ブログに暮れていく
小生の今年が銘記されるとしたら、一つは掌編年間百篇の試みだろうか。今のところ、99個まで来ている。後一つは年内の楽しみとして、年末ギリギリに書き上げるつもり。そうしたら、お正月は、お茶とピザなどで祝盃だ。
(ちなみに、昨年は、オフ会での出会いとサンバへの自分なりの関わりだろうか。)
二つ目は、秋口というか夏の終わり頃からブログを始めたこと。
三つ目は、七夕の直前に川柳乃至は俳句モドキの実作に手を染め始めたこと。この仙流(!)は、始めてみて勉強不足を痛感している。ある意味、このブログの無精庵徒然草を始めたのも、季語随筆日記と銘打っていることでも分かるように、日に一つは季語(季題)について勉強することが目的の一つになっている。季語(言葉)を巡って、伝統に遡り、言葉の周辺をさぐり、同時に、単に知識として知るだけではなく、自分の生活実感を大切にして、言葉に自分なりの肉付けを与え、さらには駄句の実作練習に励みたいという、壮大なる目論見が潜んでいるのである(かなりあからさまな目論見なのだが)。
ブログを分からないままに見切り発車で始めたのは、小生の場合、文章を書くのはいいとして、それをホームページに載せるのが厄介だった。主に時間的な理由で、メールマガジンの配信も、より多くの方に拙稿を読んでもらいたい、ホームページに来てもらいたいという願いからだったが、同時に、ぶっちゃけたところ、ホームページに文章をアップする暇がない、でも、書いた以上は逸早く公表したい、ネットは旬が命だから、というそれなりに切実な気持ちもあったからなのである。
未だ、ブログの機能を十分の1も使ってはいないが、ただ、書いた文章を即、公表し(配信する)という目的に関しては、とにかく実現できているとは言えよう。そのため、時々、文章の流れがおかしかったり、句読点の不備、リンクのし忘れなどがあったりするが、ネットの、どんな出版形態も敵わない瞬発力は生かせていると思うのだ。
ま、不備は、炭火で焚いたご飯のおこげだと思って、大目に見て欲しい。
このところ、小生の知っている方でも、続々とブログに手を染める方が増えている。
以下、順不同(一応は、早くからブログを採用している方を先に)で知っている限りのサイトを紹介しておきたい。()内はサイト主の名前)。
●「sleepwalking @ 夢ウツツ」(田川未明さん)
モノカキ田川ミメイの夢ウツツなあれこれを、夢うつつな写真と共に。
「ゴザンス」というネットでの書き手の文章公表サイトで知った方。小生は自分の不人気ぶりに愕然としていたが、彼女は人気を博し、すでに何冊かの出版もされている。文筆の才能とセンスは小生には眩しい限り。近い将来、機会を設けて彼女の仕事に触れてみたい。ブログの大先輩だ。
「ただそのままで」の中では、直接、小生の無精庵徒然草のことを紹介してくれた。
彼女には他に以下のサイトを運営されている:
「田川未明のつめあわせMOOK「ミ・メディア」公式HP 」
「夢ウツツ・田川ミメイWeblog Mook」
「田川未明短編集「溺レルアナタ」公式HP」
●「我が家に猫がやって来た」(なずなさん)
「なずなさんちの大和君」という副題の付いた、黒猫の大和君のこと、大和君との交流を日記風に綴るサイト。やはり、ブログでは先輩だ。
ホームページは:
「LIFE IS BEAUTIFUL」
小生は、特に絵日記が好きだ。随時、物語なども載っている。
●「rudoのあれこれ・・」(tanuさん)
日記なのか物語なのか、呟きなのか愚痴なのか、とにかく不思議な、でも、暖かみのある画文のブログ。彼女の絵のタッチが、独特の詩文と相俟って、素敵な世界を醸し出している。
ホームページは:
「たぬきの穴」
いろんな部屋がある。それぞれに素晴らしい。これだけの世界を表現できる方はなかなかいないのでは。
●「安見の散歩道」(安見さん)
「毎日の散歩道で見つけた風景」と副題が付いている。好奇心旺盛で且つ自分で挑戦する意欲満々の主婦さんのブログ。彼女には画像処理のノウハウを教わるなど、お世話になっている。
ホームページは:
「yasumi’homepage」
掲示板が賑やかなのが羨ましい。レスを怠らないのは勿論だが、常に話題を提供して、つい書き込みしたくさせているのが人気のコツなのだろう。
●「だらだら日記」(okiさん)
小生のサイトに早くから来てくれ、あれこれ気の利いたコメントを寄せてくれていた方が、いよいよ自前のサイトを持たれた。大学の助手(?)をされていて、教養は抜群。事情もあり、介護や老人問題、映画、音楽、美術と幅広い話題が日々提供されている。生稲晃子のファンだと先日、初めて知った(仲間だ)。
この「だらだら日記」サイトに限らないが、みなさん、ネットで文章を読むという環境をよくご存知で、簡潔な文章を心掛けておられる。小生も真似したいが、つい、余計なことまで書いてしまう。
だから、せめて、小生、写真など載せたりしているが、長ったらしい文章は小生の性癖のようだ。その分、掌編は簡潔に…のはずだったのに、これもこの頃、長め。反省している…のだが。
というわけで、次は写真関連のサイト。
●「βlog 写真倉庫の奥」(tdさん)
「「オリンパスC-750UZ 」で撮った写真をメインに東京の芝公園界隈からお届けする独り善がりの写真展示室です by td」と、サイトの冒頭にあるが、昨年よりデジカメを使い始め、この秋からはブログ日記に載せることもあり、改めて撮影の難しさと奥の深さを感じ、ついつい覗きに行ってしまう。
芝公園界隈というのは、小生が仕事で(タクシーを運転中)しばしば通るところ。なので、親近感が湧くのも無理からぬものがあるのだ。
エッセイや掌編などに使いたいと思わせる写真が幾つも。垂涎の写真群サイトだ。
●「問はず語り」(もとよしさん)
短歌日記サイトだと思う。小生のサイトにトラックバックしてくれた。
●「リコシェ号*」(mocotzさん)
若い女性の日記サイト。スピッツ(犬も好きだが、グループのスピッツ)の大ファンだとか。小生のサイトにトラックバックしてくれた。独特な感性が眩しい。
●「lonesomesweetken 's WEBSITE](ろんさむけんさん)
「ろんさむの世迷言」と題された日記の頁が素晴らしい。名エッセイストの面目躍如の日記が日々綴られている。ブルースのギタリストだというが、彼にはブログで書いてもらいたい候補だ。読みやすくして欲しいし、リンク(トラックバック)しやすいし。
最後に小生のサイトの紹介を改めて一挙に。
今のところ、小生には以下のブログサイトがある。
「無精庵徒然草」(ニフティ)
「無精庵徒然草」(メルマ。こちらで始めたのだった)
この季語随筆日記で、季語(季題)を巡る気随気侭な随筆を毎日、綴っている。小生のブログの本館である。
「無精庵方丈記」
創作の館であり、創作作品は随時、このサイトに載せていく。
「無精庵万葉記」
書評エッセイサイト。書評とは言い辛く、小生が手がけると、何をかいてもエッセイというか駄文になってしまう。
「無精庵明月記」
まさにエッセイの館。今のところ、この数年に書き溜め、メルマガにて配信したエッセイの収納に追われている。随時、新作をアップしている。
「無精庵越中節」
我が郷里・富山にちなむこと、我が仕事・タクシーをめぐること、ほかに我が趣味・オートバイ、広くは交通一般の文章を掲載する。
「無精庵風土記」
駄洒落文・語源探索・駄文の殿堂だ! 小生の大好きな文章を収めているといって過言じゃないかも。今年は、掌編作成のプレッシャーが過重で思うように書けなかったが、来年は駄文の嵐かも。
「無精庵投句の細道」
無精庵徒然草の他で捻った駄句の数々の格納庫。我が駄句に魅せられた方々のため、駄句のみを掲載している。まだ、七月以来に制作した句の半分も掲載できていない。やがては、我がメインのサイトになる(はずである)。
当然ながら、小生にはホームページがある。
「国見弥一の部屋へようこそ」
我が本家本元本拠である。ブログサイトを立ち上げる以前の文章群が収蔵されている。分かる人は分かるだろうが、ブログに載せない類いの文章も載るかも。
最後に、日記らしいことを少々。二週間ぶりにメルマガを配信しました。メインは、小生がメンバーでもあるサンバチーム・リベルダージの新年会のお知らせ。
当該の箇所だけを転記しておく:
◎ リベルダージ新年会のお知らせ
リベルダージのメンバーらによる、(サンバ)ダンス、ミュージックの饗宴。31日までなら参加(出演)も可能かも。他チームの参加もある(はず)。ボイ・ブンバの音楽と踊りは、新年会で知ったのだった。
日時:2005年1月9日(日) 13:00~18:00
場所:アサヒスーパードライホール 4FスクエアA
(あの突拍子もない目印が屋上にあるビルだ! ちなみに、あの目印、う○こだとか、觔斗雲(きんとうん)だとか称されたりするが、あれは、「炎のオブジェ」で、躍進するアサヒビールの心の象徴なのだとか。また、「スーパードライホール」は、フランスの著名なデザイナー、フィリップ・スタルク氏によるもの。この建物をじっくり眺めるのも一興かと。)
住所:東京都墨田区吾妻橋1-23-1
地図(交通):
料金:1人3000円で、飲み放題食べ放題!
電話: 03-5608-5126
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コメント
ここで、このように紹介していただけるとは思っていませんでした。(汗)
只今、いい加減なTOP絵をさらしているところ(12月28日)でして、「大和君」のページもオソマツなつくりです。絵日記の絵も手抜きもいいところで・・・・心してまた、作っていこうと反省したのでした。今後とも宜しくおねがいします。(*^_^*)
投稿: なずな | 2004/12/29 00:30
なずなさん、勝手に紹介して御免ね。
好きなサイトだからね。在宅の日は日に二度はお邪魔してますし。
小生など、恥の掻きっ放し。絵も詩も書けないので、羨望の的なのです。
こちらこそ、宜しく、です。
投稿: 弥一 | 2004/12/29 03:15
紹介ありがとうございます。
私もデジカメは昨年の10月に初めて手にしたんですよ。
弥一さんの写真は私の活動し得ない時間帯。いつも興味深く拝見しています。
投稿: td | 2004/12/29 11:07
ここで紹介していただいたせいか、皆さんお暇なのか、この24時間のアクセスが普段の二倍になりました。ほんとうにありがたいです。
簡潔な文章というより、僕のパソコンは長文を書こうとすると「インターネットに接続していません」とわけわからぬ表示が出てしまうのです。原因不明。tanuさん、なずなさんなどノブログにも後ほど出没しますね、よろしく。
投稿: oki | 2004/12/29 16:24
弥一さん。
ご紹介にあずかり恐縮です。
いや、なんだかこそばゆい(笑)
ここに記されているブログ、ゆっくり訪ねてみたいと思います。お正月の楽しみが増えました~。
ほんとうにどうもありがとう。
投稿: ミメイ | 2004/12/29 23:11
tdさん、「私もデジカメは昨年の10月に初めて手にしたんですよ。」はショック。同じ(?)経験年数なのに、小生との腕前の差がここまで開くとは。もう、小生は文章に専念します、と言うしかないですね。
近いうちに写真を借ります(その時はお伝えします)。
okiさん、カウンター(アクセス解析)は見えないけど、コメントの数が人気を現していますね。来訪者が話題に乗りやすいよう、気を使って書いておられる? 折々、写真など載せるともっと人気が出るかも。
ミメイさん、ゴザンスなどで折々には読んできたけど、近いうちにまとめて読んで全貌を見ちゃおうかな。
これからも宜しく!
投稿: 無精こと弥一 | 2004/12/30 14:33