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2004/09/19

夏の或る日の日記から

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 以下は、八月の終わり頃に書いた、やや戯作調の日記。一読すれば分かるように、浅草サンバカーニバルが終わって、なんとなく虚脱感が漂う。夢の世界から現実に、引き戻され、戸惑っているような、何処か投げ遣りな雰囲気が漂う:

 ヒグラシ日記
 支払い期限が31日。郵便局で支払いしたんだけど、驚いたことに、窓口で一切待たされることなく処理してくれた。最速だ。これはこれで物足りなかったりするけど、贅沢な思いだね。
 ああ、それにしても、なけなしのおカネが呆気なく消えていった。自分のものでありながら、自分のものではなかった、なけなしのあのおカネ。まるで勝手に恋人と思い込んでいた人が立ち去っていったようだ。

 " 蜩(ひぐらし)よその日暮しと笑うなよ "
 支払いに行く途中、何処かの民家の石塀から緑滴る木々が。ふと、先月、スクーターで帰省し、我が郷里に付いて、高速を下り、一般道を走っていて、道路上から脇に青々と実る稲穂の田を連想してしまった。
 
 " 秋の田や大海原と競うごと "

 そういえば、北陸自動車道に入り名立谷浜近辺に近付くと海が見える。夏の海。貧しい青春を送った小生だけど、それでも、何一つ思いでがないわけじゃない。
 
 " 底深く思いを沈めて北の海 "

 浅草でスタッフとして手伝いをした。大蛇の目などの制作に立ち会ったり。その大蛇の目を見て、ふと、遠い昔、田舎の何処かの田圃で見た蛇とカエルの睨みあいを思い出した。

 " 蛇の目に竦むカエルよちびるなよ "

 それにしても、山車押しの疲労は取れたけど、今になってふくらはぎや体の節々が痛む。
 
 " 浅草の思い出詰まるふくらはぎ "

 作り物めいた日記文の転記は、ここまで。
 以下は、この一両日に作った、これまた戯作調の句の数々:

 曼珠沙華 いずみのほとりで 咲き乱れ
 曼珠沙華 秋の訪れ 寿いで
 曼珠沙華 目覚めろ弥一と 怒るよう
 曼珠沙華 お下がりの饅頭 饅頭下げ
 饅頭は 包む皮より 餡子だぞ
 饅頭食べ いのちのいずみ 湧くーってか

 木下利玄の「曼珠沙華一むら燃えて秋陽つよしそこ過ぎているしづかなる径(みち)」に添えて:

 曼珠沙華 彼岸を萌やして 咲く花か    弥一

 以下は、あるサイトの掲示板への書き込み

 小生、昨夜も性懲りなく、同じ失敗をやってしまった。バイクのトランクに鍵の閉じ込め。惨めー。情ないー。気のせいか、失敗のサイクルが縮まっているような…。行末はどうなることやら。

 秋の暮れ あっしのドジに 呆れてた
 小夜時雨 降るは弥一の 胸の中
 ドジ加減 これで打ち止めと 思いたい

 ああああ、涙雨が、降るーーーー!

 掲載した写真は、或る日或る場所での朝焼け。
 我が人生は傾くとも、そんな小生にお構いなく、日々に新たに日が昇る。朝日が眩しい!

 日は昇る 誰に断りなく 日々新たに……ああ、切ない!
 

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