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2005/09/23

ちょっと更新…今朝は集会

無精庵風土記 - キムタクといえば」をアップしました。やや駄文に近いのですが、楽しみつつ書いた雑文です。このたび、ホームページの掲示板に情報を戴いたので、追記したものです。

 今朝は会社で集会があった。毎月ではないものの、前日午前からの仕事が今朝、7時前に終わって、休憩所で仮眠を取り、8時半過ぎから開始ということで、夜勤明けの小生にはとても堪えるもの。
 車載カメラで撮った事故の映像を幾つか見させてもらった。いずれも、自社の車での事故。こちら側に責任のある事故のみの映写なので、見ていて、ドキッとする映像。この数ヶ月の間の事故なので、生々しくもある。
 町中を走ると、事故現場を通り過ぎることが日に何度か。仕事柄、救急車やパトカーの赤色灯の点滅を見る機会も、大方の人よりは多いはず。
 壊れた車やオートバイ、自転車などを見ると、明日は我が身と思う。それも、自分が犠牲者になる可能性というのではなく、自分が加害者の立場になる恐れを思うのである。
 まして、事故の様子を車載カメラの映像で、我が社のドライバーの事故の形で見ると、生々しいどころではない。

 タクシードライバーになってこの9月で丁度十年。よくぞ、運転のうまくない小生が大過なくやってこれたものと我ながら感心してしまう。
 これまで何度、路上に横たわる犠牲者を見たことだろう。宅配のバイクの運転手がタクシーと衝突し、路上に転がり、身動き一つしない。
 そばでドライバーが青褪めた、呆然自失といった、心ここにあらずという表情で立ち尽くしている。
 小生は衝突そのものは見ていないが、衝突した時の音は聞いている。今も、あの、グシャ!という気色悪い音を覚えている。
 日々、車、オートバイ、自転車、歩行者などと擦れ違う。明日は我が身。それは犠牲者になるという意味でも加害者になるという意味でも明日は我が身なのである。
 とにかく、運転には細心の注意を払っている。そうはいっても、お客さんは急いでいる。たらたらとは走っていられない。速く、一刻も早く、一台でも追い抜いて、信号待ちには引っ掛からないように、他社のタクシーに負けないように、好きでもない割り込みも時にはする(仕事でなかったら、決してしない!)、お巡りさんに捕まらないように、ノービスに引っ掛からないように、道を間違えないように、道の選択を間違えないように、お客さんのニーズを読み誤らないように…。
 でも、間違えることがある。昨夜も、ここでは書けないけど、苦い、苦い、情ない間違いをしてしまった。辛くて、思い出すのも嫌な失敗。
 神経を擦り減らす仕事。車を降りた途端、小生は、もう、魂の抜け殻みたいになる。細かなことに拘らなくなる…。それというのも、あらん限りの神経は仕事で使い果たしてしまっているから、日常の大概のことに拘るような余力がなくなってしまうのだ。
 魂の抜け殻、腑抜けになってしまう。へとへとになり、帰ったら、ひたすら寝るだけ。グロッキー状態なんだもの。
 なのに、小生は睡眠障害があるし、それでなくても、近所の下手なピアノの練習の音などが聞えてきて、明るい日差しの遮りきることのできない日中は、眠れない。
 なので、細切れの睡眠、惰眠、仮眠、居眠りの連続となってしまう。寝る前より、目覚めた時のほうが疲れた!と感じてしまう。
 そうはいっても、それなりに楽しい面もあるのは事実。景気さえそこそこなら、流しで仕事ができるなら、自分に合っている面もあると思う。
 
 余談が過ぎた。タクシーにはラジオや無線装置のほか、料金メーター、空車(実車、回送)表示板、事故などのための車載カメラ、カードでの支払いのためのカードリーダー、ETC装置、(我が社は標準装備していないが、カーナビ)、携帯電話、無論、運転のためのパネル、空気清浄機、その他、機械で溢れている。
 昨日の集会は、その勉強会でもある。
 とにかく、タクシーも日々、勉強なのである。
 というわけで、本日は、帰宅が遅くなったこともあり、季語随筆も書けず、全くの番外編、ただの呟きになってしまった。
 ごめんなさい。

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