を覆っている粘液に潜り込み、長年にわたってすみ着く。酸を中和する酵素を持ち、強い酸性の胃酸から身を守っている」という。
 関連する話は、小生も既に触れたことがあるが、再度、書いておくことにする。
 何も、「ノーベル医学生理学賞に豪の2氏 ピロリ菌研究を評価」に便乗するわけではないが、あるいは、ピロリ菌にスポットライトが当たっている今だからこそ、NHKもこの話題を採り上げているのかもしれない。
 ノーベル医学生理学賞を授賞したオーストラリアのバリー・マーシャル西オーストラリア大教授(54)と、病理専門医ロビン・ウォーレン博士(68)らは、「ピロリ菌が胃炎や胃・十二指腸潰瘍(かいよう)の発生に深く関与していることを突き止め」、さらに、「近年は胃がんとの関係も次第に明らかになってきている」という。
 
 この、「胃がんとの関係」も重要だが、「ピロリ菌が胃炎や胃・十二指腸潰瘍(かいよう)の発生に深く関与していること」も注意すべきであろう。
 というのは、何か大きな事件・事故・悲劇に見舞われると、心にストレスが懸かり、胃にも負担が懸かって胃炎や胃潰瘍になると、従来は考えられていたが、実は、必ずしもそうではないという研究結果が出てきたのである。
 記憶に新しい(新しくすべきであろう)阪神・淡路大震災で、多くの方が犠牲になり、生き残った人も心に傷を負った。そうした人たちの中には、予想されるように胃潰瘍などに苦しむことになった人々がいた。
 そうした人たちを調べてみたら、ピロリ菌の所有者はなったが、所有していない人はなっていなかった、というのである。
 素人考えだが、精神的負担(ストレス)が身心に影響しないはずはないとして、それが何ゆえに胃潰瘍に結びつくか(直結するか)は、自然なようでいて自然とは思えなかった。体に影響が現れるとしても、胃に限局される必然性がないわけである。 
 実は、胃にピロリ菌がある人が、ストレスが懸かった時、胃潰瘍や胃炎になる傾向が高い、というわけなのである。

 胃癌についても、ピロリ菌の保菌者はそうではない人の20倍の確率で冒されやすいという統計結果があるとか。

 さて、昨日は、ピロリ菌の説明と同時に、ピロリ菌の保菌者かどうか、健診を受けるようにという話だった。
 数日、あるいは数時間(呼気検査)で検査の結果は出るという(但し、保険は適用されない。保菌者と分かり治療を受ければ、適用されるとか。変なの。中途半端だ!)。

 ところで、日本人のある年代以上の人の半数にピロリ菌の保菌者がいる(このことは前にも書いた)。
 それは、ピロリ菌が経口感染するからである。経口感染するって、何も日本人同士が戦後、やたらとディープなキスが好きになってピロリ菌が蔓延するようになったというわけではない。
 だったら、今でもドンドン広がっているはずだし、若者こそ、エイズが今も感染が拡大しているように広がっているはずなのである。
 実は、戦後の水事情が悪かったことが影響しているという。戦後の必ずしも綺麗とは言えない水を飲むしかなかった世代にピロリ菌保菌者が多い所以である。
 尚、治療や除菌は短期間で済むし容易と成っているとか。

 余談だが、ある銘柄のヨーグルトがこのピロリ菌に効果があるという噂について、微妙な話をしていた。話し手は専門家なので、立場上、認めるとも認めないとも言わない。遠回しに効果があるとは思えないと話していたような(印象がある)…。

 ああ、また、やたらと長くなった。実は、樋口広芳著の『鳥たちの旅―渡り鳥の衛星追跡』(NHKブックス)について、若干、触れたかったのだ。まだ、読んでいる最中だが、小生、「「渡り鳥」余談」の中で、「鳥の体に送信機を取り付ける(小生、老婆心ながら、小さいし軽いとは言うものの、また、取り付ける鳥の種類も比較的体の大きい鳥を選んでいるとは言うものの、鳥の渡りという難行に少しは影響するのではないかと、ちょっと心配になる…)」と書いている。
 小生の浅はかな心配を予想していたかのように、本書の終わりのほうで、研究者たちが鳥への負担を危惧していることを縷々、書いていてくれたのである。
 といって、どうやら、小生の危惧は杞憂ではなく、完全に払拭されたとは言えないようだけど。

 さらに「「渡り鳥」余談」の中では、触れることができなかったが、鳥に送信機を取り付けることで初めて、渡り鳥の衛星追跡が可能になる。
 では、どうやって、鳥たちに送信機を取り付けるか。
 実は、ここに研究者達の涙ぐましい苦労話があったのだ。
 小生など、ここ裏話が本書『鳥たちの旅』の中で一番、面白かったほどだ(それにしても、本書のタイトルは、小生には因縁のドラマである中村雅俊主演の「俺たちの旅」を連想させてしまう…)。
 鳥だって、研究者の研究に協力をしようと、送信機の取り付けに黙って静かに従うはずもない。
 中でも凄いのは、ヘリコプターを使ったロシアの取り付け方法。何も送信機をヘリコプターから鳥に向かって投げつける、というわけではない。そんな!
 鳥の多くは湿地にいる。道なき道である。というか道はない。なので、鳥たちの生息する場所まで、ヘリコプターで飛んでいく。
 で、目的地に付いたらヘリコプターを着陸させて…と行けばいいが、そうはいかない。ヘリコプターが止まれるような場所なら人が歩いていく。そもそも鳥たちのエサが豊富なのは湿地で、とてもではないが着陸は叶わない。
 どうするか。目的の鳥たちの傍に来たら、地上1メートルまで低空飛行し、研究者が飛び降りる、というわけである。
 この辺りの飛び降りるタイミングその他、パイロットと研究者の息が合わないと、難しい。日本から行った研究者たちにはロシアの人々によるこんな大胆な方法を真似はさせてもらえなかったとか。
 実際、下りてからも大変らしい。ヘリコプターは研究者を下ろすと、飛び去る。何処か着陸できそうな場所に止まる。
 下りた研究者はどうなるか。ヘリコプターが飛来しホバリングしていた間は湿地の草も寝ていたが、飛び去ったら草は一気に元に戻って研究者を覆ってしまう。とにかく鳥への送信機の取り付けに成功しても、背丈より高い草を掻き分け湿地の中をヘリコプターの止まっているところまで行くのは、なかなか大変らしいのである。
 他にも、おかしいというか、涙ぐましいロシアの研究者の苦闘振りが書いてあったりして、小生、大半の記述は忘れても、そうした苦労話は覚えていそうだ。

 さて、ここからこそ、本稿『「渡り鳥」余聞余分』の「余分」に当たる記事だが、実は小生が最近、読んでいる本の著者は正宗白である。
 ホント、余分な話でした。
 でも、白鳥の短篇はどれも読み応えがあります。

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コメント

鳥インフルエンザ、流石に良く調べられましたね。参考になります。私の読んだ情報では、危険なものとなってからワクチンを研究製造開始するので、大分日にちが掛かるらしいです。その間に大量の人命が失われているという風になるらしいです。勿論早くする方法は研究されているのでしょうが。

余り恐れてパニックになる事は避けなければなりませんが、防御処置も大事ですね。数年前の日本での騒動の後、どのような対処がなされているのでしょう。風評被害などを避けるために、情報の開示とハッキリした方針が必要になりますね。

ホワイトハウスの隔離策は既におかしいですね。鳥も人間も一斉に町ごと焼き払うのでしょうか?鳥は町に隔離する事出来ませんがね。鳥を威嚇しても始まらない。

投稿: pfaelzerwein | 2005/10/19 21:10

pfaelzerwein さん、こんにちは。
渡り鳥と鳥インフルエンザという話は、「渡り鳥…遥か彼方へ」に寄せていただいたpfaelzerwein さんのコメントで調べてみようと思い立った点が大きいと思っています。
日本では鳥インフルエンザについては、一部はともかくテレビではあまり報道されていないのです。あまり危機感が一般の間には抱かれていないような。
本文が長くなりすぎたので、採り上げられなかったのですが、アメリカはブッシュ大統領が過剰反応とも思える行動に打って出ようとしているようです。
つまり、ハリケーン・カトリーヌでの対処の遅れ・間違いという批判に懲りてか、ブッシュ大統領は、鳥インフルエンザに関連し、「ブッシュ米大統領は4日の記者会見で、アジアから欧州に拡大している鳥インフルエンザが米国でも流行した場合を想定し、感染者の隔離作業などのため州兵ら軍の出動を検討していると表明、議会に対し、実現に向けた議論を要請した」というのです。
「アメリカには1878年に制定された「民警団法」という、軍がむやみに警察活動に関ることを防止する法律があるが、ブッシュ政権はこのアメリカ憲法の精神に反する方向を強めようとしている」とも見られる側面もあるようです:
 http://www11.plala.or.jp/jins/senryaksiten/shiten2005/shiten2005_10_11.htm
 実はこのブッシュの鳥インフルエンザ対策に軍の出動を検討しているというニュースもラジオの同じ番組内で話されていました。

「風評被害などを避けるために、情報の開示とハッキリした方針が必要になりますね」というのは同感です。日本で政府が(ある意味で政府に素直なマスコミが)鳥インフルエンザの話題をあまり採り上げないのは、風評被害を避けるというより、事なかれ主義の側面がないかと懸念されます。

投稿: やいっち | 2005/10/19 22:36

やいっちさん ごめんなさ~い
ここにアップをして下さっていたのに、来るのが大幅に遅れました。

鳥インフルエンザでこの前大騒ぎになったのですが、もう、そんなことは忘れたように話題に上りませんね。
インフルエンザは乾燥した空気が好きだからまた、冬になると流行する気配がありますが
鳥も、そうなのでしょうか。
同じ菌種のようなものですから。

この頃病院では、ピロリ菌除去の内服薬が出されるようになりましたね。
胃が痛いというと、今ではこの菌の検査をされます。
そのうち耐性を持ったピロリが出るのではないかと、気になります。
胃液の酸度は強力なのに、この中で生きられるというのも、すごいですね。
長い世紀人類は、ウイルスと戦い、抗生物質が飛躍的に能力を高めましたが、現在の医療は抗生物質を使いすぎるのですね。
風邪でも、抗生物質を投与されます。
昔は「寝とけ」で終わったようなものでも。
菌だって種族保存が大事ですから進化していくのでは?と思います。
いたちごっこで、これからも、人類の生存を脅かすような菌が出現するのではないでしょうか。

投稿: 蓮華草 | 2005/10/20 18:54

蓮華草さん、コメントありがとう。そして画像を勝手に使わせもらって、気を悪くされてないですか。でも、どうしても紹介したかったのです。
皆さん、リンク先へ飛んで行って御覧くださいね。
「この頃病院では、ピロリ菌除去の内服薬が出されるようになりましたね。
胃が痛いというと、今ではこの菌の検査をされます」
 なるほど、最近の病院ではそういう状況になっているのですね。でも、内服薬は何も頼まなくても出されるのでしょうか。事前に検査したりとか、症状を訴えるとかするのでしょうか。

「胃液の酸度は強力なのに、この中で生きられるというのも、すごいですね」
 実はこのコメントを読んで思い出したのですが、同じラジオ番組の中で、コメンテーター(ゲスト)の方は、ピロリ菌はアルカリ性の物質を発散し、胃液の酸と中和することで生き延びている、という話もされていたのです。
思い出させてくれてありがとう。これも、本文に付け加えるべき話ですね。

「そのうち耐性を持ったピロリが出るのではないかと、気になります」
 確かに。遅かれ早かれ耐性菌が出現するのは間違いないでしょう。
 ただ、大切なことは今のピロリ菌を狙い撃ちする抗生物質を的確に投与(服用)することだと思います。
 耐性菌がドンドン生まれたのも、当該の菌を狙い撃ちする抗生物質を使わず、やたらと強い抗生物質を投与すればいいんだろう、という大雑把なやり方が耐性菌の変貌を促進してしまった側面があるわけです。
 とにかく、お医者さんにも勉強してもらって、的確な抗生物質を必要十分な量、投与してもらうことです。
 そうすることで、新たな耐性菌の出現を少しでも先延ばしできるはずですし。

 いずれにしても、日本は鳥インフルエンザのことを話題にする機会が少なすぎるような気がします。欧米などの危機感が嘘のようです。
 何事もなければ、それはそれでいいのですが。

投稿: やいっち | 2005/10/20 21:44

やいっちさん 言葉が足りませんでした。(^^ゞ
ピロリの件ですが、まず検査です。
ピロリの存在が、確認されてから内服です。
除菌が確認されたら、内服はやめます。

しかし、ピロリって可愛い名前・・・。

もしかして、鳥インフルエンザは、中世におけるペストのような存在になったら・・・
考えると怖ろしいです。
欧米の反応は、もしかしたらそれを予測していたりして・・・・大げさでしょうかね?

投稿: 蓮華草 | 2005/10/21 19:06

蓮華草さん、こんにちは。

ピロリ菌、名前が可愛いって、NHKラジオのキャスターの方もおっしゃってました。ホント、ピロリとコロリで一字違いなのに、印象は大違いですね。

さて、鳥インフルエンザのウイルスの件ですが、欧米では、本文にもあるように、1918年から翌年にかけて大流行し、世界で少なくとも二千万人以上が亡くなった(日本でも39万人以上)という直近の惨劇が記憶に新しく、その悪夢の再現にならないよう懸命な対策を取ろうとしているわけです。

テロとの戦争やハリケーンによる災害、パキスタンなどの大地震、インドネシアの洪水と、世界が自然(だけじゃないけど)災害に見舞われ、それは動物たちにとっても災害であるわけで、動物(植物、細菌)にとっての生息環境の惨劇が動物たちの異変を引き起こす可能性は少なからず考えざるを得ないのではと思われます。

投稿: やいっち | 2005/10/21 21:13

やいっちさん、私は、また、すべっちゃいましたね。
ちゃんと読んでいない証拠 (^・^)バレバレ

ごめんなさーいです。

投稿: 蓮華草 | 2005/10/22 07:23

蓮華草さん、気にしないでね。
小生自身が一番のドジな奴。今日、未明に「稲架(はさ)」についてあれこれ書いたのですが、今朝になって早速、訂正やら追記やらする始末だったのです。
いずれにしても、小生が綴っているこの一連の随筆は、自分が知らないことだからこそ、あれこれ調べて書いている。
だから、皆さんのお知恵を拝借して、随時、加筆・訂正・更新をしていくばかりなのです。
これからも、よろしくね。

投稿: やいっち | 2005/10/22 09:56

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