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2004/09/30

雨の十六夜

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 何だか、今日も慌しいうちに過ぎ去ってしまった。十五夜の月は、雲間隠れに何とか愛でることができたが、今日は、東京は雨。時折、強く降ったりして、到底、月影の出る余地はない。
 明日(既に今日だけど)は仕事なので、ノルマとしての掌編書きのチャンスは今日だけ。一昨日までに七つ。今日、一つ、書いておかないとノルマが果たせない。が、夜半になって、頭がスッキリせず、虚構作品を書く気力がまるで足りない。
 なので、ロッキングチェアーで一眠り。気がついたら、一時半。何を書く当てもないのだけど、とにかくパソコンのモニター画面に向かい、あちこちのHPを覗いて回ったりして、その気のやってくるのをひたすら待つ。波が来たところで、波の行方など考えず、とにかく乗る。下手すると、とんでもない波で、沖に浚われていくかもしれない。溺れてしまうかもしれない。
 でも、とにもかくにも、波に乗ることを試みるしかない。
 出だしの一行、あるいは、脳裏を掠める何かの光景、糸口となる観念か感覚、そうした微かなものたちが端緒なのである。
 というわけで、先ほどまで、掌編を書いていた。タイトルは、「透明人間」。変なタイトルだと自分でも思う。また、大方の人は、このタイトルで、常識的に思うことを想像するのだろう。
 が、小生が書いた作品は、妙にシリアスなものになってしまった。そのうちに(多分、一ヶ月以内に)HPにアップしたい。
 なお、日記でも書いた事情があって、配信を見送ってきたメルマガだが、昨夜、やっと配信した。遅れての配信、申し訳ございません。
 
 さて、今日も駄句の洪水が続く。
 既に昨日の日付でも相当量、アップしたのだが、それらに続けとばかりに、駄句の嵐じゃ:

 懐中物 軽さのあまり 身に沁みて
 待宵に顔を洗っての十五夜よ
(「身に沁む」や、「待宵」は秋の季語だとか。下に出てくる、「花野」も、秋の季語)

 素の顔を 化粧の失敗と 言い張って
(化粧の)乗り悪し 心の迷いが 現れて
 化粧はね 根性までは 隠せない 
 厚塗りし お絵かきしての 化粧かな
 化粧落とし 地を晒しての 恋の夜
 花の香は 移りにけりな とっくのとうに
 花の香や 移りしゆえに 浮気バレ

 花野にて 終の棲家を 見つけけり
(この句は、鈴木真砂女の「来てみれば花野の果ては海なりし」を脳裏に浮かべながらのものです。)

>うつ伏せて 孫といっしょに 見る野原 小さな秋や あちらこちらに  さくらえび

                  負いし我 やがて負われて 苦笑い   弥一

>日本海の潮の香清(すが)しこの浜に遊びにし日も現の如し  michio

    谷浜の丘渡る風清々し佐渡を見遣るは良寛さまか  弥一

>日本海の色もて染めしかハマゴウの青く小さき花揺れており  michio

    ハマゴウの群れ為す浜にはるばると吹き渡る風行方知らずも 弥一

 掲載した写真は、火曜日の営業も終わりに近付いている水曜日の未明。彩雲が鮮やかだった。さすがに十五夜の月は、その時間には見つからなかった。翌日の水曜日は、昼頃、ふと目が覚めた頃には、ザーザー降りの雨。十六夜の月は愛でられなかっただけに、十五夜の月を拝めたのは運が良かったということか。

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コメント

いつも私の句を紹介して下さり有難うございます。

夕焼けに 染まる気持は もう遠く

でも美しいものは美しいと感じますよ。

投稿: さくらえび | 2004/10/01 00:45

 さくらえびさん、コメントをありがとう。
 勝手に日記に載せていますが、もし、不都合があったら、遠慮なく言ってくださいね。
 どれほどの方が覗いているのか、分からないけど、万が一にも迷惑を掛けてしまったら、申し訳ないし。

> 夕焼けに 染まる気持は もう遠く  さくらえび

   夕焼けよ 心の熾き火と 冴え渡れ   弥一


投稿: 弥一 | 2004/10/01 08:11

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